フリーソフトを作成したら、できるだけ多くの方に知ってもらい、使ってもらいたい。フリーソフトの制作者なら誰しもが考えることでしょう。
しかし、ダウンロードサイトを開設し、Vectorや「フリーソフト作ったらどうしよう?」で紹介している投稿サイトにフリーソフトを登録しても、なかなかダウンロード数が伸びない。アクセスしてもらえない。といった、悩みは常につきまといます。
オンラインでの動画配信ポータルサイト YouTube
|
フリーソフトの絶対数が多いため、簡単に注目してもらえないのはわかりますが、何かいい方法はないのでしょうか?
あります!うまくいけば、Yahoo!ニュースで取り上げてもらうくらいの効果が期待できる方法が。それは、動画サイトへソフトウェアの紹介ビデオを投稿するのです。
動画サイト、YouTubeやニコニコ動画は、いまやテレビに匹敵するほどの影響力、宣伝力を持っています。
例えば、ニコニコ動画の場合2009/10の時点で、一日のページビューの平均は6000万PVを超えています。YouTubeに至っては、全世界でですが2009/10の時点で、一日のページビューが10億PVを超えるという、とんでもないメディアに成長しています。
これらの動画サイトで、もしあなたのソフトの紹介ビデオが人気ビデオになり、ランキング上位に入ろうものなら、ダウンロードサイトのサーバーが落ちるほどのアクセス&ダウンロードが期待できるでしょう。また、本家のYahoo!ニュースで取り上げられる可能性も出てきます。
しかし、ここでひとつ気を付けることがあります。それぞれの動画サイトには、そのサイトを溺愛するコアなユーザー(住民)がたくさんいて、そのサイト独自の"しきたり"が存在します。彼らの機嫌を損ねるような、ビデオを投稿してはかえって逆効果になってしまいます。
一番大事なことは、そのビデオだけを見て十分、楽しめるか?ということです。単に宣伝目的のビデオだとみなされれば、キツい批評やバッシングの嵐が待っています。
例えばこちらの動画 「http://www.nicovideo.jp/watch/sm8417987」
"Adobe Photoshop CS5"の機能を紹介したビデオですが、ニコニコ動画で過去にランキング1位を獲得、2009/10〜2009/11のわずか2ヶ月間で19万回を超える再生が行われています。
このビデオなど、まさにソフトウェアの紹介ビデオとして100点満点の完成度でしょう。そのソフトウェアが一番見せたい機能を余すところなく紹介し、しかも動画の作りが面白いため、ただのビデオとしてみても十分楽しむことができます。
そのおかげかコメント欄も好意的な評価が多く、このソフトウェアの売り上げに大きく貢献している様子がうかがえます。
このようにビデオを使ってソフトウェアを紹介することは、そのソフトの認知度向上、宣伝、に大変効果的と言えるでしょう。
ただし繰り返しになりますが、単なる宣伝目的のためだけのビデオを投稿することは厳禁です。動画を見た人が、面白いと感じ、十分に楽しめる必要があります。
そのようなビデオを製作できる自信のある方に、この方法はお勧めします。くれぐれも、ソフトの宣伝オンリーの面白さのカケラもない動画を投稿し、キツい批評の集中砲火を浴びることがないよう、十分に注意して実行してください。
|