● 操り人形 - ゲーム紹介 ●

 このゲームは、暗殺者や盗賊といったさまざまな能力を持つ人物を「操って」建物を建てていき、 都市を発展させていくゲームです。


 このゲームはタイトルにもあるように、人物をいかにうまく操るかが重要になってきます。 人物は全部で8種類あり、(5人プレイの場合)ラウンドの最初に2人をランダムに除外します。 除外されたうち1人は全プレイヤーに公表されます。

 各プレイヤーは、最初のプレイヤーから順に残った人物を1人ずつ秘密裏に選んでいきます。 最初のプレイヤーが人物カードを1枚選び、残りを次の人へ渡すというのを繰り返し行っています。 最後のプレイヤーは2枚のうち1枚を選び、残りは裏向きにして場に置きます。

 このようにしてプレイヤーごとに人物を1人ずつ選んでいきます。誰が何を取ったかというのは、 確実には分かりません。


 ゲームの要素自体は簡潔です。自分のターンにできることは、お金または建物カードを補充し、 建物を建てて、人物の能力を使うといった3つだけです。

 相手を妨害する能力のいくつかは、プレイヤーではなく人物を対象にするので、 適切なプレイヤーを妨害するためには、ある程度そのプレイヤーの性格を読む必要があるわけです。


 「有利な人物は取りたいけど、他のプレイヤーに妨害されそうだ」とか、 「これを取れば妨害されないだろう」とか、 「こっちには妨害されないから、都合のいいカードを取ってやろう」とかといった、 さまざまな思惑が交錯します。これがこのゲームの醍醐味だと思います。

 この手のカードゲームにしては、プレイ時間が少々長い(90分くらい)なのが欠点ですが、 要素自体はシンプルで、取っつきやすく、気の知れた仲間同士でやるのにはいいゲームだと思います。 とくに、他のプレイヤーの心理を読むゲームが好きな人にはおすすめです。


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