よし、それじゃあさっそく、フリーソフトを作ろう！ここまで当サイトを読まれて興味をもたれた方、
すばらしい決断です！
ところで、肝心のフリーソフトの内容…何を作ります？ 現在、何万というフリーソフトがインターネット上にあふれ、大方のアイデアはみなソフトウェア化されています。今さら何を作ればいいんでしょう？
実はこの辺のアイデアの出し方、「発明品を生み出す発想法」とよく似ています。
つまり今あなたが不便を感じているもの、OSの機能に不足しているもの、もっと簡単に言っちゃえば、
「こーんなソフトがあったら超ー便利なんだけどな…」と、あなたが思うもの、まさにそれこそ、みんなが欲しがっているソフトなんです。
とはいったものの、普段そんなに不便を感じることもないし、OSの基本機能や既存のフリーソフトなんかで、大体のところは間に合ってるんだけどな…。もちろん、それもそうでしょう。
でも意外と気が付かないところに、開発のヒントって眠っているもんなんですよ。ホント。
ここでプログラムの基本的な便利機能についておさらいです。プログラムが便利なのは、
| １ |
人間がやるにはめんどくさい処理を、何度でも自動的に繰り返して処理してくれる |
| ２ |
保存したデータが何度でも使え、少し変更することで他のケースでも再利用できる |
| ３ |
プログラムは正確で、正しく指示さえすればミスすることなく複雑な処理を行える |
こういった機能です。
このあたりが、実は開発の大きなヒントになっているのです。
あなたが普段、している処理のなかで、
これは仕方がないことだと思ってやっている"めんどくさい処理"。
これって前にもやったよな。また同じことを"繰り返さなきゃいけない"のかよ。的な処理。
これをミスったらまた一からやり直し。絶対に"ミスれないぞこの処理"は…的な処理。
こういったものが、実はOSの機能の不足、現在使用しているソフトウェアの機能的な限界から来ているケースが多々あります。
ここにこそ、開発のヒントが隠されているんですよ！
「しょーがない」とか、「これはこういうもの」と思わずに、機能改善の余地がないか、ぜひよく考えてみてください。
ちなみにフリーゲームを作る場合は、考え方をちょっと変えます。
今あるゲームで、
「ここをこういうふうにすればもっと面白くなるのに…」とか、
「このゲームの舞台や背景を、こーすれば今までにない斬新なゲームになる…」とか、
「この要素とこの要素を組み合わせたら…これは今までにないパターンのゲームだぞ…」
なーんて発想が、面白いゲームを作るヒントになるんです。
ちなみに私の場合、このゲームでは、こんなことを考えて作りました。
| ・表計算ソフトのエクセルと麻雀を組み合わせると面白いかも |
| ・エクセルで遊べるのだからお仕事中に遊べる画面が簡単に作れそうだ |
| ・ついでに（笑）冴子先生やイルカのアシスタントとも麻雀ができると面白そう |
この予想は見事的中し、2009/11現在までに累計57万DLという、皆さまからのすばらしいご支持を頂戴したのでした。
あなたが思う「こんなソフトがあったらいいのに…」。
これこそがまさに、明日のヒット作を生み出す、金の卵のアイデアなんです。
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