● フィレンツェの匠 - ゲーム紹介 ●

 このゲームは、ルネサンス期のイタリアが舞台のゲームです。プレイヤーは芸術家や学者を雇い、 さまざまな作品を作らせていき名声を得ていくゲームです。

 芸術家たちは作品を作っていく際に、建物や景観、娯楽などいろいろなものを求めており、 要求を満足してあげることにより、よりよい作品を作ることができるようになります。 また、雇っている芸術家の数が多ければ多いほど、よりよい作品を作ることができます。 よい作品を作れば、それだけ高い名声を得ることができます。

 しかし、芸術家を雇ったり、建物を建設したりするのにはお金が必要になります。 お金を得るためには、作品を他のところに売るしかありません。ゲーム上では、 名声と引き替えにお金を得ることになります。


 ゲーム的なおもしろさとしては、計画性と競りにあるでしょう。ゲームはわずか7ラウンドしかありません。 また、各ラウンドは2回しか行動できません。この少ない手番でより多くの名声を得るためには、 計画性が重要になってきます。

 もう1つ計画を立てなければならないのは、自分の領地に建てる建物です。 領地は7×7のマスに区切られており、この中に大小さまざまな建物と景観を建てていくことになります。 ここで重要なのは、条件を満たさない限り「建物同士は隣接できない」というルールです。 このため、どの建物をどこに作るかという計画も重要になります。

 また、ゲーム中に必要なもののいくつかは競りで入手することになります。 どのくらいの値段で競り落としたらいいかといった、競りの駆け引きも重要になってきます。


 このゲームは、計画性と状況に応じて柔軟に対応できる力が大切になってくると思います。 ゲームで使うものが多くて多少煩雑ですが、慣れると案外スムーズにプレイすることができるでしょう。 競り系のゲームや、リソースを管理するゲームが好きな人にお勧めのゲームだ思います。


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