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2004年最初の JAGAに行ってきました。1月は恒例の新年会ということで、ゲームのプレイ時間は 3時間ほど短くなるのですが、料理となかなか体験できないパーティーゲームがプレイできるいい機会でもあります。
今回も、掲示板に書いた速報を元に、レポートとして書き残しておきます。
去年通販で購入した Adlung の作品です。初めてプレイしたのも JAGA で、これは少ないコンポーネントでかなり濃いゲームだと思って、購入を決意したのでした。
今回はものすごく濃い競りが見られるかと思ったのですが、やはりその通りになりました。最初の最初は何をしたらいいかが分かりにくいゲームかもしれませんが、面白さが分かりだしてくると、世界が変わってきます。
これは悔しいからもう一回やりたいと、再戦希望がでるほどウケがよかったですね。私はというと終盤の競りの読みあいに負けて大量出費をしたあげくに、変な地形をつかまされてしまいました。
握りあいの競りと、線路を引くかどうかの判断と、カードの引きが要求されるゲームです。幅広く楽しめる名作だと思います。ゲーマー向けのゲームではあると思うのですが、短時間で濃いゲームというのはかなりいいものです。これは、購入して正解ですね。
Vom Kap bis Kairo / ケープからカイロまで, Guenter Burkhardt, Adlung, 2001
リクエストで「タイクーン」をプレイしました。仙台某所でプレイして以来、ずっとやってなかったので約 5年くらいブランクがあります。とはいっても、プレイ回数は10回程度あったかと思います。
世界を股にかけて、ホテルを建ててお金を稼ぐゲームです。世界の大都市が 9箇所あるのですが、なぜか東京は新宿歌舞伎町の写真になっています。シドニーのオペラハウスとか他の場所はまともなだけに、ちょっと違和感があります。「ケープ」と「カイロ」が都市としてあるのは、偶然とはいえタイムリーです。
いきなり借金というお約束の展開から始まりましたが、ホテルを散らす派とホテルを固める派の 2方向に分かれた展開でしたね。お金を倹約したのですが、さすがに資金が回らなくなり厳しくなりました。昔やったときは、20の借金を 2ターン目の頭に返済しても回っていたはずなのですが。現金で 7くらいの差がありますからね。
久しぶりの展開で、終盤になって自分のホテルがどんどんつぶされる展開になりましたが、たまにやってみると面白いものです。多数を取って決算する、現金収入が入るという、いかにもなゲームなのですが、経済ゲーム好きにはおすすめです。プレイ時間も 90分以内ですね。
Tycoon, Horst-Reiner Roesner / Wolfgang Kramer, Jumbo, 1998
さすがに重いゲームをやったあとというのと、残り時間が 30分くらいしなかったと言うこともあり、軽く終わるものを。とはいってもかなりシビアなゲームですね。相場感覚がかなり翻弄される展開でした。こういった場合、
最後にかかってくるのは自分の感でしょうか?
特にこのゲームの場合、かっちりとした相場というのはないような気もします。カードの値段は状況に応じて変わるものですね。短いゲームなだけに、いろいろな展開が起こり、場数を踏んだ方が有利なのかもしれません。見た目よりも、重いゲームかもしれませんね。
High Society / ハイソサエティー, Reiner Knizia, Ravensburger, 1995
(リメイク版が Amigo と Uberplay から出ています)
「ハイソサエティー」だとさすがにちょっと早く終わったので、2日前に作ってきたオリジナルを初公開しま
した。タイトルはまだ決まっていません。
「あ」とか「い」とか「おう」とか「うん」とかといった、母音と「ん」だけが書いてあるダイスを振り、母音が一致するようなことばを探していくという、ワードダイスゲームです。ダイスの順番は入れ替えてもかまいませんが、そのまま読んではいけません。今の問題だと「うんどうかい」が答えになります。
難度は思った通り高めでしたね。ツールとしてはできあがっているので、あとは答えに詰まったときの対策をどうするかとか、そのあたりになりそうな気がします。文章はありにした方がいいのかもしれません。
1月 JAGA なので、ここからはパーティーゲーム特集です。今回は「ラックオー」はありませんでしたが、関西の方でやられたそうです。
多人数番の「ディクショナリー」です。「たほいや」というと分かりやすいかもしれませんね。多人数版と言うことで、出題者は固定、ウソ回答をでっち上げる人も固定で、5つの選択肢から答えを探していきます。今回は、回答作成者、予想者ともにかなりさえていた感じがしました。その分、得点がとりにくかったですね。
いちばん自信のある答えを本命、その次に自身のある答えを対抗にして、当たっていればそれぞれ 5点、3点という得点が入ります。これしかないと思ったら、本命と対抗に同じ答えを書くことができ、これが当たると 7点になります。このあたりの得点バランス(8点にしないあたり)はすばらしいと思いました。
5人のプレイヤーが持っているカードを当てるというゲームです。カードを持っているプレイヤーに Yes/No で答えられる、5つの質問をしていきその答えを元に当てていきます。質問のうちちょうど 2つはウソを付かなければならない、というのがポイントです。
ここまで読んだ方ならおわかりのように、かなりロジカルなゲームです。デシジョンテーブルを書いておけばちゃんとしたヒントになるはずです。
確定するの回答のはずが、確定しないという意外な新事実が混ざっていたと言うこともあり、全体的に正答率は低かった模様です。これ、出題側にメモを渡した方がいいですね。酒の入った席でというよりは、ゲーム会の全体イベントでという趣のゲームかもしれません。
「ゲームパーティー」ではテーブルにいたので、できなかったのですが、ここでプレイできることになりました。一度やってみたかったゲームですね。
その名の通り、競馬のゲームです。サイコロを振っていちばん小さい目が抜けていく生き残りゲームで、どのダイスが残るかを予想していきます。サイコロを振るプレイヤーは同時公開入札によって決まります。
人気のあるサイコロには高値が付くだろうし、競争率も高そうだと言うことで「6面体」と書いたらバッティングせずに格安の値段で競り落とせました。「4面体」の半分以下の額です。ただ「12面体」や「20面体」がいるということで、かなりの穴馬ですね。
全部で 5レースだったのですが、最初の 4レースがすべて「20面体」が勝利という堅い展開でした。私も 3位が 2回と健闘はしていたのですが。
最終レースで「20面体」が脱落してなんと「8面体」との一騎打ちになりました。これを制して 1着でゴール。優勝賞金とちょっとだけつぎ込んでいた連勝 35倍の連勝の配当(こちらの方が大きかったのですが)で、一気にトップになりました。
競馬の知識があれば分かりやすいのですが、なくてもそれなりに分かりやすいルールになっています。一度ゲームが始まってしまえばかなりさくさくと進んで、盛り上がるゲームだと思いました。人数が集まったときにはいい感じになりそうです。
ちなみに私は競馬をやりませんが、うちの家族で競馬をやる人がいるので、そのあたりの知識だけはあります。なにせ、地元には競馬場がありますからね。
これは、アナログゲームオフの全体企画にしても面白いかもしれません。競馬と言うよりも、「なんでもダービー」を思い出してしまいました。
今回は短時間ながらも、濃いゲーム、懐かしいゲーム、パーティーゲームと幅広くプレイすることができました。帰りがけでは創作ゲームの話をしたりと、得るものは大きいゲーム会になったのではと思いました。
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