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● JAGA 2005年9月 ●

 2005年9月17日、3連休の初日ということで、今回もJAGAに参加してきました。前回は途中抜けでしたが、今回はアフターをのぞいてフル参加が可能ということで、しっかりと楽しんできました。今回もプレイしたゲームを中心にレポートします。


 今回も、先月に引き続きゲストが来られるということで、開始前の仕込みからいろいろとやっていました。いつもの場所に集合して、移動というところでまたもや奇遇プレイが発生しましたね。

● ゲシェンク [play:game]

 今回は、八八大会があったので、時間調整ということで軽いゲームからスタートしました。軽いものということで恒例の「ゲシェンク」ですね。

 マイナスの得点は大きめに設定されていますが、チップの枚数は限られています。どこでチップを引き取るのかが重要なポイントになってきますね。うっかり手元不如意になって、取らされるハメになるのは避けたいですから。

 中盤に大きめの数字を大量のチップとともに引き取ったので、資金的には如意な状態にあったのですが、低い数字をきれいに揃えられてしまったので、トップには至りませんでした。

 発売されたころは、あまりプレイする機会がなかったのですが、今ころプレイしてみていいゲームだと思っていますね。サイズも大きくありませんし、手軽に終わるゲームなので、時間調整のお供にもってこいです。

● クイッチ [play:game]

 「ゲシェンク」では時間が余ったので、軽いものをもう一つプレイしました。Out of the Box の「クイッチ」です。2000年の作品なのですが、当時のドイツゲームの新作にすっかり埋もれていて、プレイしていなかったですね。

 簡単に言えば、リアルタイムの UNO系といえばいいのでしょうか。ダイスの指示に従って、条件に合うカードを出し、手札をなくしたら勝ちという感じです。

 実際にやってみると、アルファベットの逆順をたどるのが難しいですね。アクション性のあるゲームなのですが、脳の準備運動にはいいゲームかもしれません。どちらかといえば、右脳系のゲームになるのでしょうか?

● Xマキナ [play:game]

 ある意味、今回の目玉かもしれません。ありふれた「材料」から、ありえない「発明品」をでっち上げて、プレゼンするというコミュニケーション系のゲームです。

 アップル・トゥ・アップルみたいに、雰囲気を楽しむというところは大きいのですが、プレゼンすると得点になるか、手札が増えるようになっているのがいいですね。

 ありえない発明品もすごいのですが、材料の中にはクライアントと観衆の笑いを誘うような「飛び道具」がいろいろと準備されています。見ているだけで何となくルールが分かる系統のゲームでしょう。

 この日は、2回プレイしたのでプレイした感想などは、あとで書きます。

● マーケットトレンド

 せっかくコンポーネントも作り替えたので、テストプレイをしてみました。今回は 7人集まったので、私は説明のみの抜け番になりました。6人プレイはひさしぶりかもしれません。

 今回のルール調整点は、ラウンド終了時の処理の簡易化、Diamond が安めになる傾向への対策、終盤で Jet/Amethyst あたりが高くなりすぎることへの対策というところでしょうか。

 プレイしてみると、気になる点はだいたい調整できたのではと思いました。今回は、高い宝石に注目が集まったのと、怪しいくらい出ていなかった Amethyst に集中砲火があったこともありましたが、従来より 1〜2ランクくらいは安くなったはずです。

 6人プレイですが、3ラウンド目と4ラウンド目の連続 4人 Match が見られました。両方を外すとさすがにトップ争いには出られませんね。マッチボーナスについては Tipsとして書くべきかどうか難しいところですが、「トレンドを読む」というゲームなので、ということで。

 3ラウンド目の Amethyst は、元から安かったのでボーナスを取りに行った感がありましたが、4ラウンド目の Topaz は、450まで上がっていたので下げられても仕方がないでしょう。なお、ボーナスを人数倍するのは、そのままにする予定です。これは、怪しい値段の宝石の値下げを促進させるのが狙いですから。

 とりあえずは、このバランスで何回かプレイしてみたいと思っています。

● Xマキナ(2回目) [play:game]

 再戦のリクエストがあったので、再びプレイしました。こちらの方にはプレイした感想を書きましょうか。

 プレゼンのゲームということで、並び順、手番順というのには大きく依存します。が、この辺は本物のプレゼンも同じでしょうから、ある意味リアルかもしれません。材料は、枚数だけ公開で内容はプレゼンの時にカードを公開しながらというのも面白いでしょう。

 いろいろと難しい物体とかが入ってきますから、対象年齢は高めでしょう。12歳以上推奨でしょうか。あと、好き嫌いがかなり分かれるゲームかもしれません。

 それなりに時間もかかりますが、かなり楽しいゲームだと思います。連続でプレイしてしまうと「飽き」が来るタイプのゲームなので、折りを見てという感じで大事に楽しんでいきたいですね。

● アクワイア [play:game]

 お次は、リクエストがあったので「アクワイア」をプレイしました。人気のあるゲームですが、ゲーム会でプレイしたのはほとんどなかったような気がします。株とホテル合併の経済ゲームです。

 今回は、なかなかチェーンがつぶれない、カツカツとした展開になりました。しかも、自分の株が絡まないチェーンが伸びて合併になったので目も当てられません。合併で資金が入らないまま、トップタイから 3位に落とされて再合併となったのでは、まるっきり勝ち目がありません。

 こうなったら、もう場を荒らさないように伸び目を考えるのが精一杯です。幸い、3件でチェーンができる株を持っていたので、ホールドして新会社を建てて収入を得ましたが、ゲームセットと同タイミングでお金が入っても意味がありませんね。結局、株購入の資金は 6000 しかありませんでした。

 ここまで、何もできない展開になるのも珍しいというほど利益が上がりませんでした。ここまで引いてきたタイルと、周りの展開に依存するのも珍しいですね。

● メディチ [play:game]

 さらに、リクエストでひさしぶりに「メディチ」をプレイしました。今回も、抜けるカードのない 6人プレイなので、完全なカウンティングができてしまうカツカツな展開が予想されます。

 1ラウンド目は、それなりに安く買って、それなりの数字でという中途半端な展開になってしまいました。まあ、2人が先行、残り 3人が大きな「待ち」になってしまったというところはあるのですが。

 2ラウンド目も、30の収入を確定されて先に抜けられましたが、こちらも資金を絞りつつ、伸びていた金属を集める展開に。人気の集まる「4」をあえて高い値段で買わせて、最後の「1」を自力で引いて、一気に勝負になる展開に。ここは、流れたカードが極端に多かった場ですからね。

 3ラウンド目は、もう数字を集めることだけに終始しました。それなりに高い数字をそれなりの値段で買わせて様子をうかがって、自分のターンでいい数字を引き当ててという感じでしょうか。

 最終的には比較的安く、価値のトップが転がり込んできたのと、対抗相手の品物と価値がタイになったことにも助けられ、気がつけばけっこうな差をつけていました。

 今回は、中盤まで競りに残される立場ではあったのですが、競り値がカツカツになることはいつものことですからね。相場的観点では比較的落ち着いた値段にまとめたのと、ピンポイントで「安く」キーの品物を入手できたのが大きいでしょう。

 競りのゲームの中では、要素がかなりまとまっていますし、勝利へのアプローチもいろいろとあって飽きが来ないゲームですね。難度は高めではありますが、本格的に悩ましい競りのゲームがしたいというときにはもってこいです。上級者向け作品としておすすめできる一品です。


 このあたりで、時間が来たのでお開きとなりました。今回も恒例のアフターはあったのですが、先月に引き続き諸事情により参加できませんでした。次回は、アフターまで大丈夫だと思うので、そのときまで楽しみを取っておくということで。


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