● JAGA 2005年5月 ●

　2005年5月21日、今月もJAGA例会に参加してきました。ひさしぶりに創作ゲームが用意できたり、とある方が来られるという情報を入手したりと、かなり楽しみな回になりました。今回もプレイしたゲームのレポートをお送りします。

　まずはじめは、入荷数の少ないゲームということで「ベニスのパトロン」をプレイしました。材料を入手して、建物を建てて、建物から品物を作ってというのを繰り返してお金を稼ぎ、最終的に得点を稼ぐゲームです。

　ゲームの感じとしては「プエルトリコ」に近い感じではありますが、こちらのほうがもう少し手軽ですね。右肩上がりに成長していく様子は、この手のゲームならではです。

　今回は5人でプレイしたのですが、目標の10点が意外と早くやってくるせいか、これで終わり？という感じにはなりました。適度に考えるところがあり、そこそこの時間で終わるという点でなかなか面白いゲームだと思いました。

　重いものをやったあとは軽いものをということで、ここでも登場させてみました。箱が多少大きいですし、そろそろ出回っているころなので、しばらくは引っ込めてみようと思っていますが。

　今回は、競りで勝負が決まった感じになりました。新しいルールになって、値段をつり上げるタイミングがより難しくなったような感じがします。これ、混合ルールでやってみてもいいかもしれませんね。

　1週くらい前から考えて来たゲームをここでお披露目しました。実際には「インスタント・サクセス」を配置/決算系のゲームにしたらどうなるか？というコンセプトで調整してみたのでした。

　どちらかというと、じりじりする感じを味わうゲームだったのですが、爽快感があまりなかったような感じもしましたし、今回はけっこうな点差がついてしまいました。決算のタイミングがある意味勝負のゲームではありますが、だとすると、プレイ順の問題とかそのあたりも聞いてくるかもしれませんね。

　個人的には、ゲームとしての爽快感が欲しいところではあるので、しばらく寝かせておくことにしようかと思いました。

　ほんのちょっとだけ時間があったのと、初めて見るという方もいらっしゃったので軽くプレイしてみました。このゲームは本当に中毒性があるので、顔見せ程度ということにしたのですが。

　ルール説明も兼ねて軽くプレイしてみたら、思いっきり珍プレイを出してしまいました。こちらがこの写真です。

　私が 3手目をやったのですが、下の青いピースの上に丸い面が来るように落としたつもりが、跳ね返って底面で立ってしまいました。透明板の上からはみ出たら負けなのですが、誰が見ても明らかに負けですね。

　普通にプレイしていてこういううっかりが見られるのがこのゲームのいいところでしょうか。2人でまったりとプレイするのにおすすめです。

　今回のメインイベントは、アフリカ探検のゲームです。シミュレーションゲームに近い感じですが、自分の行動と得点計算のチャンスを競りで購入するというのが特徴です。

　基本的にいろいろな領地を取っていると得点になるのですが、中盤以降なかなか他のプレイヤーを攻めることが難しく(基本的に攻め込んだ方も、守った方もそれなりの損害が出るのです)、あれよあれよという間に大量得点でゲームセットになってしまいました。

　プレイヤーを攻撃する手段は他にもあるのですが、直接攻撃ができるので難しいところではありますね。プレイ時間としては、今回のルールではやや短いといっても 1時間以上はかかりました。

　これは、けっこう好き嫌いが分かれそうなゲームでしょう。競りゲーム自体は好きなのですが、こちらはあまり私の肌に合わなかったかもしれませんね。

　今回もテストプレイに参加しました。5人でプレイしたのですが、多人数になると、ある程度狙って得点を取っていかないとゲームに参加できなくなってしまいますね。

　すべてがどこから始まるかにゆだねられているので、下手をするとほとんどプレイできずに終了ということもありそうな気がします。まわりの評判はなかなかいいゲームなので、どちらの方向に進化していくのかしばらく様子を見たいところです。

　最後に、3人でプレイしてみました。サイコロを取り合うのは久しぶりになるでしょうか。中盤にフィーバーが訪れたこともあって、快勝しました。3人で遊べるゲームという意味ではかなり重宝するゲームだと思います。

　コンポーネントが重いので、持ち運びが大変なのと、日本では入手困難なのが残念ですね。

　というわけで、今回の JAGAは、新作を中心に創作ゲームを交えてお送りしました。アフターの食事会はここ数ヶ月の中で一番ぶっとんだ話題になりましたね。

　ここからしばらくは、新作も落ち着き、創作ゲームがある程度出てくるころでしょうか。また来月も参加する予定なので、よろしくお願いします。