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2004年3月20日、ゲームマーケットの準備に追われつつも、JAGA の例会に行ってきました。今回も恒例のレポートをお送りします。今回は、諸事情によりクレジット情報なしでお送りします。
12:30 くらいまで、ゲームマーケットの準備をしていたこともあったのと、当日は雨が降っていたのもあって、開場到着は 14:30 ちょっと前でした。
人数が普段よりも少なめということもありましたが、ちょうど私も含めて 4人が浮いている状態だったので、リクエストのあった「マンハッタン」をプレイしました。
ここのレポートでも何回か登場しているように、JAGA でのプレイ回数は多いゲームですね。見た目と適度な戦略性が人気の秘密なのでしょうか。私の場合、どうもコンポーネントが大きすぎて所有するまでには至らなかったりとか。
序盤からつぶされて厳しい展開だったのですが、マークが外れてようやく 2位でした。トップをつぶすことを意識しだすと、けっこう点差が開いていても追いつくものですね。ということは、マークされないでいかに抜け出せるか、ということになるのでしょうか?
ステップアップという観点だと、これもなかなかいいゲームだと思いますね。ドイツゲーム大賞の作品でもあります。
ここからは、オリジナルの時間に。ゲームマーケット直前ということでプレイしました。今回の生き残ったことばは「ほころび」「じぬし」「てんかいず」「とうちょうき」「ゆでる」「ぱんつ」「にくきり」「ぷれぜん」「はがね」「おうめ」「せいまい」「けんとうし」「おかき」の 13個でした。
確かパスが 1回あったので、買い取りは 2回だけということですね。3文字のことばの難度が高かったというのもありますね。今回は「ぷれぜん」がなかなかうまいですね。「けんとうし」は実は通算 2回目だったりとか。
私はというと、前のターンに「し」を使ってしまい「かいてんずし」が作れなかったものの、最終ターンに 6文字が作れて、手札だけで 28点まで行きました。が、さすがに連鎖合戦には勝てないですね。
連鎖合戦は意識的に儲かるように作ったのですが、手札から出すかどうかの判断は難しいですね。6文字になったら、いっそのこと手札から作った方が得点が高い場合もありますから。
このゲームは、ゲームマーケットで出展します。まったりじっくりと時間をかけてやるタイプのゲームだと思いますね。
こちらも、ゲームマーケット直前になります。「ことばであそぼ」をやったあとだと悩むものよりも爽快感を求める動きが強くなるので、必然的にプレイ回数が多くなりますね。
4人プレイでしたが、全員が 900点を以上というかなり詰まった展開になりました。成功率 1/3 の倍率ダイスが失敗し続けていたのですが、200×2 が出たところで最終ターンに突入しました。
流れというものは怖いもので、ここから倍率ダイスが成功し出しました。直後に 270×2 で逆転が起こり、さらにそのあと私のターンで 80×3×6 というかなりウソみたいな得点をたたき出しました。これが決定打となり、2340点でゲームセットになりました。
夢を求めるゲームではあるのですが、展開次第では、今回のようにじりじりとする場合もあります。多人数でやるときは特にそうですね。
このゲームを始める前に、カワサキさんたちから、いろいろと制作物を見せて頂きました。
レーザープリンタはかなり出力がきれいですね。インクジェットとは月とすっぽんの差です。ただ、値段もそれなりに張るのが難点ですね。少数を作るのにはインクジェットの方がいいとのこと。
サンファンの日本語版のカードの「裏」を見せてもらったりとか、箱を見せてもらったりとか、とにかく制作に関しては、他の方の作品を見るのはかなり参考になります。
いちばんセンセーショナルだったのは、「ワイルドラッシュ」のバスケットでした。あれは、本当にすごいと思いました。
前置きが長くなりましたが、出展予定の「アールエコ」をプレイしました。すっきり、短時間で終わるゲームにまとまったような機がします。カツカツな首が絞まる感がたまらないゲームですね。コンセプトといい、バランスといい、きれい仕上がっていると思いました。
得点を稼ぐ前に、ゲームセットになってしまいました。ともすれば、一発で不法投棄になってしまうことがありますから、手札の操作が難しいゲームですね。
短時間でということで、ついに出すことができました。カードのバランスを見るという目的もあったのですが、出してみるといろいろと収穫があるものです。
まず、説明の時に気づいたことは、特殊カードが多いということでした。「操り人形」の紫色の建物しかりで、全部を紹介するより、効果をカードに書く + チャートを作るのが無難な気がしました。これは、テストプレイをしているうちに陥りやすい「慣れ」の罠ですね。
今回は、30分という短時間ということもあり、かなり説明が早足になってしまいました。どちらかといえば、カードのデザインは TCG に近いテイストにした方がいいのかと思いました。
ゲームの方は、比較的出入りの少ない展開になりました。高得点カードを優先的に出していくと地味な展開になりやすいというのがこのゲームですから。
絞り込みすぎると個性がなくなり、増やしすぎると煩雑になるし性格がぼやけるということで、調整は思いの外難しいかもしれません。ただ、コンポーネントレベルのアイデアがこの段階でいただけたのは大きいと思いました。
今回いちばん印象に残った作品でした。Amigo の 1995年のカードゲームですね。ホットドッグを売っていくという、バッティング系のシンプルなカードゲームです。
同時入札とバッティングという感じのゲームなのですが、小粒でけっこう辛いゲームですね。「ハゲタカの餌食」とかに近い読みあいの要素もあり、優先順位の兼ね合いもありとなかなか面白い仕上がりになっていると思いました。
短時間で終わって、考える要素があるという、いいゲームだというのが感想ですね。惜しむらくは過去の作品で位までは入手困難なことでしょうか。カードゲームということもありますが、見たら買うクラスのいいゲームでした。
ひとつ難点があるといえば、現金カードの両替のルールくらいでしょうか。本来は、不正のないように持っている現金は公開情報にすべきなのですが、ゲームの性質上どうしてもできないですからね。ルールに対する、好みの問題というレベルだとは思います。
その後の JAGA総会にも参加しました。ここでは詳しい話は避けますし、私もあまり他のところに入っていないのですが、幅広い年齢層と、名作、旧作、新作、オリジナルと何が飛び出すか分からないところがいいところだと思います。
さらにその後は、最近恒例の大戸屋での夕食タイムでした。「ホットドッグ」の話だとか、オリジナルゲームの話とか、来週のこととかいろいろと楽しい内容でした。こういう夕食タイムは本当にその場の特徴が出るものですね。
というわけで、今回のレポートはこのくらいにしましょう。プレイしたゲーム自体は 6ゲームでしたが、3週間ほど、メリハリのない作業を続けていただけに、雨の中でかけてよかったと思いました。
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