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今年もゲームマーケットにサークルとして参加してきました。今回は、ゲームマーケットのまとめということで製作段階から時間を追って振り返ってみようと思います。参加される方や、自分へのメモという趣が強いですね。
今回は時間の都合により準備段階までの様子をお送りします。
ゲームマーケットへのサークル参加には切っても切りなせない手続きです。サークル参加の締め切りは 1月上旬ですが、年末年始は何かとあわただしくなるので(帰省とかがありますから)、12月末に準備をしています。
やらなければならないことは、パンフレット用の版下の作成と書類の作成、参加費の郵便振り込みです。振り込みと発送は基本的に平日しかできないので、年末年始休みに入った初日あたりを狙うことが多いのです。
参加する/しないの個人的な判断は、この時点でゲームができあがっている(出展できるレベルにある)ことと大量生産の体制ができていることになります。版下の作成は、あくまでも参考程度にという感じにしか作れないのが実状ですね。
今年はというと、版下の作成から書類の作成、参加費の振り込み、書類の発送まで 1日で終わらせました。この手続きが終わると、あとには戻れなくなります。
次の作業は、出展する作品の大量生産になります。本格的に作り出すのは参加が決まる 2月上旬からになりますが、大量生産ができるように印刷物の版下は、この時期を目安にしています。マニュアルもこの時期までに仕上がると質が上がるのですが、今年はできませんでした。
版下の作成と同時に、大量生産のときに使う紙などの材料の選定もこの時期でしょうか。デザインのちょっとした差で使用するインクの量とか、紙の量とかにかなり影響が出ます。コストを押さえたい場合、ここの作業は重要です。
今年は、ダイスゲーム2つはほとんど版下の作成が終わっていたようなものでしたが、「シティー・プラン」のカードイラストをどうしようかと悩みました。結局、週末をまる2回分つぶして自分で作りましたが、こう言うのも早めにやっておいた方がいいですね。イラストをどこかに発注するとなると、話は違ってくるかと思います。
いつもあまりできていないことですが、作成した版下でプロトタイプを作って、実際にプレイしてみるといろいろと改良点が見つかったりすることがあります。問題は、この時期にプロトタイプまで作るのは大変なことですね。
2月上旬頃、参加が確定したところで大量生産の体制に入ります。まずは材料の買い出しからになります。カードゲームの場合は特に紙とインクを大量に消費するので、そのあたりの準備が必要になります。紙はかなり重量がありますから、何度かに分ける必要もあるでしょう。
一番作業の中で厳しいのがこの部分ですね。大量生産の大変さはやってみないと分からないです。時間を見積もったら、とにかくゆったりとしたスケジュールを組むようにしましょう。
カッターを使う作業は、何時間も連続でやっていると腱鞘炎になるおそれがあります。プリントアウトに意外と時間がかかったり、不良品ができたりと思ったよりも時間がかかるものです。
ちなみに、今回は大量生産の最初の段階でプリンターが故障しました。スケジュールに余裕を持っていないと不慮の事故に対応できなくなりますね。
何週間も、どこにも行かずにずっと作業というのは厳しいので、買い出しに行く時間を作ったりということは去年からやっていましたが、今年はある程度ゲーム会にも行くようにしました。精神的にも余裕を持ったほうがなにかと作業がはかどるみたいです。
大量生産が終われば、晴れて出展という感じになりますが、出展準備を軽くやっておいたほうがいいでしょう。出展準備では「出展作品のポップ」を作ったり、おつりを用意したりというこまごまとした作業になります。
「ポップ」はあるのとないのでは全然違います。類似のイベントに参加したりするとけっこう参考になったりしますが、一般の店舗のポップも参考になるでしょう。
おつりの用意は、頒布価格が決まった時点でどのくらいのおつりが出るかを考えて作ります。備えあれば憂いなしということで、今年の場合は 100円×40、500円×6 を用意しました。100円ショップのコインケースがあると便利です。
実家での過去の経験から、こういう出展をするときに必要な道具がいくつかありますので、紹介します。
・はさみ
・セロテープ
・メモ&筆記用具
・電卓
・小袋
はさみは、梱包を解くのに使うことが多いので、小規模な場合はあまり使いませんが、あるとそれなりに役に立ちます。こういう場合は、カッターではなくはさみがいいのです。
セロテープは、ポップの補強とか、一時的な掲示とかに使うことができます。見落としがちですが、かなり便利です。メモと筆記用具は、必需品です。おつり/在庫の確認から、集計などちょっとしたメモを取ることはあるはずです。
今回は使いませんでしたが、規模が大きい場合は電卓もあったほうがいいでしょう。多機能でなくてもいいのですが、ボタンが大きいのがいいですね。なお、太陽電池のみというタイプは使えなくてがっかりという危険性があります。
小袋はおつりの振り分けや、取り置きなどに使うことができたりします。アナログ系のボードゲームを数多く所有している方ならきっと持っているはずですね。サイズの大きめのものをいくつか用意しておくといいでしょう。
ここまで準備できたら、いよいよ当日という感じになります。
というわけで、今週分はここまでにしましょう。今回は、レポートというより Tips に近い感じになってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。
全体的に言えることは、「備えあれば憂いなし」ということです。創作ゲームをまとまった数で出展するのには、思ったより時間と手間がかかりますから。
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