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● JAGA 2005年10月 ●

 2005年10月8日、3連休の初日ということで、今回もJAGAに参加してきました。いつも通り、プレイしたゲームのレポートをお送りします。


 今回もいつも通り新宿経由で会場入りということになりました。Essen の直前ということもあり新作も特になく、会場入りとなりました。

● マーケットトレンド

 最初は、テストプレイ中の「マーケットトレンド」をプレイしました。今回は 5人ですね。先月のJAGAからルールの変更はありません。

 5人プレイはひさしぶりかもしれませんが、大きな Match もなく、比較的地味な展開になりました。以前のルールと違って安い宝石が高騰しないというのも影響しているのでしょう。

 今回は接戦になりましたが、4ラウンド目に Jet の大量売却でボーナスを獲得できたのと、最後に Sapphire が反発して 200 まで値上がりしたのでぎりぎり勝利でした。高額の宝石にほとんど絡めなかったのですが、29枚すべてのカードを売却することに成功しました。

 数値バランスとしては、おおよそ想定の範囲内に納まったかと思います。あとは、コンポーネントも意識した調整が入るかもしれないというところでしょうか。

● ポイズン [BGG]

 ちょっとした時間があったので、プレイすることになりました。実はこれが初プレイだったりします。Knizia 作のトリックテイキング風のまったりとしたゲームです。

 プレイヤーはコルドロン(cauldron; 大釜)に薬や毒を放り込んでいきます。コルドロンの容量には限界があり、限界を超えるようなものを出すためには中身を全部持って行かなければなりません。「入り切らなくなったから飲んだ」のかもしれませんね。

 最終的に、飲んでしまった薬と毒が失点になりますが、薬は大量に取れば失点がなくなる可能性があります。

 カツカツなトリックテイキングかと思いきや、どちらかといえば「とらぶるスクール」に近い、まったりとした感じのゲームに仕上がっているようです。整理運動などにちょうどいい感じかもしれませんね。

 うっかり、購入する機会があったのにスルーしてしまったゲームではありますが、これは購入してもそれなりに使えるところになるかと思いました。「多すぎる料理人」といい Knizia のこの手のゲームは侮れません。

● ヒマラヤ [play:game]

 ここで、長時間ゲームの卓とそれ以外に分かれたので、数多くプレイする方に回りました。新作の「ヒマラヤ」をプレイすることになりました。

 「ヒマラヤ」の地を巡回して宗教/民族/資産的な影響力を高めていくというゲームです。各地に置かれた産物を、目的地に運んでいくというのが大まかな流れですが、1分の制限時間で行動を決めて全員一斉に公開というルールがちょっと変わっています。

 ルールを勘違いしていたこともあり、1.7 ゲーム分くらいプレイしてしまったのですが、産物を取るタイミングや、目的を達成するタイミング、移動でいかに裏をかくかなどの駆け引きが面白いですね。1分の時間制限がいい感じに機能しているかと思います。

 4人プレイの場合は、宗教/民族の配置で脱落者が出て、残ったプレイヤーの資産勝負という感じになります。今回は、無事予選通過できたのと、最後のターンに資産を稼いで逆転に成功しました。

 90分クラスのゲームではありますが、ひさしぶりに面白い作品に出会えたと思いました。私の場合、大箱の作品は惨敗条件が厳しいのですが、3人プレイでも面白いと分かれば購入してもいいという感じですね。

● 勝利への道 [play:game]

 お次は、リクエストがあったので「勝利への道」をプレイしました。簡単に言えば、ダイスを振って自分のコマを進めていくすごろく系のゲームですが、自分が「最後の一人」になると得点/失点というのと、番人コマの存在でいい味付けがされています。

 今回は、それぞれのマスに対するマークが比較的緩いような感じになりました。となると、クローバーが集まってしまいやすくなるもので、3つのクローバーを集めたプレイヤーの圧勝となりました。

 取っつきやすいゲームではありますが、意外とお仕事をしなければならないということは多いかと思います。そういう意味では、まったりとプレイするよりも、ある程度悩みながらプレイする方が面白いかと思います。

● アンモナイト

 ここで、いったん卓がシャッフルされてメンバーが変わったので、お誘いに乗じる形でプレイしました。このゲームをプレイするのは 5月以来でしょうか? 山札から、アンモナイトを発掘していくというゲームです。ルールは多少シンプルになっていました。

 取った色の数が得点の倍率に関わってくることもあり、まんべんなく色を取りつつ主軸を稼ぐということになるのでしょうか。このルールのため、座り順によっては仕事をしなければならない場面も出てきたりします。

 山札の底に送り込むルールが効いているので、あるだろうと思っていたものが意外となかったりするわけです。大当たりが引けるかどうかは運やカンに頼る部分はあるかと思いますが、発掘している感じは相変わらず健在でした。

● 乗車券ヨーロッパ [play:game]

 お次は、リクエストがあったのでひさしぶりにプレイの「乗車券ヨーロッパ」です。ヨーロッパを舞台に鉄道の路線を引き、目的地をつなげて得点を稼ぐゲームです。今回は 4人ということで比較的広々とした感じになりました。

 今回は東ヨーロッパを中心とする目的地になったこともありましたが、要所となる場所に路線を引けたことと、最初の目的地がうまく重なっていて 1枚多く所持していたということもあり、けっこう思い通りの展開になりました。

 最終的には手札使い切りで、最長路線、チケット 3枚達成で、なおかつ 15ポイントの路線も 1つ押さえて勝利しました。下手にチケットに頼って失点になるよりは、すんなりとつなげてしまった方がいい場合もありますね。

 「乗車券」シリーズはなんだかんだで、プレイする機会があればプレイしたくなるゲームですね。難度もそれほど高くありませんし、幅広くおすすめできるゲームなのではと改めて思いました。

● 黄色が勝ち [play:game]

 ここで、長時間ゲームも終了したということもあり、まったりと整理運動に入りました。比較的新しい「黄色が勝ち」というゲームをプレイ。

 いわゆる「カシノ系」のゲームです。カードを 1枚出して、場に出ている任意の枚数のカードの和と一致していればカードを取ることができる、という感じです。取ったカードの種類や枚数によって得点が入ります。

 プレイしてみた感じですが、もうひとひねりあってもよかったかと思いました。手札の善し悪しがそのまま結果に反映されてしまいますし、爽快感と言うよりはままならない感じのほうが強いゲームですからね。逆に言えば、ここから何か別のゲームを作るという楽しみ方があるのかもしれません。

● ゲシェンク [play:game]

 最後ということで、恒例の「ゲシェンク」になりました。ゲーム説明は最近頻出なので省略しましょう。

 今回は、自分の手前で高いカードと大量のチップを取るプレイに出られたので、所持金がなくなり手元不如意の状態になりました。ぎりぎりまで引っ張ってそれほど損害は大きくならなかったのですが、勝負に成功されて大量のチップをとられてそのまま走られた感じでゲームセットでした。


 アフターは、私はひさしぶりになるのですがいつものところで、いつものような感じになりました。やはりいろいろな話題が展開されるというのが、このアフターの特徴ではあります。2か月間出られなかったのが惜しくてなりません。

 というわけで、今回のレポートはこのくらいになるでしょうか。次回は 11/20 なのですが、諸事情によりお休みすることが確定しています。やはり年に 1回くらいはそういうタイミングがあるものですね。


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