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3月1日、とある方からの紹介で「江戸川ボードゲーム会」に参加してきました。文字通り、東京都江戸川区のボードゲーム会です。今回もいつも通りプレイしたゲームを中心にお送りしましょう。
どちらかというと、ここではプレイレポートを中心に書くため、簡単にですが江戸川ボードゲーム会の雰囲気でも。個人的な印象ではありますが、アットホームで本当に地域に根ざした感じですね。ファミリーで来られる方や、外国からの方がいらっしゃったりと、参加者の幅も広く、ゲームを楽しんでいるという感じが伝わってきました。
近くにお住まいで、ボードゲームに興味がある方に是非参加してもらいたいと思いました。なので、ゲーム会自体の紹介は簡単にしておきます。ここからは、いつものプレイレポートです。
「見てもらいたいものがある」といわれて参加したのですが、それがこちらの江戸川区マップの乗車券です。最初に画像を見せてもらったときに、これはすごいと思うほどのデザインで、実物の質感もなかなかでした。
このゲーム会にふさわしい、ご当地マップで江戸川区とその近辺が舞台になっています。鉄道網としては北から京成線、総武線、都営新宿線、東京メトロ東西線、京葉線が走っており、南北を結ぶバス路線が含まれています。
マップを見たときに、交通の要所となるところと、バス路線の一部に難所があることがわかりましたが、チケットの都合で中央から細かくチケットで稼ぐような形になりそうでした。がまさかの、1ターン目に競合路線からの登場でかなり厳しい展開に。
カードの競合もあったりして、なかなか枚数がそろわなかったものの、うまく枚数をためてチケット達成から、追加のチケットを引くと南北縦断の道が出てきました。南北の路線は太さはあるものの、路線長が短く手数がかかるのと、妨害を受けやすいというのがあり、タイミングはかなり難しいのです。
東西路線は、路線の得点が高いのと最長路線もあるのではと思ったのですが、混雑の具合とチケットの都合で分断されたりしたことから、そうでもないのかもしれません。
早めに勝負に出て 2回目のチケットを引き、そこから時間がありそうだったので3度目のチケットで 5点を加算、最後も時間との戦いに勝って、6本路線をぎりぎりで完成させ、最長路線を奪取したところでゲームセットでした。ここまでうまくいくのは、なかなかないとは思います。
終了後、感想戦にも参加しました。ゲームデザインは、どんなゲームにしたいかによるところが大きいのですが、気になったところとかをコメントしたりとか。チケットの振り方が一番難しいところですが、どんどんテストプレイをしていけば、どんどんよくなっていくのではと思いました。
江戸川が出たので、調整中の「日本乗車券」を実際にやってみました。前日、テストプレイであれだけひどいワンサイドゲームになったので、どうしようかと思ったのですが、とりあえずチケットを35枚から25枚に大幅削減をして望みました。今回は、5人が集まったのでディーラーをやって観戦していました。
メンバーが替わるとゲームの雰囲気は変わるもので、北海道にいきなり3人登場した以外は、比較的手札をため込む展開になりました。新幹線の路線が無色で比較的速く埋まりやすいのですが、誰も出なければ自ずと手札がたまってくるものなので。
チケットは25枚に削減したので、中盤から終盤で引ききりました。ただチケットに一工夫があるので、これはこれでいいのかもしれません。今回はチケット達成枚数で勝負が決まった感じでした。
日本を舞台にしているのでなじみやすいぶん、受け入れやすかったのではと思います。ゲームとしては、シビアな感じになりやすいのですが、今回プレイしていると比較的場所も広々としていたようで、メンバーに依存するところはありそうです。
全体ゲームの待ち時間に、簡単にプレイしました。お題と全く同じ大きさの窓を当てるという脳力系ゲームですね。ちょっと前の作品で、ゲーム会を中心にそれなりにプレイされていたゲームではあったのですが、機会がなく実は初プレイだったりします。
目の感覚は当てにならないもので、なかなか同じ大きさの窓を選ぶことができなかったりとか。このあたりのもどかしさと徐々になれていく感じがこのゲームのおもしろさだと思います。
なお、一度出たお代はもう出題されないため、終盤になると記憶力もある程度試されます。というよりも、まだ出ていないタイルの情報でしか当てられませんでした。
まとめてプレイするようなゲームではありませんが、ルールもとてもシンプルで楽しめる作品ですね。こういった空いている時間にプレイするのにいいゲームだと思いました。
そして、今回の全体ゲームです。親が切り分けたケーキを順番に選んでいき、食べたり、とっておいたりしながら得点を稼ぐというセットコレクション系のゲームです。「ケーキを平等に取り分ける方法」をそのままゲームにした感じですね。
このゲーム、ルールはとても単純ですが、悩ましい要素はふんだんに含まれています。ケーキを切る親は、最後の余り物をとることになります。なので、露骨な切り分け方をすると残念なものしか残りません。
あとは、ケーキは「11等分」されていることです。対応人数では割りきれないため、どこかで個数の偏りが出てきます。切り分けた部分によって価値もまちまちですが、きっちり人数分に切り分ける必要があるため、どこにナイフを入れるかはかなり悩ましいですね。
とる方も、自分の有利になるようにとるか、いわゆるお仕事をするかで悩ましいですし、とった後も目先の得点のために食べるか、とっておいて最終得点にかけるかの選択があります。
見た目はとてもおいしそうですが、実際にやってみるとかなりのボリュームがあるというのは、ある意味ケーキらしいかもしれません。
プレイした感じですが、やっていること自体は楽しいですが、とても悩ましくそのあたりのギャップがありますね。短時間ですが、れっきとしたゲーマーズゲームです。コンポーネントの先端の扱いに注意が必要ですが、見た目的にもプレイ時間的にも、個人的に好きなタイプのゲームでした。
あとは、これを実際のケーキでやってみるチャレンジャーはいないかもちょっと気になったりとか。
途中からの参加で前日テストプレイされたものを、やってみました。得点計算の複雑さが、重さになっていると気づいたりとか。
リクエストがあったので、今度はプレイヤーとして参加してみました。こちらも5人プレイです。今回は比較的ルートの棲み分けができていましたが、九州四国3人は若干狭いですね。このあたりは展開に大きく依存するところではあります。
今回は、北海道と九州の長距離争いになりましたが、最終的には追加のボーナスで勝負がつきました。チケットの枚数が抑えられているので、チケットだけで勝ちきれなくなってきたかもしれません。このあたりは、チケットの振り方に大きく依存しますし、かなり調整に時間がかかるのではと思います。
最後に、簡単なゲームということでTrans-TKをプレイしました。東京版の「トランスアメリカ」ですね。このゲーム、千葉と埼玉が運命を分けることになりやすいのですが、不利とされていた鎌ヶ谷をあえてスタート地点に持ってきてそのまま勝ちきるという展開が見られました。
元のトランスアメリカでも西海岸、東海岸が勝負の分かれ目になりやすいのでそれはそれでという感じでした。これもプレイヤーによってだいぶ内容が変わってきそうな感じがします。
最後に、創作ゲームについての情報交換とかをして、会場を後にしました。紹介されただけのことはあり、いろいろと貴重なものを見させていただきましたしゲームも楽しめました。今後の発展に期待しつつ、また機会があえばと思っています。
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