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2006年2月4日、昨年末に1回実施された「縁起物ゲーム会」の続編が行われました。前回は、更新時期とのかねあいで単体でのレポートはなかったのですが、今回はいつも通りのレポートをお送りします。
今回の縁起物ゲーム会は、普段プレイされないであろうゲームが続出しているので、ゲーム情報へのリンクは省略させていただきます。
縁起物ゲーム会ということで、参加者が縁起物となるゲームをこぞって持ち込んでいました。前回にまして、ものすごいラインナップがそろったので、私がプレイしなかったものを軽く紹介しましょう。
「Dr.スランプ アラレちゃんゲーム」は、先にゴールしたら負けのすごろく風のゲームといっていたのですが、実際にプレイしているのを聞く限り、なかなかに気の抜けないゲームみたいです。
「スコットランドヤード ルーマニア版」は、共和政時代のルーマニアを舞台にしたスコットランドヤードです。地下鉄よりも、バスの方がトリッキーで使いやすいのだとか。
プレイしたものは後で紹介しますが、そのほかにも本当にこういう機会でしか見られないようなものがわんさと登場していました。
いわゆる、人生ゲーム系のゲームです。ルーレットでコマを動かして、マスの指示に従って現金が増減するという感じです。なんと、私が生まれる前に作られたゲームとのことです。
このゲーム、つっこみどころを探しながら楽しんでみました。最初に、わずか数マス進んだところで、早い者勝ちで職業を決めるマスがあります、職業によって一部のマスのイベントが変わるのです。
職業が決まると、職業に応じたコマに入れ替わるのですが、元のコマの存在価値を思わず問いたくなるようなそんな感じがします。
イベントは、保険に入っていないと損をしたり、コマを戻されたりというやっかいなものがあります。保険は本当に大事ですね。
勝敗を分ける大きなイベントは、序盤の株券購入と、中盤の別荘購入にあります。どちらも、数倍の値段で売却できるイベントが先のマスにあり、いかにそこに止まることができるかが勝負を大きく分ける模様です。まあ、止まれるか止まれないかはルーレット次第ですが。
ゴールの順で、ボーナスがあり最終的な資産を競うという感じです。本当に、別荘が売れないと悲しい人生を歩みかねないような、そんなバランスですね。
なにせ、遙か昔のゲームですからつっこみどころはいろいろとありますが。楽しむことはできたのではないか、と思います。
新旧入り交じってというわけではないのですが、ちょうど今届いたばかりというメビウス便の新作をプレイしました。
カードをプレイしていき、所有しているカードの価値を高めていくとうゲームです。「フリンケピンケ/ロコ」に雰囲気は似ているかもしれません。
カードプレイのタイミングが重要なゲームですが、悩んでもどうしようもないというところはあります。ゲームをいつ終わらせるかも大事ですね。人数は多すぎない方が、よりおもしろいことになるのではと思いました。
「フリンケピンケ」ほどの悩ましさはないので、準備運動や整理運動にちょうどいい感じのゲームなのではと思います。これは、一般に売られたら惨敗してもいいですね。
個人的には、当日見た中で一番縁起物だと思われるゲームですね。源氏と平氏に分かれてサイコロを振り合い、出目に応じて相手方の旗をとっていくというゲームです。
出目の組み合わせに呼び名がついていますし、合いの手を入れながらわいわいとプレイするのがこのゲームの楽しみ方でしょう。正月のめでたい席にふさわしいゲームといえるでしょう。
ゲームと言うよりは、ある意味の「祭」といった方がいい、そんな作品です。
お次は、国産ゲームの登場です。ドラえもんは原作も息が長いですが、キャラクターゲームとしても息が長いですね。この作品は 2004年のエポック社の作品ということで、最近のボードゲーム事情もちょっとだけ意識した作りになっています。
乗り物を乗り継いで、日本全国に散らばっているどこでもドラえもんを集めて、スタート地点に戻ってくるというゲームです。地図を使ったゲームですね。
日本全国を旅行するゲームということで、はじめはすごろく風と思っていたのですが、若干の戦略性は感じられる作りになっていました。考えなしに進んでいるだけでは、微妙に所持金が足りなくなったりしますね。資金の補充やカードを引くタイミングなどもあるかもしれません。
ひみつ道具の強さなど、洗練されていない部分はあるかと思いますが。まったりと雰囲気を楽しむゲームにしては、それなりのできなのではないかと思います。思ったよりもおもしろく感じました。
最近よくプレイしているゲームですね。別卓との時間調整もあってプレイしました。取ったカードが次のゲームの手札になる変則的なトリックテイキングです。
先日 3人プレイしたときに、3人の方がわかりやすいと思ったのですが、4人は4人で意外な分布になったりして味わいがありますね。最初のリードプレイヤーのルールの訂正があったりしましたが、約5ゲーム目にして、ようやくカードの回し方などが分かってきたような気がします。
トリックテイキングでも変則的な部類に入りますが、ルール自体はそんなに難しくないし、このゲームにしかない不思議な感覚が味わえます。ただ、勝利への道はまさに、獣道のごとくわかりにくくなっていますね。
お次は、前回の縁起物ゲーム会でプレイさせていただいたゲームです。若干バランス調整がされていて、マイナーチェンジがあったみたいです。
資金を取るか、行動をとるかとかなり悩ましいゲームです。ほかのプレイヤーとのかねあいもありますが、比較的シビアなリソース管理のゲームです。「優先権」の使い方のルールが変更されたようですが、動きが若干激しくなりおもしろい方向へ改良されているような、そんな気がしました。
この程度のかつかつ感、プレイ時間は、個人的にちょうどいい感じのゲームになっていると思います。世間に出回る機会があったら、是非惨敗したい、そんな作品です。
ちょっとした合間に、軽くプレイしてみました。最初見たときは、シビアなアブストラクトゲームと思ったのですが、実際にプレイしてみると見える情報が少ないこともあり、運の要素が大きいようなそんな感じがしました。
今回の、縁起物の照合争奪戦のゲームになりました。特定のせりふを、決められた雰囲気を込めて「1回だけ」読み上げて、ほかのプレイヤーにその雰囲気を当ててもらうというゲームです。
元々は、英語版のゲームなのですが、今回は私家版ということで、せりふも雰囲気もすべて日本語です。実際にプレイしてみると、似たような雰囲気が選択肢にあって演じ分ける必要があったり、状況によってはせりふと全く会わないような雰囲気で読まされたりと、楽しい要素が多いゲームです。
個人的には、気恥ずかしさが先行してしまい、あまりプレイしなさそうなゲームではありますが、誰かが TRPGをやっている人には受けそうなゲームだとおっしゃっていました。
好き嫌いが分かれそうなゲームではありますが、かなり破壊力のある飛び道具だと思います。人と場所を選べば、盛り上がること請け合いです。
続いての全体ゲームは、アイスを賭けての勝負となりました。「仮面舞踏会」は、お題に示された仕草を、あまり大人数に知られない程度にそれとなくこなして、数名にだけ分かってもらえるようにするというゲームです。
得点を稼ぐためには、当然仕草を当ててもらう必要があるのですが、全員に分かられたのでは意味がありません。また、仕草をしていると他の人のしぐさに気づかなかったり、その逆もしかりだったりとそのあたりの感覚が非常に難しいのです。
と文字に書くと、あまり伝わらないのですが、微妙に仕草をとったり、カードを取っている好きにサインを送ったり、全員の視線が集まっていると何もしなかったりと、微妙な駆け引きがあるゲームだと思います。
これは、本当に1点ものの、ほかでは味わえないような感覚を味わうことのできるゲームだと思います。
最後は、メンバーを見てまだプレイしたことがなさそうなので、「ベガス ショーダウン」を出してみました。最近、多くプレイしているので詳細は省略します。
私は3ゲーム目になりますが、今回はカードの出方から比較的早い段階でゲームセットになってしまいました。タイルの出方、イベントカードによって展開のばらつきはあると思っていたのですが、ここまでばらつくことになるとは思いませんでした。
最終的に得点計算すると、おおよそ5点くらいの差で収まってしまうのが、このゲームの不思議なところです。今は、まだ日本語版もなく、値段も高いのですがいつの日かきっと日の目を見ることになるでしょう。
というわけで、今回は、新作から旧作まで、ここでしかできないようなものを織り交ぜつついろいろと楽しみました。今後もまた開催されるかもしれないので、折を見て参加したいと思います。
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