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2005年5月9日、今回も前日にお誘いが入って、袋小路例会に参加してきました。袋小路はこれで3回目でしょうか。今回もプレイしたゲームのレポートを。
会場が変わって、うっかり地図を調べるのを忘れたので、昼食をとりながらPDAで場所案内のサイトを見てみました。今回も恒例の実装調査写真つきなのですが、六又路のところでランドマークになる交番が見つかりませんでした。
JR池袋駅からビックカメラの側(豊島区役所ではない側)を歩いていくとちょうど左手やや後方に当たるらしく、交差点を見ていたので視界に入っていませんでした。ちょうど交差点にいたお巡りさんに確認して、無事会場にたどり着きました。
新しい会場のある建物には、本当にびっくりしました。あのエレベーターは怖いものがありますね。あと、和室/浴室という部屋もびっくりでした。会場は研修室ということで、かなり広くきれいな感じでした。
最初は、どの卓もゲームが始まったばかりという雰囲気だったので、2人で「ジャガーのピラミッド」をプレイ。袋小路で 2人ゲームは珍しいような気もします。内容は、「ふたりゲーム会」のときに紹介したばかりなので省略で。
相手に 2択を迫らせるのですが、不利なほうが自分にとんできてしまうので、出す方も悩ましい、選ぶ方も悩ましいという感じになってしまいます。一気に形勢逆転といった派手さはないですが、じりじりとした感じが好きな方にはいいゲームですね。
お次は、最近頻繁に出している新版の「フォーセール」です。というのも、先週末の時点でようやく日本語訳つきのやつが出始めたばかりなので、新鮮なうちにという考えがあったからです。
今回は、初めて6人でプレイしたのですが、カードが30枚もあると6人でも遜色なくプレイできるという感じがしました。新ルールになって、値付けが難しくなったようなそんな気がします。とくに真ん中あたりの数字の価値がよく分かりません。
このゲーム、終盤ラウンドの読みあいの占める割合は大きいと思うのですが、多人数だと競りでいいカードを集められるかも若干重要になって来るかと思います。
ここからは、未知のゲームの世界へ。木製のパーツが約100個入っているというゲームです。今回は、競りの要素のあるものをプレイしました。
競りで獲得した(または、押しつけられてしまった) パーツを積み上げていき、崩さずに最後まで残ったプレイヤーの勝ちというゲームです。
面白いところは、パーツの形でしょうか。ドアストッパーとか、ゴルフのティーとか、マジカル頭脳パワーとか、いろいろな形のパーツがあります。思わぬ組み合わせで安定したり、新たな土台ができたりということもあります。
小さな土台を所有したせいか、いきなり最初に崩して脱落しました。これは、本当に手先が震えるゲームですね。面白いのですが、私が苦手とするジャンルかもしれません。
プレイの様子を見ても、とても競りゲームをプレイしているようには見えません。ただ、ギャラリーの目を引くという点では効果が抜群のゲームです。デジカメを持ってくればよかった、と思わず後悔してしまいました。
お次は、レースゲーム風のボードとカードが出てきました。カードを使って車を進めていくレースゲームなのかと思いきや、順位を予測するゲームとのことです。
最初に手札を見てどの車が難易になるかを予想してから、メイフォローのトリックテイキングに近い感じでリードした色の車を進めていきます。コースもショートカットしたり、戻ったりすることができますが、1周すると振り出しに戻ってしまうのです。
スートフォローの義務はないのと、特殊な効果を持つカードがあるので、手札がよければある程度場をコントロールすることができるかもしれません。とはいっても、利害関係がどれだけ一致するかが、一番のウエイトを占めそうな感じもしました。
1回プレイしただけでは、全体像がつかみきれない、そんな不思議なゲームでした。
その次にプレイしたのは、「パンケーキゲーム」というものです。コマを移動させ、いち早くパンケーキを集めて、順番通りに並べかえたプレイヤーの勝ちというゲームです。
このゲームのポイントはなんといっても、コマの移動でしょう。パンケーキの形をしたタイルの両面にサイコロの目が書いてあり、フライパンの形をしたものを使って、ひっくり返して移動数を決めます。うまくひっくり返せれば、もう一度進むことができるので重要です。
これは、わいわいとやるのにはちょうどいい感じのゲームですね。うまく移動できるかどうかは、他のプレイヤーのコマの位置とパンケーキがうまくひっくり返せるかにかかってきます。ギミックはうまく作用しているかと思います。
カツカツなゲームばかりではなく、こういうまったりとしたのもたまにはいいものですね。
さらに次は、「アクエリアス」というカードゲームです。各プレイヤーに「ゴールカード」が1枚配られ、それに書いてある絵柄を規定枚数つなげるのが目標になる、カード配置系のゲームです。
特殊カードの中には、手札をそっくり交換するものや、ゴールカードをシャッフルして配り直すものまであります。こういう大胆な効果のカードが入ったゲームをプレイするのは、久しぶりですね。大技には大技で対抗するのが礼儀なのかもしれません。
ゲームの方は、最初は終わらないかと思っていたのですが、山札が尽きてから無事に目標枚数がつながって終了しました。
ここからは、創作ゲームの時間になりました。久しぶりの「カルタゴの貿易商」のテストプレイです。要素もだいぶ変更になったので、新しいゲームをプレイするような感覚になりましたね。
今回は、変更点の影響からか、あっさりとゲームが終わってしまったのですが、こうしたテストプレイの積み重ねが大事だと私は思うわけです。面白い作品になって、私たちの前に出てくるものと信じています。
お次はこないだプレイさせていただいた「乳酸くん」です。今回は4人で、要素を若干追加しての登場でした。新要素もうまく動いていますが、中盤終盤の動向とかそのあたりで意見が出たりもしましたね。
こちらは、帰宅後にちょっとアイデアを出したりしています。こちらの作品も、テストプレイを重ねて私たちの前に登場してくれることでしょう。
最後は、自作が必要なゲーム Slow Freight をプレイしました。列車を組み立てて、組み立てた列車を走らせて得点を稼いでいくというゲームです。
このゲーム Alan R. Moon の作品なのですが、場のカードから選ばせたり、1ターンにできることは 1つだけだったりと、いかにも作者らしい要素が詰まっています。
プレイした感じは、どこでどう仕掛けるかが悩ましいゲームになっていると思います。プレイ時間もそこそこで、考える要素もそこそこにある感じですね。まったりとした感じなので、多少物足りなく感じる方もいらっしゃるかもしれません。個人的には好きな感じのゲームですね。
というわけで、3か月ぶりの袋小路でした。今回は、会場も変わったのですが、いつものコンボがプレイされていなかったこともあり、雰囲気はだいぶ普段とは違っていたと思います。ちなみに、冷蔵庫の持ち込みがあったそうですが、私は会場備え付けのものと思っていました。
袋小路は毎月というわけにも行かないでしょうが、機会があればまた参加したいと思います。
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