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2005年10月22日、うっかりした経緯から自宅ゲーム会が突然決まりました。2週遅れのレポートなので、プレイしたゲームを中心に簡単にレポートしましょう。
この日の本来の目的はぶらり旅だったのですが、せっかくなのでゲームを買って帰ってきたのでした。この時点で、ちょうどメンバーが 3人だったということもあり、買ってきたばかりで 3人でプレイできそうなカルカソンヌシリーズをプレイすることになりました。
タイトル通り「カルカソンヌ」シリーズの新作です。シリーズものということで、基本的なルールは「カルカソンヌ」と同じです。タイルを1枚引いて、地形が矛盾しないように配置して、配置したタイルにコマを置くことができるという感じですね。
このゲームの特徴は、コマの数が少ないのと、得点計算/コマの回収が 1つのアクションになっていることでしょう。コマが置きたいけど、回収もしたいという悩ましい事態になることもあります。また、地形が完成していないとやはり得点が低くなってしまうのです。
シリーズものとして作品が出すぎている感もあり、前評判は、それほど高くもなかったのですが、いざやってみるとなかなか面白かったです。「カルカソンヌ」よりも、得点の入り方がシビアになっていますし、回収のルールもあるため難度は上がっていますね。
買ってきたばかりということもあり、説明書を読むところから始めたのですが、「カルカソンヌ」からの差分がそんなに多くなくて安心しました。「カルカソンヌ 2」の時よりも、追加ルールの量が少ないので、つかみやすかったような気がします。
3人でプレイすると、4人プレイの時の 3割り増しの時間がかかってしまいますが、次の自分の番での状況が比較的読みやすいというのがこのシリーズの特徴ではありますね。
「カルカソンヌ」シリーズが好きな方はもちろん、3人〜4人でプレイする機会が多い方にもおすすめです。
ここからは、4人です。まずはじめにということで、縁起物でプレイしてみました。どうやら本当に、縁起物だったみたいです。詳細を書いてしまうと、再現されそうなので省略しておきましょう。
気を取り直して、次のゲームの決定権を決めるゲームとして「ポイズン」をプレイしました。最近プレイ回数が多いので、内容の説明は省略しましょう。
今回はというと、うまい取り方で 0点を目撃しました。トリックテイキングに近いといえば近いですが、カードの残し方、使い方などがなかなか難しいですね。「多すぎる料理人」といい、このゲームといい、独特の感覚を持つカードゲームも Knizia らしいところですね。
かなりひさしぶりに、このゲームをプレイしました。仙台某所で、昔かなりプレイしていたゲームなのですが、新版が出てからはめっきりプレイしていませんでしたね。
後継者争いのゲームです。自分の領土を確定させて権力ポイントを稼いでいきます。王様が息を引き取った時点で、最も権力ポイントの高いプレイヤーが後継者となり勝利します。
このゲームの特徴は、4人プレイで選べるものが 3つしかないということでしょう。意見が重なったものは、交渉で解決する必要があります。どれを選ぶかは1人ずつ決めていくので、最後の一人が悩ましくなるパターンが多いですね。
今回はひさしぶりということもあり、勘を取り戻すのに精一杯でした(ルールが若干間違えていたらしいですし)。他のプレイヤーの戦略を見越して、とりあえず早めに銀山を取って、そこからの収入を稼いだら、あとは封建領土でこっそり得点をためておきました。
騎士の数が多く出過ぎたこともあり、領土があまり確定しないままに終盤戦になりました。領土を確定させても削られるだけ損という展開になったから、壁を取らなかったというのがあるのでしょうか。
結局、王様は想定しうる一番早いタイミングでお亡くなりになりました。あとは、ごっそりためておいた封建領土の得点で差しきりました。
実は新版の方をプレイしたことがないのですが、旧版のほうがいいという話をよく聞きます。ひさしぶりにプレイしてみたのですが、やはりいい作品には違いないですね。
「レーベンヘルツ」はボリュームのあるゲームなので、息抜きということで、やはり買ってきたばかりのものをプレイしてみました。「いたストオフ」でプレイさせていただいて、面白かったので、せっかく新版が出て安くなったということもあり、購入したのでした。
ダイヤモンドを掘り進んでいき、手遅れになる前に戻ってきて、ダイヤモンドを獲得していくゲームです。第2版になって、不要と思われていたゲームボードがなくなり、よりやすく、よりコンパクトになりました。
単純にいえば、おりどころがすべての度胸試しのゲームです。他の人と同じタイミングで降りてしまうとがっかりですし、逃げ遅れてしまうと何も手に入らずもっとがっかりなので、そのあたりのタイミングが悩ましく、面白いところですね。
こうしたゲームは、あれこれ戦略的なことを書くのも無粋な気がします。とにかく、自分の勘を信じてプレイするのが一番ですね。ある程度の人数がいれば、わいわい楽しめることのできる作品だと思います。不特定多数の方とゲームをする機会の多い方、多めの人数でプレイする機会の多い方におすすめです。
この日のメインイベントになりました。私はプレイしたことがなかったのですが、「日本の歴史」に沿ったヒストリカルなゲームです。ラウンド(このゲームでは「巻」ですが)ごとに、1つの勢力を操っていき、自分の勢力で領土を取って得点を稼ぐという感じですね。
どの勢力を取るかは、最初はランダムですが 2巻以降は、これまでにプレイした勢力数の合計が低い順に、自分でやるか他人に押しつけるかを選ぶことができます。これにより、有利なプレイヤーには必然的に使いにくい勢力が回ってくることになるのです。
ヒストリカルな作品なので、プレイ時間は 4時間とそれなりの時間を要します。基本的に他のプレイヤーのターンの間は、戦闘解決のダイスを振るだけなので、プレイ時間ほどの疲労感はないかもしれません。問題は、絶好のチャンスでいかにたたみかけることができるかに、あるかもしれないですね。
日本史ということで、親しみやすいテーマということもあり、なかなかに楽しめました。史実と違う動きになってしまうのもゲームならではでしょうね。
最後に締めで、4人プレイで「新たな地」をプレイしました。4人は 3人よりも協調路線が引きやすくなり、それなりに大きな得点の決算が起こることもありえます。プレイ時間も一人あたりの思考時間も 3人よりは短くなるような感じがしました。
じつは、このゲーム会は深夜に実施されていたということで、この時点でおおよそ 5:00 くらいになっていました。ここでいったん終了ということになりました。
そして、翌日。ゲストがそのまま泊まられていたこともあり、うっかり招集に成功して 3人でのささやかなゲーム会をやりました。ここは、ささやかにプレイメモ程度に。
3人といえば、ということで「ダス・シュピール」をプレイしました。ちょっとブランクはあったのですが、ひさしぶりにやってみると面白いものですね。単純なルールだけに、引き立つものがあるのでしょうか。
結局、この回はフィーバータイムが来ずに、そのまま終了でした。
そして、3人で「シュテルネンヒンメル」をプレイしました。人数が少なくなると、より状況が読みやすくなるのは、このゲームでも同様ですね。
序盤は、うまく効率よく得点を取っていったのですが、中盤以降にマークが入り、だんだん失速していくような展開になりました。大量のコマがボード上に残ったままになるのも、3人プレイならではの背景かもしれません。
最終的には、51点、51点、52点とものすごい接戦で幕を閉じました。1手間違いがあってこの点数になったのですが、それにしてもここまでの僅差は珍しいです。
ということで、土曜の夕方に急遽決まって、そのまま日曜の午前中にかけておこなわれたゲーム会のレポートをお送りしました。企画/参加してくださったみなさまに感謝です。そして、前後の食事会はどれもおいしゅうございました。
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