トップ > アナログボードゲーム > 雑記

● JAGA 2004年 6月 ●

 2004年6月19日、月1回の JAGA の例会に行ってきました。今回は、いたストオフでお世話になっている風船さんをつれての参加になりました。速報レポートを元に、記録を残していこうと思います。


 今回は「八八」大会では会ったものの、ルールが分からないということもあり、大会には参加せずと言う感じになりました。風船さんにお会いする前に、OKAZUさんからも連絡があったので、3人で会場入りしました。

● レイルロード・ダイス (Railroad Dice)

 最初にプレイしたのは、OKAZUさんの持ち込みゲームから「レイルロードダイス」です。サイコロがアクションポイントの代わりになる、鉄道ゲームです。会社の株式を取得して社長になり、自分の会社の路線をつないで得点を稼ぐ感じですね。

 英文ルールは付属していたのですが、かなり読みにくいルールでした。何カ所か分かりにくいルールがあったのですが、その場の解釈でプレイしてみました。

 最終的に、ルールが間違えていたということでしたが、プレイしてみるとなるほどという感じのゲームでした。そこそこ長時間になりそうな感じですが、正しいルールでリトライしたいですね。

 あとで調べたのですが、売り切れた後の株のやりとりは、私の解釈でよかったみたいです。ドイツ語の bei を英語の by と書いてしまったばかりに、意味が通らない文章になっていたのです(同じ発音ではあるのですが)。「社長の所有する株が他のプレイヤーによって買われる」という解釈が正解のようです。

 スタートプレイヤーは「鉄道ゲームを最も多く所有している人」だそうです。そして、そのときに話題に上がった「ゴールド」というゲームは、「うっかり鉄道にひかれるとゲームから除外されてしまう」ゲームなのです。確かに汽車が登場するゲームではあります。

● 宝の滝

 お次は、Ravensburger の新作から「宝の滝」をプレイ。子供向けゲームですね。ゲームセンターにある、メダルゲームのような感じのものです。サイコロの数だけチップを押し込んでいき、宝物を落とさないようにするゲームです。

 ジャンルで言えばバカゲーなのですが、盛り上がるゲームですね。直前のプレイヤーは滝壺に手を出して待っているとプレッシャーになります。

 例のごとく、財宝は木製のキューブなのですが、いちばん得点の高い財宝が白のキューブなので「豆腐」と呼ばれていました。これは定着しそうな感じですね。

● シティー・プラン

 お次は私のオリジナルゲームから、「シティー・プラン」を登場させました。前回からの差分は、収入の要素を場に共通のカードにして、競争させるようにしたというところですね。

 展開としては、早く建物を建てきってそのまま逃げ切るという、テストプレイではあまり見られなかった形でした。全体的に安い建物が多かったというのもありますね。

 一番最初に建てた特殊施設が大きな効果になりましたね。バランス調整の余地はまだまだあるので、ルールを整理しつつ、調整したいと思いました。

● トリガー

 ジュリアンさんが持ってきた、2人用ダイスゲームです。1988年の国産ゲームだそうです。ビンゴみたいに自分のタイルをつぶしていって、最終的に全部のタイルがつぶれた時点で勝利になります。

 リーチ状態になったら、最後のタイルは自動的につぶれるので、連鎖を組むこともできるわけです。パズル的要素があるのですが、それ以上にダイス目の要素が大きいですね。

 2人専用にもかかわらず、けっこうプレイしていました。これは、いつまでもやっていられそうな、中毒性が高い感じがします。

● 好き嫌いしちゃいけませんっ!

 風船さん持ち込みの 2人用の同人ゲームをプレイしました。いたストオフで何回か見ていたのですが、プレイする機会がなかったもので。指定された料理を完食するか、相手に押しつけて残させるかして得点を稼ぐゲームです。

 ゲーム自体はそんなに重くはなくちゃんと考えどころもあるゲームですね。食材のイラストのポップな感じが、雰囲気とマッチしています。オリジナルゲームには引きつけるイラストがあるとなおさら引き立ちますね。

 プレイ時間も短時間で終わりますし、ゲームとゲームの合間にという感じでやるのにはいいですね。作者のホームページによると、ゲームマーケットの参加も予定しているとか。これは、見つけたら手に入れたいですね。

● 創世1503

 Teuber の新作から、PCゲームの Anno 1503 をフィーチャーしたゲームです。ダイス目によって手に入る材料から、建物を建てたり、航海をしたりして勝利条件を満たしていくゲームです。下馬評では「カタン」+「エントデッカー」という感じでした。

 ところが、下馬評とは違って、交渉はないゲームなので「カタン」とはだいぶ趣が違います。航海もすぐに船が引き払われていくので、「エントデッカー」というわけでもないですね。

 他のプレイヤーの発展度合いを見ながら、自分のプランを立てていく感じでしょうか。ひたすら積み上げていくタイプのゲームなので、一度引き離されるとつらいかもしれません。

 見た目よりも、内向的なゲームではありますね。パワーバランスを見るゲームという意味ではやや経験者向きかもしれません。


 あとは、「トリガー」をやって終了となりました。「レイルロードダイス」とか「創世1503」がやや長時間ということもあって、ゲーム数自体は少なめでしたね。

 今回はお日柄もよく、いつもよりもたくさんの方が来られているようでした。今回は、あまり卓を動かずにプレイしていたわけですが、そのときそのときの状況によってプレイするメンバーもゲームも違ってくるのが JAGA の面白さなのではと思ったりします。


トップ > アナログボードゲーム > 雑記