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回答

質問
アトピー性皮膚炎で治療を受けています。副腎皮質ホルモン(ステロイド)入りの軟膏が処方されているのですが副作用がとても心配です。
答え
副腎皮質ホルモンはアトピー性皮膚炎を抑えこむためにとても良く効く有効な薬剤ですが、長期に大量に使用すれば確かに副作用の問題が生じてきます。
従って、ステロイド剤は他の治療法がどうしても効かないときだけに使用し、普段はなるべくステロイドのお世話にならないようにする工夫が必要です。

そのためにはどうすればよいのでしょうか?

アトピー性皮膚炎は、

  1. 皮膚のバリア機能の低下と微生物に対する抵抗力の低下
  2. アレルギー性の炎症
が原因で発症すると考えられています。
バリア機能が低下すると外界からの刺激をはね返すことができず、ハウスダスト、化学物質、汗や汚れなど種々の刺激に対して過敏に反応してしまいます。
さらに抵抗力が低下しているため、皮膚に細菌やカビなどが住み着きやすくなっており、それらが皮膚を強く刺激したり感染症を引き起こしたりします。
したがって以下のような対策が重要になります。

アトピー性皮膚炎 対策

皮膚に刺激を与えない
衣類:化繊は避ける。下着は綿で、洗剤を良くすすぎ落としたものが良い
掻かないように気をつける
皮膚を清潔にする
38~40度のぬるま湯にゆっくり入った後、汚れや前日までに塗った軟膏を洗い落とす
強酸性水で皮膚を消毒する
保湿する
医師の指示に従い軟膏を塗る

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