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● JAGA 2007年8月 ●

 2007年8月18日、夏休みまっただ中の JAGAの例会に参加してきました。お盆の帰省の時期と、今回は1週ずれた某イベントの合間の日ということで、ピンポイントに予定があくはずでした。が、午前中に予定を入れられてしまい、14:30ころの会場入りになりました。

 ゲーム数は少ないですがいつも通りレポートをお送りします。


 到着したときには、すでにゲームが始まっており「カナルマニア第2版」がプレイされていました。日本語化カードセットの依頼を前日に受注していたのですが、納品が若干間に合わなかった模様です。プレイが終わるのを待って無事納品も完了しました。

●創作ゲーム(タイトル未定)

 7月末くらいからいろいろと考えたものがあったのですが、帰省中に作ったネタの方を出してみました。まだ方向性が完全には定まっていませんが、バースト系のゲームの一種といえばいいでしょうか?

 東京に戻ってきてから、実質半日くらいでざっくりとプロトタイプ版限定のデザインを作って出してみました。デザインは狙って作ったこともあり、とりあえずウケはとれたのではと思います。間違いなく頒布されるバージョンでは採用されない、本当の限定ものですね。

 複数人数でプレイしてみて、いろいろと意見をもらったりしたので、いろいろと方向性をつけつつ煮詰めていこうと思います。ひとまずTGF合わせということで。

●エレクションX [BGG]

 ややひさしぶりという感じでしょうか。亥年は参院選と統一地方選が重なる年なのですが、選挙ゲームはやっていませんでした。今回は6人でプレイしています。

 いつもと違った、まったりとした立ち上がりになりましたが、6人プレイの時は終了条件を満たすように支持基盤を固めるのが難しいのです。プレイ時間も 5人の時よりも格段にかかるようになります。

 南部に選挙運動をする暇がなく(支持基盤が少ないというのもありましたが)、北部の大票田のスコットランドとノースイーストの立ち上がりも遅く、基盤をひっくり返すのが難しい形になりました。結局、地域票の北アイルランド、ウェールズ、大票田のひとつとなるノースウエストを堅め、最大規模のミッドランドにそれなりに手を出す程度でした。

 勝負を分けたのは、実は浮動票の方だったかもしれません。浮動票の置かれない北アイルランドと、ウェールズを基盤としていたのと、他も勢力分布がはっきりとしていたので、手を出していなかった場所に滑り込んで、3位くらいを狙うという作戦に乗り出しました。

 最後の開票では、この作戦が変な方向に動きました。ダミーチップの兼ね合いもあり、浮動票のこうかで、トップタイとか、単独 2位とかを獲得することに成功し、結果として死票がものすごく少ない状態になりました。他の大票田もトップタイや、圧勝のトップなどで、比較的死票が多くなる形になり、結果的に大きな得票数を稼ぎました。

 ゲーム的な面もあるため、いわゆる二大政党制のような感じにはならないのですが、選挙速報の楽しさなどこのゲームならではの要素はありますね。1972年と、今から 35年も前の作品ですが今でも色あせず遊べるのではと思います。

 なお、政党による難度の違いは明らかにありますね。人口比率の少ないものは取り合いになりやすいため、選挙運動はかなり難しいことになるのです。

●カタンダイス [play:game]

 最後にプレイしたのが、新作の「カタンダイス」です。あの「カタン」をダイスゲームに仕立てたものですね。

 基本的にソロプレイ色が強く、手番に時間がかかるため4人までを推奨していますが、15ターンと期間が長く、建設できる建物の制限もあるため、短時間のダイスゲームにはない駆け引きがあるのではと思います。「ヤッツィー」あたりにも近いかもしれませんが、使い切りではなく、けっこうな回数が使えるためもっと長期的な感じです。

 時間の都合で最後までプレイすることはできませんでしたが、騎士の発動タイミングや、全体的なプランニングは終盤になって効いてくるのではと思いました。

 ダイスゲームにしては、多少時間がかかりますが、数値的にそれなりによくできているのではと感じました。一度通してプレイしておきたいものです。


 時間切れが近くなったので、途中終了しアフターに移行しました。アフターはいつもの場所で、ほぼいつも通りという感じのトークになりました。翌日に予定があるのにもかかわらず、いつも通りの時間までだべっていたのでした。

 来月もまた参加の予定です。しばらくは定期的に創作ゲームを進めたいと思っています。


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