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● 自宅ゲーム会 2007年4月28日 ●

 2007年4月28日、大型連休1日目のイベントは自宅ゲーム会です。ゲームマーケット明けは惨敗ゲーム会を予定しているのですが、今年は翌週が外出だったためできずにいました(別件で惨敗ゲーム会自体はやったのですが)。今回もプレイしたゲームを中心に紹介していこうと思います。


●ルールの達人 [play:game]

 手始めにプレイしたのは、5人ということで「ルールの達人」です。先週はダミーを入れて4人でプレイしたので振るメンバーでのプレイは初めてですね。

 1順目は、カードのめぐりとかその辺りもあり全員のルール達成率がかなり低かったです。全体で 50%以下の成功率だったと思います。いきなり最初から Limit23 が3枚でまったく選択肢がないうえに、手札公開をするという珍しいケースが見られました。

 2順目はうって変わって、全員の手札がよくなってきたのか、成功率が格段に上がりました。うっかりした事件としては、トップ目のTrioをはずそうとしたら、自分の手札で Best of the Bests を完成させる数字がTrio達成となる3枚目の「7」しかなかったりとか。同じ数字でもOKというのはそういうトリックが隠されていたと思いました。

 4人プレイ時は優先度の高い Trio や Only One の難度が低いように感じたのですが、5人プレイになると簡単にコントロールできるということもあり、Trio, Only One の難度が格段に上がり優先度どおりの難しさになっているのではないかと思いました。

 全色達成ボーナスの兼ね合いもあったりで、最後は結構競り合った感じのゲームになりました。

●ファクトリーファン [play:game]

 お次は、先週の惨敗ゲーム会で好評だった「ファクトリーファン」をプレイしました。4人ゲームということで所有者は説明抜けにしました。

 パズル的な要素のあるゲームなので、傍目で見ていても面白いものはありますね。実際にプレイしてみるとこれは大丈夫そうとか、この機械を取ると得点が上がるというのはよく見えてきます。

 機械配置の関係で出遅れたように見えたものの、一気に大量ボーナスとタッチの差で終端装置を手に入れたので、最終的には逆転という感じになりました。終端装置が全部出現しましたが、個数自体はぴったり作られているということに気づいたりとか。

 派手なゲームではありませんし、ソロプレイで、最終盤よりもその前に山場が来るゲームではありますが、独特の味わいのある作品ですね。メンバーにも好評でした。


 ここで、昼休みの時間に。昼食とともに、DSで「Wi-Fi対応アソビ大全」の「ことばあそび」をプレイしたりとか。出題ワードが結構練られているようで、多人数対戦にも対応していることから、アナログボードゲーマーでワードゲーム好きな方にお勧めできる作品です。ダウンロード対戦もできますからね。


●サクリファイス

 お昼休み明けの1ゲーム目は、こちらも 5人ということで「サクリファイス」をプレイしました。Hammer Works のブースで出展した作品のひとつで、ご覧になった方もいらっしゃるのではと思います。配置/決算系のゲームですね。

 キューブを配置して得点を稼ぐゲームです。配置のルールはとても単純で、配置した場所の得点と、列の多数を占めたときのボーナスで得点を稼いでいきます。

 ゲームのポイントとなるのは、高得点の場所におくためには犠牲(サクリファイス)として、自分のほかのキューブを取り除く必要があるという点にあります。これによって、列の多数を取るためにはそれなりに絞込みが必要になりますし、紛れが起こりやすくなります。

 今回は、中盤あたりでこまの取り除きの順番がずれたことから荒れた展開になりました。いったんずれるとずらした本人のキューブの数が極端に減り、そのほかのプレイヤーに影響を与えるという感じになります。

 終盤に、高得点のキューブを取り除くということもあったので、かなり変わった展開になりました。40点台〜70点台と点差がつく展開になりましたね。

 私は、この作品テストプレイで結構プレイしたこともありますが、とにかく不思議な作品です。言葉で説明するよりも、プレイするとすっきりする作品かもしれません。アブストラクトのゲームに見えますが、コマを置く選択肢がそれほど多くなく、ほかのプレイヤーの手で一気に展開が変わるような気がします。

 原作者ではありませんが、こっそりヒントを書くと、コマ数を考えると 2〜3列に戦力を固めるのがよさそうということと、コマを取り除くタイミングをずらすと、たいていずらした本人が一番ダメージを受けるということになることがありますね。

●電力会社 日本マップ

 今回のメインとなる、「電力会社 日本マップ」です。ゲームマーケットで出展された作品のひとつで、マップだけが単体で出展されていました。

 もちろん、「電力会社」の拡張マップとして使うためプレイするためには別途「電力会社」が必要になります。最近になって値上がりはしたものの、これを書いている時点でで入手可能なゲームです。マップ自体は、付属のものよりも多少厚いですが、サイズは同じでボックスに入ります。

 「電力会社」は文字通り電力会社を経営するゲームです。発電所を競売で購入して、支社を建設して電力を供給させていきます。最終的な目的は、より多くの都市に電力を供給させることです。セリ、配置、順番操作など総合的なことが要求される本格的な作品で、2時間〜3時間くらいのボリュームがあります。

 製品付属のマップは、ドイツとアメリカの両面構成、拡張セットでフランス/イタリア、東ヨーロッパ/ベネルクス3国がリリースされていますが、今回プレイしたのは日本のマップです。両面構成で、本州+中国+四国のマップと、北海道(4人まで)になっています。

 テストプレイも、実は1回だけ参加しています。当初、ゲームの内容は伏せるようにといわれていたのでレポートでも内容を伏せていましたが、どこかにレポートとして残してあります。

 日本マップの特徴は、土地が若干狭く感じるということでしょうか。南北に広がる形のマップのため、遠くの地域に手を伸ばすのが難しくなります。あとは、全体的に燃料が少ないような感じがします(手元にマップがないため確認することができませんが)。

 ゲーム自体は、「電力会社」の拡張マップということで、そのままの楽しさがあります。今回は、40番代→30番代→20番代という感じで発電所が出てきたため、高出力の発電所が取れず苦しい展開になりました。

 あとは、ごみの6電力の発電所が売れた後で、1〜4のごみ発電所が市場に並ぶという展開になりました。風力発電所もあまり出ず、結果として燃料が高くなりました。最終的に1のステップがかなり長く、2のステップは短いかと思われたものの、ちょっと延長し、3のステップが1ターンで終了しました。

 原子力発電所を占めていたプレイヤーがいたので、コスト面で有利かと思われたのですが、発電所がまったくでないタイミングが続き、電力量が足りないという残念なことになっていました。最終ターンは発電所の競りの結果、16電力の勝負になりました。

 直前2ターンで、あらかじめ外に出ておいたのと軒数を稼いだこと、初期の09の発電所で石油を2つ確保したことなどが影響して資金勝負で逃げ切りました。勝ちきる手がほとんどなかったのですが、こういうこともあるものですね。

●学研のこどもMBA

 こちらも、惨敗ゲーム会でプレイしましたが、ちゃんとしたルールもあったので実際にやってみました。4人までのゲームなので、私は説明抜けをしています。

 材料を買いあさって、料理を作るという要素があったため、ネタになるだろうということで自宅ゲーム会にあわせて購入したのでした。説明自体は先週も書いたような気がするので省略します。

 材料が変えないと厳しいですし、レシピがあっていないと厳しいゲームではありますが、雰囲気を楽しむということと、経済を学ぶということでは一定の効果があるのではと思いました。

●シティープラン 2.0 [play:game]

 今回の最終ゲームは、「シティープラン 2.0」でした。5人までプレイ可能なので、フルメンバーでプレイすることにしました。5人プレイは久しぶりにやったような気がします。

 ゲームの展開としては、いきなり最初に「駅」「高速道路」「バスターミナル」と割引系の建物が出てきて、速い展開になるような感じでした。新しい建物となる「バスターミナル」は、特に要注意のカードで収入カードを絡めた速攻にどう対応するかがポイントでしょうか。

 割引できなかったプレイヤーは、エコ建物を軸にせめて行く形になりました。早めに収入カードの条件を満たし、カードを増やしておいてそれから戦略を考えるという形式ですね。

 結果として、「駅」から高めの住宅地を建てて「大型展示場」で大量得点を獲得し、逆転でのゲーム終了になりました。工業地の1色建設とシティーホールで追いかけたのですが、割引分の差で届かなかったのではと思います。点差として7点、マニフェスト1枚分くらいの差ですね。


 おおよそ 19:00 くらいに終了し、アフターとなりました。多少歩いてファミリーレストランでのアフターになりました。こういう時間はやはり大切だとかそんな感じの話になりましたね。また、折を見て自宅ゲーム会/惨敗ゲーム会をと思っています。


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