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今回は、ゲームマーケット後になってしまいましたが、制作作業関連のまとめをお送りしましょう。
今年のゲームマーケット関連作業は、このあたりからすでに始まっていました。ちょうど18TKのテストプレイがたけなわな頃、東京乗車券の作業もやっていたのですが、アメ横杯のテーマのうちアレンジしたいと思っていた「東京鉄道網」の原型はこのあたりから作り始めていました。
2008年に入ったあたりで、アイデアがまとまり、2008年4月にはほぼプレイができるような状態になっていました。
もうひとつ、2007年のTGFで「Trans-TK」の初お披露目もありました。これは事前の都市選定の会議にちょっとだけ参加した程度だったのですが、これも今年の作品のきっかけになっています。
ゲームマーケット終了直後から、すでに今年の作品のテストプレイが始まっていました。バランス取りに時間がかかると思われた「東京鉄道網」の初テストプレイは 5/1 でした。ここで、初期配置にものすごい時間がかかったりとか、そのあたりの意見が出て、いろいろと改良を加えることに。
そして、5月のうちにTrans-TKの方も動かし出すことにしました。このあたりはアメ横杯の東京版をやろうということもあったので、先行準備も含んでいます。
しばらく「実際乗車券」の準備で時間を取られていたのですが、「東京鉄道網」を中心に数をこなしていきました。といってもこのあたりは、ほかのゲームをプレイしていたりでそれほど進みませんでした。
9月上旬になって、ようやく「オーシャントレード」の原型ができあがりました。元々はカード60枚のゲームを考えていたのですが、スピンアウトして決算/配当系のゲームになりました。とりあえず回してみてうまくいきそうだったので、出してみることにしました。この時点で2通りのルールができていました。
そして、TGFあわせということで「東京鉄道網」の快速版を作りました。このあたりで「東京鉄道網」についてはほぼバランス取りも完了しており、後はボードとカードをどうするかという段階でした。
この月から、お手伝い作業をしていた「蒸気の時代 首都圏マップ」と「Trans-TK」が本格的に動き出しました。前者は原案は私ではないのですが、ボードの図案だけ依頼されていたという状態でした。首都圏鉄道ゲームの熱が一番高まった時期ではないかと思います。
11月は、ドミニオンの発売時期との重なったのと、別のゲームのテストプレイをやっていたこともあり、作業としてはそれほど進んでいません。このあたりからすでに次のシーズン向けの作業を進めています。
月末のTGFは、「オーシャントレード」や「ナナホシ」「ひも電」「Tran-TK」「蒸気の時代 首都圏マップ」などがプレイされています。今年は自分の作品は 2作品に絞り込もうというのは10月くらいには決めていましたが、ほかの作品についてはまだまだ流動的な状況でした。
いつもであれば、この時期から申し込みなのですが、今年は開催が遅かったのと、旅行に出ていたりであまりゲームマーケット関連の作業は進めていませんでした。
いつもなら、この時期はゲームマーケットの準備をそろそろという感じですが、このあたりは東横杯や、18TK会などで普通に遊んでいました。自分の作品自体はほとんど作るだけの状態になっていたというのもあります。
ようやくですが、今年の活動の作戦会議が始まりました。もともとは例年通り小型ブースで行こうと思っていました。作品数4つだと若干手狭だと思ったのですが、これに加え「蒸気の時代 首都圏マップ」あたりが見えていたので、いっそ大型ブースでという意見も出ていました。
個人的にぎりぎりまで悩んでいましたが、強い要望があり大型ブースで取ることにしました。出すものがあるのかというのと、参加料が跳ね上がること、テストプレイ卓が使い切れないのではといろいろと懸案事項があったのです。
この月から作業を開始。手始めは「蒸気の時代 首都圏マップ」からでした。これは早めに作業を進めておいて正解だったと思います。ラミネートの作業ははじめでだったのですが、おおよその時間はわかりました。
材料の購入は2月からすでにスタートしていましたが、制作作業としては「東京鉄道網」のカードのデザインをずっとやっていました。90種類のカードを作る必要があり、まるまる3週間の作業になりました。PC作業上一番の強敵かもしれません。ほかのものはあらかたPC作業はできあがっていました。
3月のうちは、打ち合わせをやったり、別のテストプレイをやったりとかなり余裕がありました。
この月は、自分の作業がほとんどという感じでした。プリントアウトを中心に、ボード作りなどを作業協力を依頼しながら進めていきました。この時点では結構余裕があるかと思ったのですが、中旬に諸事情が発生したので、まるまる1週分の作業ができなくなってしまいました。こういう時のために余裕のあるスケジュールは組んでいたのですが。
あとは、周りの状況が変わり、自分以外のほとんどの作業が停止してしまったというのもあります。お手伝いの「Trans-TK」も「蒸気の時代 首都圏マップ」の細かいところも途中の段階で1か月くらいそのまま止まっていました。その間にできるだけ自分の作業を進めようということになりましたが。
途中の息抜きとなるJAGAも参加できず、作業も止まったということでこのあたりが一番厳しかったかもしれません。
元から5月の連休は休むつもりでしたが、4月のこともあり、ちょっとだけ作業を進めていました。残りの日数もありましたが、いつお手伝いの作業が再開するかというのもありました。自分の作業自体は応援を呼びながら、チップ切り、カード切りなど一通り進めることができ5月JAGAのあたりにはめどが立つようになりました。
5月連休明けは、ゲーム会も夕方から飛び入り参加が続きましたし、打ち合わせもあったりといろいろと慌ただしかったです。
直前JAGAの最終チェックでいろいろと引っかかったりもしましたが、翌日にリカバリーをかけて次の週末にはちゃんと作業完了させることができました。最終的には1日余裕を持っての作業終了でしたが、当日準備などもあり慌ただしさは変わらなかったような。
今年もやはり、最後の2か月が大変だった印象があります。作業自体は去年の方が大変ではあったのですが、今回は関係者が多かっただけに、調整とか打ち合わせとかという間接的な作業に時間を大きく取られた感はあります。逆に、作業支援を受けたりということもあり、そのあたりは一長一短ですね。
後は、いろいろと出してみたいという要望に応える形で、ある程度お手伝い作業を入れ込みましたが、これも思ったよりも時間を取られました。自己完結する生産であれば時間の調整もすべてきくのですが、共同制作となると打ち合わせも必要ですし、最終判断もメンバーの合意を取ってからということで、そのあたりがかなり大変でした。
次回以降は、頒布品のみの委託か、生産自体を完全に請け負うかのどちらかにしたいですね。といっても次のシーズンは控えているものが多いので、生産を請け負っている余裕はなさそうです。
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