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2008年3月15日、ゲームマーケットの作業の合間を縫ってJAGAに参加してきました。作業期間中は特にまとまってゲームをプレイする機会がないので、大事にしていきたいものです。ということで、プレイしたゲームのレポートをお送りします。
今回は、大量生産前の最終版を持ってきました。ちょうどカードのスリーブがなかったので、行きがけに購入して作業をしていたところで、リクエストが入りプレイすることになりました。JAGAでは、去年の11月から持ってきて 5か月連続でプレイしています。今回も5人です。
5人プレイだとマップが若干狭くなるのですが、今回もまさにそんな感じでした。渋谷近辺の抜けにくさはありますが、今回は、最後の最後に品川から川崎の路線がキーポイントになりました。無色の4本路線なので、終盤の得点稼ぎに使われることが多いのです。
今回は長期戦になったのか、チケットの関係か 120点を超える勝負になりました。最長路線賞の差で勝負が決まった感じですね。
私はプレイしませんでしたが、もともとのリクエストがあったりで、会場では1回プレイされています。あとは大量生産してゲームマーケットに出すだけという状態です。
ちょっとだけ生産会議があったりしたので、その合間に2人でプレイしました。先週購入したゲームの1つで、会場でも3セットくらいは持ち込まれていたような気がします。
その名の通り「ダイス」を使った「ビンゴ」です。トランプでも似たようなソリティアがありますね。ルールはとてもシンプルで、あまりのシンプルさに、ボードが日本語で書かれていたり、詳しく書くと簡単に再現されてしまうというくらいです。
ゲーム的な立ち位置としては「テイク・イット・イージー」に非常に近いです。こちらはダイスを振るのでダイスの確率分布により振り回されるような感じになります。付属のセットではボードとホワイトボードマーカーが4人分しかついていないので1人〜4人プレイですが、紙と筆記用具があれば何人でも楽しめます。
ざっくりと1ラウンドだけ楽しむのがちょうどいい感じの楽しみ方だと思います。シンプルだけど面白いというのがピッタリ合うような、そんな感じです。
こちらはかなりひさしぶりでしょうか。今年度の上半期にかなりプレイしたゲームだと思います。最後にプレイしたのは 2007/9/22 だそうです。初版はかなりの数量限定でしたし、2版になっても日本では販売されていないので、あまり他では見ない作品かもしれません。
イギリスを舞台にしたゲームで、その名の通り、契約に従い運河を建設し、荷物を運んで得点を稼ぐゲームです。モチーフは運河ですが、路線を引く、荷物を運ぶという要素は鉄道ゲームに通ずるものがあります(世界最初の列車スチーブンソンロケットが完成する前の時代ですから)。
今回はひさしぶりに4人でプレイしました。4人の場合、全体的にマップが広く、邪魔されにくいというのはあります。序盤にいきなり大動脈となる運河ができたこともあり、戦々恐々とした状況でしたが、中盤以降収束して、最後はかなりのマッチレースになりました。
特に、人数が少ないと履行される契約が少なくなり、山札の巡りによっては出てこない契約ができたりするのですが、今回はロンドン近郊があまり出てきませんでした。というわけで、最終的にロンドンとつながっている運河が、北側と孤立したような感じになりました。
契約カードによるブレが結構ありますが、やるべきことが分かりやすく、プレイ時間もそれなりに抑えられていていいゲームだと思います。
なお、イギリスの地名と、契約カードの見づらさでプレイアビリティが若干下がるため、契約カードを作り直したバージョンでプレイしています。この作業が、今の「東京乗車券」に活かされているのです。
そして、かなりひさしぶりに「トレジャーボックス」の方もプレイされました。2年前のゲームマーケットに出した「トレジャーボックス」と同じような運命をたどっているかもしれませんが、こちらが完全オリジナルの作品です。コンポーネントも最終版で、こちらもあとは作るだけという状態になっています。
もともとが手本引きですし、プレイヤーの性格を読んであとは運頼みというゲームではあります。「ほんのきもちです」とタイプは似ていますが、こちらは別の所にテクニックを使う感じですね。
今回は、全体的にダンジョンマスターが活躍していました。大量に罠に引っかけると普通に稼ぐよりもいい収入が出るのですが、今回の2ラウンドともそんな感じの展開になりました。やはり淡々とプレイするのではなく、ある程度読みあいを交えつつプレイするのがいいですね。
そして、最終ラウンドに事件が起こりました。得点2倍のため、最初のダンジョンマスターは得点を稼ぐ大きなチャンスになるわけですが、トップのプレイヤーがダンジョンマスターになり、のべ4人を引っかけてさらに大量得点で、1000点を超えるスコアが出ました。
ここで残ったプレイヤーは1人、点差は 800点くらい。ダンジョンマスターも点差が離れすぎているため、そのまま引っかけたのでは勝てないという状況が。利害関係の一致でゲームを続行させるプレイというのが初めて出ました。ゲームシステム上、こういう場面が起こりうるのは気づいていましたが、これもあえて残しています。
ルール上、宝箱の内容を明かしてはいけません。そのような状況下で、うまく誘導して得点を稼がせる必要が出てくるのです。そのような状況下で、うまく意思疎通が図れて、史上初の 7レベル目に突入。これが本当のラストバトルになります。
当たりを引けば冒険者の勝利、罠に引っかけた場合は場所によって、ダンジョンマスターの逆転か、逆転ならずという状況でした。ここはうまく冒険者があたりを引き当ててゲームセットでした。ある意味、このゲームの妙が出てきたかもしれません。
ちょっと早かったのですが、いつもより長めのアフターをいつもの場所で。今回はうっかりした企画が出たりとかで、いつもよりも長いアフターになりました。4月も、まだゲームマーケット前ですが、参加したいと思っています。
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