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2007年7月21日、JAGAの例会に参加してきました。先月は別件で出られなかったので2か月ぶりになりますね。いつも通りプレイしたゲームのレポートをお送りします。
この日は、会場に着く前に待ち合わせをして昼食を食べてきました。お茶の水といっても神保町の書泉にほど近いカレーのお店でした。欧風カレーと、インドカレーの中間くらいの感じでしょうか。辛さを辛めにしたこともあり、いい汗をかきましたね。折りを見てまた行きたいものです。
そのあと、私からのリクエストでメビウスに立ち寄ってみました。ちょうど今月の新作が全然手に入っていなかったということもあり、機会を見て行きたかったので。一通りのものを惨敗し、背中押しも成功して会場入りしました。
これは、私が惨敗したものではないのですが面白いという評判があったので気になっていました。背中押しで惨敗した方がいたので、プレイしてみることになりました。
考古学者になって、古代遺跡を発掘してポイントを稼いでいくというゲームです。ヨーロッパの各都市で遺跡に関する知識を学び、実際に遺跡に出向き発掘して行きます。
発掘の際に価値のある出土品と、そうでないものが分かれており、価値のあるものだけ得点になります。これを表現するのに袋からタイルを引くというギミックが入っています。価値のない出土品は袋に戻されるため、後になればなるほどあたりの確率は下がってくることになるのです。
知識を得ることも重要で、知識があればそれだけ短い期間にたくさんの発掘をすることができます。このあたりの関係もチャート表ではなく、小道具が入っていてこだわっています。
行動には、所要期間が決まっており、消費した期間からプレイ順が決まってきます。ピンとくる例かどうかは分かりませんが、「タクティクスオウガ」や、その流れをくんだ「FFT」の行動順のシステムに近いかもしれません。
実際にプレイしてみると、どのくらい都市で勉強し、どのタイミングで発掘しに行くかが実に悩ましいですね。発掘や、とれる行動は運の要素が多分にありますが、設定と非常にマッチしているということもあり、あまり気になりませんでした。
発掘で、いわゆる「神の手」は見なかったものの、大量に掘ったものの1つも当たりが出ないというのを見たりはしました。学会の発表もけっこうな得点源になり、最後はかなりの接戦になりました。
プレイした感じは、それなりのボリュームもあり、ひさしぶりにプレイ自体に「楽しさ」があるゲームだと思いました。4人までという制限は仕方がないと思います。値段が高いのは、コンポーネントに力が入っている空というのはありますが、惜しむらくはQueenのゲームなので、箱のサイズが気になるというところでしょうか。
RGGと手を組んでいるので、以前よりは状況が改善されましたが、これも比較的早い段階で絶版になりやすいタイトルではありますね。今後の動向に気をつけたいところです。あと、出土品などの知識もあるとより楽しめそうな感じもしました。
お次は、ここのところかなりの頻度でプレイしている「カナルマニア」です。第2版を入手したこともあり、元を取るべく日本語化を進めてプレイアビリティを上げていこうという作戦のもと、いくつかカードを作ってみました。今回は、その初お披露目です。
ここのところさんざんレポートに登場しているので、説明自体は省略しようと思います。イギリス、運河がキーワードですね。
今回も、いつもとはかなり違った展開になりました。北部のマンチェスターから東に延びる路線や、南部のロンドン近郊の路線が発展するような感じになりやすいのですが、契約カードの偏り具合から、中西部のあたりが交通の要所になりました。
5人でプレイしましたが、新版のルールになると路線もそんなに混み合わず、それなりの密度でゲームが進行していくような感じですね。
そして、やはり新要素となる Junction Canal がゲームを大きく分けます。荷物を運ぶときの交通の要所に使うこともできますが、契約としてカウントされるため、ボーナスポイントも意外と侮れないのです。
路線のポイントで稼いで、それなりに荷物を運んでという感じになりましたが、最後に7点、4点、Junctionと運河の完成ができたのが大きかったかもしれません。荷物と運河のポイントのバランス関係が変わってきているので、旧版からのプレイヤーは注意したい点のひとつかもしれません。
契約書の日本語化ですが、これはかなりプレイアビリティが上がったのではと思います。やはり地図があるのとないのでは検索性に大きく差が出てきますね。そして、イギリスの地名は難読地名が多く、一旦調べておいてよかったかと思いました。
それなりにいい時間になったので、ここからは惨敗した軽めのゲームをプレイしています。暗号コードを破って金庫破りをするというテーマのダイスゲームです。
サイコロを振って、対応する目のコードを破っていき、すべてのコードを破れば金庫の中身をゲットすることができます。ただし、対応する目がひとつも出ないとその時点でターン終了になってしまいます。
ダイス目の中に、マイクロチップという特別な目があり、金庫を開けるのには使えませんが、規定数貯めることで、すべてのダイスを振り切ったときに、すべてのダイスを再利用することができるという特典があります。
まあ、かなり軽いダイスゲームではあるのですが、コードを破った後のボードやマイクロチップなど、細かいところが凝っていますね。後は、さすがKniziaのゲームということでダイスゲームであってもそれなりの悩ましさはあります。
プレイした感覚は「ギャンブラー」(テンプテーション/ロイヤルカジノ)に若干近いですが、マイナスポイントはないぶんシンプルになっています。それでいて、マイクロチップがあるので一発勝負に出るかどうかという悩ましさはあります。
箱もそれなりに小さめ、無駄もないコンポーネントでちょっと持ち出すのにもいい感じではないでしょうか? 軽めでそれなりに楽しめるダイスゲームとしては、いい感じなのではと思います。
もう1ゲーム、こちらも惨敗物からです。バーストしないように気をつけながらカードを押しつけていき得点を稼いでいくゲームです。プレイの感覚としては、「フィガロ」に近いですが、親番が動きにくく、自由度が低いだけに悩ましさや、直接攻撃のえぐさはこちらの方が上でしょうか。
このゲームの場合、カードの分布状況によって「殺され役」が出てくることになります。バーストすると得点にならないので、役割分担がきれいになっているとことが進みやすいのですが、うっかりしたカードが出たりすると「殺され役」が2人出ることになって、かなりドロドロとしてきます。
それほど重い感じのゲームではないのですが、かなり直接的な攻撃もできるゲームなので、その辺を割り切ってプレイする必要があるかと思います。なので、ゲーマー向けのゲームではないかと思ったりしています。
いい時間になったので、会場を引き上げて、5人でアフターへ。録音機材が飛び出したりもしましたが、いつも通りの感じのアフターになりました。このまったりとしたアフターも含めてJAGAにきたという感じがしますね。
次回は、お盆休みまっただ中の 8/18です。東京にいることはほぼ確定しているので、参加できるのではないかと思います。諸事情につきアフターでまったりできるかどうかまでは怪しいかもしれませんが。
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