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● ゲームマーケット2003 のレポート ●

 2003年3月23日、3回目のゲームマーケット「ゲームマーケット2003」がおこなわれました。去年までは仙台在住だったので、行くことができなかったのですが、今年はついに参加することができました。今回は、初参加の様子を簡単にレポートしようと思います。

 日程の都合で前日 3/22 の「いたスト特番オフ」からの流れで参加しました。3連休ということでイベントが重なるような予感はしていたのですが、両方とも参加できたのはかなり幸運だと思います。


- いたストオフからの流れ -

 前日は「いただきストリート」の対戦オフがあり、宿舎でもアナログゲームをいくつかプレイしていました。いたストオフの模様は、コンシューマーのコーナーで紹介してありますので、興味のある方はそちらをご覧ください。

 「いたスト」はコンシューマーのボードゲームということで、「いたストオフ」にはボードゲーム好きの方が多く集まります。いい機会なので、いたストオフの参加者で興味のある方と一緒にと思っていましたが、前日の宿舎で風船さんと、てくてくさんが同行するということになりました。


- 出発から会場まで -

 オフの会場は中目黒、ゲームマーケットの会場は浅草ということで、結構距離はあるのですが地下鉄をうまく使うと乗り換え 1回で行くことが出来ます。私は、浅草には何度か行ったことがあるのですが、会場には行ったことがなかったので地図を頼りに行くことになりました。

 浅草駅の中を歩くのはかなり久しぶりだったのですが(親の実家が近いので、浅草は乗り換えの通過点になるのです)、駅の中の様子はあまり変わっていないですね。きれいな感じではないのですが、浅草に来たという気がします。

 駅を出て、地図から方向を予測して移動。徒歩 5分と言うことでしたが、それらしい建物がなかなか見つからないので、ちょっと不安に駆られたりしました。歩いているうちに、これじゃないかという建物を発見。予想通り、会場でした。中目黒を出たのがちょっと遅くなったので 10:45 くらいの到着でした。


- 個人ブース -

 10:30 に開場ということで、すでに会場内には結構な人がいました。ある程度の混雑は予想していたのですが、思ったよりも混んでいなかったかもしれません。プレイスペースがあるので、通路が若干狭いというのもあったのでしょう。

 ここは、まとまって行動しても動きにくくなるだけということで、いつの間にか風船さん、てくてくさんと別行動になっていました。別行動の間に kobaさんに遭遇していました。

 会場内には、ゲーム会などで何度かお会いしたことのある方も多数見かけました。最初にお会いしたのは、偽善者さんで、「ワードリンク」がものすごい売れているという情報をつかみました。さっそくカワサキさんのブース、カワサキファクトリーに向かいました。

 到着したときには、すでに「ワードリンク」は売り切れになっていました。カワサキさんと軽くお話をしたあとで、残っていた「カウントダウン」の依頼分を購入しました。自分の分もとは思ったのですが、早かれ遅かれ売り切れになりそうだということで、たくさんの人にプレイしてもらいたいと思い依頼分のみにしました。

 個人ブースでは、King's Court のブースからこちらも依頼分の「時代劇3600秒」を購入。新作の「モレール」はそうそうに売り切れてしまったようでした。

 他にも、個人ブースの開場では「奥野カルタ店」が出ていたり、「ワードバスケット」原作の小林さんが直接販売していたりと、ゲームマーケットならではの光景が見られました。他のジャンルでは TRPG などのサークルもいくつか出ていましたね。


- 企業ブース -

 あらかた個人ブースも見たので、企業ブースの方に。こちらでも、気になる作品はいくつかあったので。まず最初にるてんしとさんのクロノスクラウンから「スペースステーション」と「ヒット」を購入しました。前者は、5月の秋葉原ゲーム会でテストプレイに参加したゲームです。

 間を開けずに、友宝洞で「伝説のかけら」を購入。これは Table Games in the World の情報がなかったら、見逃していたかもしれません。

 さらに、バネストに向かいました。都合によりメビウスが出展していなかったというのもあって、かなり混雑していましたが、バネストから入荷のゲームもいくつかあるので見逃せません。こないだの JAGA でプレイした Burn Rate (バーンレート、日本語説明書なし) と、買い逃した「ギャングオブフォー」を購入しました。

 カプコンブースでは、実際に「カタン」のフリープレイがされていましたし、ビバリーのブースでは「ブロックス」などが売られていました。クロノスクラウンでも「スペースステーション」のプレイがされていましたね。ゲームはなかなか箱だけ見ても分からないものなので、プレイスペースがあるのには賛成です。


- プレイスペース -

 一通り購入したので合流しました。風船さんは「面白そうにゲームを説明していたから」という理由で「スペースステーション」と「ヒット」を買っていました。あの時間帯は、原作者のるてんしとさんが直々に紹介をしていたはずです。ゲームの説明や紹介は大事だと思った一件でした。

 買ったものもたくさんあるので、さっそくプレイしてみることに。プレイスペースを取って、どんなものがあるかを確認していました。しかし、人数が 3人だったので誰か知っている人を誘ってという感じの流れに。そんなところで Mattyanさんに遭遇したので、さっそく誘ってプレイすることにしました。

 手始めに「タイムイズマネー」を。これは、いたストオフではすでに紹介済みでしたが、Mattyan さんが「売り切れていて買えなかった」ということで、やってみることになったのです。事前に奥野カルタ店で購入して持ってきていたダイスゲームの箱がここでも、活躍しました。

 ここでプレイしたときに、私の 2ラウンド目で終了時間(推定) 2秒前に、プラスが 2個出て時間延長。さらに終了時間(推定)まぎわにプラスが出て時間延長ということが起こり、1秒オーバーでも大量に稼いだ予感がしました。あとで計算したら、35秒で取った金額が 1000を超えていました。

 そんなこともあり、さらに 3ラウンド目でも 1000を超える収入を叩きだして、ものすごいスコアで勝ってしまいました。

 そのあと Mattyanさんから「マジカルアスリート」を紹介されたのでプレイしてみました。ルールを聞く限りは競りとすごろく系のゲームだということはすぐに分かったのですが、いざプレイしてみると予想以上に面白いゲームでした。

 普通のすごろくでも、特殊能力が入ることでこんなにゲームが変わるのかというのが印象ですね。怪しい展開あり、普通のすごろくっぽい展開もありでかなり楽しかったです。私の場合、こういうシンプルな作品に惹かれる傾向がありますね。

 ゲーム終了後、バネストでまだ売っているという話なので、さっそく企業ブースに向かって買ってくることにしました。これがあるから、ゲームができるところとゲームを売っているところが近くにあるのは怖いのです。「マジカルアスリート」と「テリトリー」をきれいな箱の方で購入しました。

 企業ブースから出るときに、オフィス新大陸の方から 4月のイベントの話を聞き、パンフレットをいただきました。会場は神保町ということで、機会があったらのぞいてみようと思いました。

 この時点で、多めに持って行った所持金が底をつきそうだったので、買い物はやめにしてプレイスペースに戻りました。Mattyan さんも他のところを見て回るということと、フリースペースの時間の関係もあり 3人で「伝説のかけら」をプレイしました。

 ざっと説明書を読んでやってみたのですが、本当に手軽なゲームですね。MAGIC の中村さんが作ったゲームということで、それらしい要素がにじみ出ていましたが、個性としてはいい味付けだと思いました。これも、中断の自由がきくゲームなので、いたストオフに持ってくるのにはいいゲームでしょう。


 プレイスペースの時間もなくなってきたし、所持金もなくなってきたので 12:50 くらいに引き上げました。そのあとに、オークションなどのイベントがあったのですが、今回はスルーしました。

 会場にいたのは 2時間くらいとかなり短時間でしたが、密度の濃い時間でしたね。同行して頂いた風船さん、てくてくさんを始め、プレイスペースで一緒にプレイして「マジカルアスリート」を紹介してくれた Mattyanさん、あと、会場でお会いしていろいろと教えてくださった方々に感謝です。

 初めてのゲームマーケットということで、体験記を残したわけですが、こういったイベントはいいものですね。来年も時間を見つけて参加したいと思いました。


- 書き置き -

 書き置きということで、今回初参加して気づいたことなどを簡単にまとめておきましょう。次回参加するときや、今後参加する方の参考になればと思います。

● 荷物

 今回は、いたストオフの流れもあって、リュックサックとあまり大きくない旅行用のボストンバッグを持ってきました。ゲームを買うことは分かっていたのでボストンの方はかなり容量を明けていたのですが、それでもかなり詰まりました。袋の容量は大事ですね。

 会場では紙袋も売られていたのですが、ゲームを買うということが明らかなので自分で袋を持って行くことを強くお勧めします。紙袋はちょっとした事故で破れたり、手が取れたりしやすいですからね。袋を持参した方が、環境にも優しいですし。

 あと、混雑が予想される会場ではリュックサックは向きません。今回は、オフからの流れで荷物が多かったのと、どうしても移動に自転車を使うのでリュックを使う必要があったのですが、ロッカーに預けた方がよかったと思いました。場所を取るというのもありますし、ぶつかったりする場合もありますからね。

 ショルダーバッグなら、ある程度重い荷物でも OK ですし、いったん買ったゲームをしまうのにも楽ですね。個人的にも、容量のある程度入るショルダーはほしいと思っています。

● 買い物

 個人ブースでも企業ブースでも、ゲームを買うということがついてきます。混雑している会場で買い物をするので、気をつけたいこともいくつかあるでしょう。

 会場で何を買おうか迷っているのは、混雑の原因になるので買うものはできるだけ決めていきたいですね。ただ、パンフレットは普通、会場で買いますし(私の場合は事前にメビウスで買いましたが)、慣れていないとどんなものがあるかは分からないですね。

 今回は、カワサキさんのところとかは本人に直接お会いして情報を得ていたのですがそれ以外では Table Games in the World の直前情報がかなり役に立ちました。あと、プレイスペースで実際にやってみて、というのも買うのにはいいのかもしれません。

 あとは、現金の受け渡しでしょうか。単価が 1000円以上のものがほとんどなので、1000円札をある程度用意しておけば、そんなに問題はないと思います。小銭を探すくらいなら、1000円単位で支払っておつりをもらうくらいでしょうか。あわてなくてもいいのですが、待っている人がいることをお忘れなく。

 現金は、使える範囲である程度多めに持ってきた方が、悔しい思いをしなくてすむでしょう。アナログゲームの場合は「今買わないと二度と買えないかもしれない」という状況がよくありますから。もちろん、現金のご利用は計画的にというのは、いうまでもない話なのですが。


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