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会場が御徒町と普段なら遠くて手が出せないところだったのですが、お仕事の都合で、たまたま近くまで来ていたので「創作ゲーム会」に参加することができました。いろいろと創作ゲームを持ち寄ってプレイするという、創作ゲームのみの企画です。プレイしたゲームを中心にレポートします。
お仕事終了後、山手線で御徒町へ到着しました。このあたりに行くのも久しぶりかもしれません。会場が 22:30 まで使えると言うことで、遅くなるのに備えてマックで軽く食事をとりました。そのあとで会場の DayDream へ。
始めてくる場所と言うこともあるので、会場についてのレポートを。
場所は、JR 御徒町駅から徒歩 5分以内の距離にあります。山手線からすぐにアクセスできるというのは、立地条件としてはかなりいいと思います。
会員制ということで身分証明書を出して、会員手続きをしてから参加しました。TRPG歴を書く欄があったのですが、始めた時から計算すると 13年になりますね。最近は活動していないのですが。
スペースはかなりゆったりとしていて、長方形のテーブルが 4テーブルあります。収容人数は 20人程度まではいけるかと思います。いすの座り心地はけっこうよかったですね。あと店内 BGM もいい感じの曲がかかっています。
店内では、飲食物が売られていたり、TRPG書籍があったりもします。もともと TRPG 用のスペースですから、そういう需要が多いのも納得できます。飲食物は若干割り増しにはなっていますが、出かけずにすませられるのは便利です。
YS のプレイスペースや柏木と比べて、静かで落ち着いたイメージがあります。TRPG も常に騒がしいということはないですし、ゆったりと落ち着いたゲームをプレイするのにはちょうどいいかもしれません。
料金は 30分 200円です。これを安いと見るか、高いと見るかは人次第ですね。午後から閉店までいるという使い方をするとかなり高くついてしまいますが、TRPG の 1セッション 3時間程度で 1200円と考えると、そういう楽しみ方がちょうどいいのかもと思いました。
さて、ここからはプレイしたゲームのレポートになります。
早い時間帯に来ていたと言うこともあり、最初に私の作品をプレイすることに。リクエストもあったので「ことばであそぼ」を出しました。やや得点の高い展開でした。
今回は「パ」行の活躍が目立ちました。6文字の「でんきうなぎ」というすごいことばもできました。難点は、3ターン目以降、場が静かになってしまうことでしょうか。
今回はお仕事から直行したので、デジカメは持ってきませんでしたが、デジカメに納めるのをはばかられることばがテーブル上にひとつ残りました。ことばを採用する、しないはメンバー次第でということですね。
このゲームのプレイ中に、Table Games in the World のおのさんがやってきました。私がなかなかゲーム会の遠征に出ないこともあり、お会いするのは約1年半ぶりだったりします。
重いゲームの後は、軽いものということで投入しました。説明するよりも、1ターンやってみるのが早いゲームなのですが、実際に出すバージョンは説明書が頼りになりますね。
今回は、250点、500点クラスがちょこちょこと出るものの、最後の方で点差が詰まる展開になりました。1 で夢を見るのは、このゲームのスタイルのひとつですが、普段よりも夢に走るプレイヤーが多かったかもしれません。
最後は倍率ダイスで 2倍を 2回決めて、一歩抜け出してそのまま逃げきりになりました。普通のサイコロも、ばらけることが多く、倍率ダイスも out が多いという、サイコロの期待値通りの展開になりました。実際にはもっと荒れることの方が多かったりします。
ここからは、他の方のゲームを。グランペールの山上さんから出された「ぱてぃしえ」をプレイしました。DayDream の片野さんの創作ゲームは同名でカタカナ表記ですが、それとは別物です。
審査員の好みに合わせたお菓子を作るゲームです。お菓子は 5種類の食材からなり、食材の組み合わせが審査員の好みにあっているかどうかが得点になります。
ゲームの作り自体はシンプルなのですが、カードに書いてある情報量が多すぎて、何がどうなっているかがちょっとわかりにくいように思いました。お菓子の作り方のバランスはうまくできていると思うだけに、そのあたりが特に気になりました。
MAGIC のカードの文は、テンプレートに沿って書いてあるという話を昔聞いたことがあります。TCG風のゲームにするときは、そのあたりをしっかりと抑えた方がと思いました。用語の定義もしっかりと、表記揺れの内容にしたいものです。
Target creature gains flying. (対象のクリーチャー1体は飛行を得る。)
この1つの効果テキストに対しても、いろいろな定義の元で成り立っているわけですから。
お次は、かゆかゆさんが持ってきた、学園ものの生徒会選挙ゲームです。部活などの団体を場に出していって票数を稼いでいく、ターン制、アクション数限定のゲームですね。
前の「ぱてぃしえ」も、これもほかのプレイヤーを直接攻撃するカードが多く、アメリカゲームの流れが強いような感じです。TCG 的な要素が入っているのですが、大まかな構造は問題ないと思いました。
ゲーム的な観点からだと、カードバランスの微調整と、ゲーム中の用語をどうまとめるかにかかってくるかと思います。世界設定とかは本当に雰囲気が出ていました。
かゆかゆさんのオリジナルから。3人で調整していたのを 4人で試験的に試してみたとのことです。トランプを使ったカウントアップ系のゲームですね。自分のカードを自分に見えないようにするために、わりばしを使ったのは面白いアイデアだと思いました。
これは、単純で、考える要素があっていいと思いました。カードを出す際にいかにブラフをかけるかがポイントになりそうです。自分は罠にかけられているのではないかという疑心暗鬼に陥るのがこのゲームの狙いですからね。
カワサキさんの作品で、ゲームパーティー出展作品です。木製のキューブを積んでいくことで会社を成長させていくゲームです。ゲームパーティー前から知ってはいたのですが、実際にプレイするのは今回が初めてでした。
私の場合、どうも、ビルを積むときに手がふるえてしまい、高層フロアを自分で作るのはリスキーだと考えて、
途中から相乗りを多用してみました。大会社に乗り遅れたと言うこともあり 3位に終わりましたが、アクションの要素と、状況を見る能力がうまく融合されていて面白いです。
「ビルが崩れたら倒産」とか「最後に合併」といったアイデアと、それを木製のキューブでやってしまうという思いっきりのよさは、実にカワサキさんらしいと思いました。
ジレンマ系ゴミ収集ゲームです。何回かテストプレイに参加したことがあるのですが、調整が着々と進んでいます。ゴミの補充枚数の変更は、本当にカツカツさがアップしていると思います。手札操作がかなり要求されます。
バランスは、展開によっていろいろと違ってくるので、調整しにくいところなのかもしれません。得点カードの配置はあれぐらいがちょうどいいような気がしました。ゲームマーケット出展作品とのことなので、できあがりが楽しみです。
「アールエコ」終了時点で閉店時間となりました。終了後はカワサキさん、かゆかゆさんとで感想戦を交えながら夕食を食べました。私は終電の関係で途中で抜けとなりましたが、平日の夜に本当に楽しいゲーム会でした。 ちなみに、最終的に部屋に戻ってきたのは 1:00 ちょっと過ぎでした。
一緒にプレイしてくださったみなさまや、企画してくださった DayDream の片野さんに感謝です。場所の関係もあり、なかなか出かけるのが大変なのですが、今回みたいな幸運が転がり込んできたら、またぜひ参加したいです。
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