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● JAGA 2005年3月 ●

 2005年3月19日ゲームマーケット直前で準備に追われている中、JAGA例会に行ってきました。その前にちょっとしたイベントもあったのでそちらの様子からレポートしたいと思います。


 今回は、JAGA例会前に東京カロリーメイトのお誘いがあったので、参加してきました。今回のお題は、パフェということで、武蔵小山のとある店に行ってきました。肖像権の関係により(笑)、写真はお見せできませんが、文章で簡単に説明を。

 5000円のパフェは果物が本格的です。ブルーベリー、ラズベリー、ストロベリー、パパイア、マンゴーはどれも選りすぐりのものばかり、果物は、パフェとは別皿で出され、パパイアとマンゴーは臭みを取るために食べる直前にフランベします。

 パフェ本体は生クリームとソフトクリームに、ブルーベリーソースが入ったものです。カステラやコーンフレークなどはいっさい入っていません。高さは、容器自体に入っている分が 20cmほど、そこから上に 20cmほどはみ出しています。容器上部の直径(幅が最大の部分)は 15cm弱くらいでしょうか。

 実際に食べた感じは、「果物がおいしい」「アイスもおいしい」というかんじですね。果物を売りにしているだけに、パフェの果物でこんなにおいしいものに当たったのは初めてですね。ベリー系は強烈な酸味はありませんし、パパイヤ、マンゴーの臭みもありません。

 アイスもしつこい甘みではなく、果物によくあった感じになっています。終盤のブルーベリーソースは多少覚悟していたのですが、全然酸っぱくなかったですね。5000円相当のものではあると思います。

 3月とはいえ、気温はそんなに高くないので食べきるころにはけっこうからだが冷えていました。冬場のパフェは、体温との戦いというところもあるかもしれませんね。

 なお、このパフェは 7人で攻略したため、あっという間に完全制覇されてしまいました。食前のデザートになってしまったのは言うまでもないでしょう。個人的には、メンバーにもよるでしょうが、4人で攻略可能かといったところですが、いかがでしょうか? → 某メンバー

 5000円のパフェは予約が必要ですが、好きな方は予約して食べてみる価値はあるかと思います。500円のジャンボパフェも見ましたが、垂直方向にかなりのボリュームがあります。

 そんなこんなで、会場入りが遅れてしまいました。14:00 ころの到着で、すでにいろいろなゲームがプレイされている模様でした。

● エレクションX

 1ゲーム目は、縁起物だからということで「エレクションX」をプレイしました。前回プレイしたのが 2004年5月のJAGAですから、10か月ぶりですね。いや、国内に出回っている個数から考えると、10か月ぶりでも相当な頻度なのかもしれません。

 イギリスを舞台とした選挙ゲームで、なんと 1972年の作品です。しかし、今プレイしても全く色あせない、単純で悩ましいゲームに仕上がっています。

今回は、北部を中心に基盤を固めていったものの終盤にマークされだしたのと、基盤を固めすぎてゲーム的な「死票」(本来の死票とは意味が違います)が多くなったので、第一党争いには、届きませんでした。第3の地区に票が行き届いていれば、いいところまで行っていたかもしれません。

 単純なルールではありますが、しっかりと考えるところもあり、それなりのスキルが要求されるゲームだと思います。なかなかプレイできるものではありませんが、面白い作品です。

 ちなみに、このゲームのプレイ時間は 2.5時間ほどでした。

● ラストチャンス

 重いゲームの直後と言うことと、JAGA総会が控えていたので、比較的軽そうなゲームをという感じになり、プレイしました。

 規定回数のチャンスで、指定された出目を振り、賞金を稼ぐのが目的になります。回数と、出目の書かれたカードをめくり挑戦権の競りをおこない、入札したプレイヤーが実際に挑戦することになります。

 挑戦者以外のプレイヤーも、挑戦者が成功するかしないかで賭けをおこなうことができます。いろいろなプレイヤーの思惑が交錯するわけです。

 挑戦に失敗した場合、途中までの状態で競りにかけられるため、あと1つという状態がくると俄然盛り上がることになるわけです。最終的に、1回以上挑戦を成功させて、所持金の最も多いプレイヤーが勝者となります。

 ダイスゲーム + 競りという、異質な感じのゲームではありますが、これが性格がかいま見えて面白いですね。ダイスを振るということで、当然期待値はつきまとうわけですが、自分の信念を元に値段をつけてくるプレイヤーもいるわけで、時にけっこうな価格差になったりします。

 残り1つの目が出るかでないかを競りに出すのはけっこう難しいものがありますね。相場が高すぎると思って、現金を放出させていたら挑戦に成功することなくゲームセットになってしまいました。

 思惑が交錯するゲームではありますが、冷静に考えると、収入額の関係上大差が付くと逆転しにくいようです。誰かが走り出したら、相場を下げて失敗を望んでみるのもありなのかもしれません。最終的な判断が難しいので、攻めのビッドにはかなりの覚悟が必要ですね。

 JAGA総会の様子は、省略と言うことで、次のゲームへ。

● 電力会社

 以前JAGAでプレイして面白かったので、先月末に思わず惨敗してしまったゲームです。こんなに早くプレイする機会が訪れるとは思いませんでした。

 電力会社を経営するゲームで、今回はアメリカマップでのプレイとなりました。競り、相場の上げ下げ、コマの配置、プレイ順の操作など、いろいろな要素がてんこ盛りの経済ゲームです。

 今回は、特に発電所で苦労した覚えしかありません。プレイ順を有利に操作しようと、安めの発電所からスタートしたら、さらに安い発電所を買われてしまいました。

 最初のターンに安い発電所を買って、場所を選ぶ権利をもらえたので、早めに軒数を増やしたら、今度はプレイ順が早まって、燃料を高く買わされるハメに、うっかりした発電所競りに出せず、我慢するプレイが続きました。

 早いプレイ順が災いして、発電所の購入を見合わせたところでいい発電所がでてきたり、自分が選べる段になったら、時代遅れの発電所になったりとさんざんではありました。中盤のまったりとした発電所の展開で、供給量の大きな発電所の重要性が分かったような気がします。

 終盤でも、6区画に発電できるものが、最低価格 +20くらいが平気でつく高値での取引になってしまいました。適当なところで降りて、山からのめくりに期待したのはあったのですが、電力の出ないものばかりが出てきて、どうしようもない感じでしたね。

 結局、最初に買った発電所が、最終ターンでようやく買い換えになりましたが、電力量が全然足りずに最下位でした。ただ、石炭の価格調整(2ターンほど買いだめをしました)と入札額(10〜20くらいはつり上げているでしょうか)で現金を削らせてはいたので、競り合ったプレイヤーの順位も下がっているはずなのでは、とは思います。

 5〜6区画に発電可能なものは、終盤を考えると必需品にはなりますね。どこかで競りのビットをしなければならないのをつくづく感じました。状態が確定することは priceless なのかもしれませんね。

 いろいろと要素があって難しいゲームではあるのですが、満足感が得られるゲームでもありますね。こちらも、3時間近くかかってしまったため、この日のゲームはこれで終了になりました。


 今回も、前回と同様長時間ゲームが 2つ入ったため、3ゲームで終了となりました。行ってみるまでどんなものがプレイされるか分からないのが JAGA の楽しみではありますね。

 アフターは、いつものところでいつもとちょっと違ったメンバーといろいろな話題で盛り上がりました。普段、ゲームの話はそんなにできるものでもないですからね。

 年度末ということで、いろいろと異動がある時期なのですが、私は 4月以降も従来通り参加できるかと思います。メインの活動場所ではあるので、今後もできる限り参加したいですね。


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