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2008年4月27日、ゲームマーケットが開催されました。今年は2フロアということでスペースも2倍、出展者数も去年よりさらに増えて、過去最大の規模になりました。今年も出展者側からの定点観測をお送りします。
ゲーム関連の製作については準備編で書いたので、それ以外の話題を。
今年の大きな違いは、車で搬送してもらうことです。去年はキャスターで運んでいったのですが、距離が遠く、相当大きな荷物になっていたのと、今年はさらにものが多いことが判明していたので、依頼することにしました。
あとは、パンフレット原稿も今年は大きく違っています。去年までは私がテンプレートに従って書いていたのですが、今年は依頼することにしました。できあがりを見てかなりびっくりしましたね。
3人体制は変わらなかったのですが、2フロアに分かれることからゲームの買いだしが困難ということで、今年は買い出しでの協力を依頼することにしました。挨拶回りをしながらというのがベターではあるのですが、持ち場を離れられないということもありますから。
前夜祭はいつも通りでしたが、購入ゲームのとりまとめなどは、さらに事前にやりました。いろいろと資料は準備しましたが、このあたりも来年以降につなげたいですね。
車での移動ということで、今までで一番楽に会場入りができました。荷物の搬入、会場の入り方などやり方は違いましたが、いろいろと聞きながらテーブルにたどり着くことに。受付をすませて、検品をやって、箱からゲームを出してとやっているうちに、残り20分くらいに。
この段階は、いろいろとノウハウがあるので、一部書き残しておきましょう。
・とりおきのゲームなどは別に分けておく
・見本はそれと分かるようにしておく(私は見本として自分で使っているものを出しています)
・説明書は、自由に読んでもらえるように1セット余計に作っておく
・釣り銭は、いくら入れたかを書き残しておく(最後の集計のため)
・集計用に、出て行った個数をメモする(頒布物と価格を書くとよい)
・電卓、ボールペン、サインペン、メモ用紙、セロテープ、ガムテープは用意しておくと便利
5階は、フライング防止のため 5分ほど遅れての開幕でした。今年はいつもより会場が広くなったこともあり、余裕はあったものの、気がつくと小さな列ができていました。
序盤は「東京乗車券」が中心に出て行き、10:35 の段階でストックがなくなりました。ぎりぎりまで作業をしていたので、事前に状況をチェックできなかったのですが、目当てにしている方が多かったようでちょっと心苦しく思ったり。でも、ボードを作る手間がかなりかかるので、個数としてはあれが限界だったと思います。
11:00 くらいまでは、外に出るまもなくという感じでした。OKAZU Blandの「10カウント」「メイクンブレイクダイス」と「トレジャーボックス」は在庫に余裕がある状態でした。
説明映えするゲームとか、やってみた方が早いゲームとか性質はさまざまで、このあたりの戦略は難しいですね。できる限り、Blogやホームページなどで紹介しておきたかったのですが、今年はあまりできなかったというのはあります。
12:00 ちょっと前に外に出る余裕があったので、昼食休憩を。時間がかかったので一旦戻って、他のメンバーの昼食休憩に回すことに。13:20 ころにようやく買い物に出る機会ができました。といっても、注目されていたものはほとんどなく、ちょこちょこと気がついたものを購入という感じでした。
今年も、14:00 からの公開オークションは参加しませんでした。やりとりは見たかったのですが、ブースを開けるわけにはいかないことと、欲しいものもなかったということで。オークションの時間は人の流れが止まってしまうので、どちらかといえば、5階の方がいいのかと思ったりとか。
オークション終了後は、また人の流れが戻って、「トレジャーボックス」の最後のボックスも売り切れました。時間帯としてはちょうどいい感じと思います。完全オリジナルは、ここ数年 70個をキープしていますが、再版リクエストなどもほとんどない状況を見るに、個数としてはこのくらいでよさそうですね。
あとは、集計と買い出ししたものの分配作業と、撤収作業をやって 16:40 ころに完全終了しました。最後の閉幕までいてもよかったのですが、撤収作業も完了したので、解散にしました。
今回、5回目の出展ということで、いろいろと試してみました。
リメイクの「東京乗車券」ですが、企画としてはうまくいったのではと思います。35分で売り切れたので、生産数は少なかったのですが、1セットつくるのに 30分以上かかることを考えると、現状ではこのくらいの生産数が限度ですね。Make or Buy というのがありますが、業者に頼んでというのも検討すべきと思いました。
「トレジャーボックス」は、いつものとおりという感じです。「18TK」や「東京乗車券」に押されて露出が少なかったのですが、本当に出て欲しいのはこちらの方だったりします。
2年前の「マーケットトレンド」と同じような感じになりそうな気がしていたのですが、材料費を抑えて(「東京乗車券」のボード台紙の切れ端を完全流用しました)、頒布価格を下げることにしました。
ギミックを楽しむゲームなので、TGFの段階で、大がかりにテストプレイすべきだったと思います。説明書を読むよりも、実際に説明してプレイした方がいいゲームだったりします。(細かい処理があったりするので、説明書は分量が多いのです。)
OKAZU Blandの作品も、今回も出展しています。「10カウント」はジレンマゲームで実際に会場でプレイされていたとのことです。内容説明するといいゲームですね。「メイクンブレイクダイス」は、どちらかというと説明されるよりも実際にやってみた方がいいゲームだったりとか。
来年も、創作ゲームができあがれば参加したいと思っています。生産はかなり限界ぎりぎり(今年は去年の倍以上のものを作っていたと思います)なので、いろいろと工夫していきたいですね。
というわけで、ゲームマーケット2008のレポートと、ひとり反省会をお送りしました。参加してくださったみなさま、協力してくださったみなさまに感謝です。
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