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2009年1月17日、今年最初のJAGAに参加してきました。今回はいつものフロアではなく5Fの開場での開催ですね。入場時間が遅く、プレイできたゲーム数は少なかったのですがレポートをお送りしましょう。
卓の関係もあったり「ストロッツィ」のプレイ終了待ちだったりしていたので、かなりひさしぶりに2人でプレイしてみました。真偽のほどは分かりませんが去年のドイツゲーム大賞作品「ケルト」の元になったと思われる作品です。
ルールはシンプルですが、手を広げすぎると赤字になりますし、かといって手札を整理するのにも限界はあるので必然的に見切り発車をしなければいけないというのはあります。このカツカツさはKniziaらしいですね。今プレイしても十分色あせない作品です。
1999年の作品なので、今年で10年目ですね。得点計算で若干計算力を要求されますが、Kniziaの2人用ゲームの中では手軽でかつ楽しめる作品だと思います。
ちなみに個人的に、Kniziaの2人ゲームといえば人気が高く日本語版も出ている「バトルライン」と、今では入手困難と思われる「アンギャルド」が思い起こされます。
お次は、試してみたいとリクエストのあったワードゲームです。お題に従った言葉を砂時計が落ちきるまで紙に書いていき、答えられそうな数を入札して、指定数だけ答えられたらポイントという感じのゲームです。
どれだけ言葉が出てくるかもありますが、数の入札がこのゲームのポイントですね。
もとはドイツ語のゲームなので、お題は日本語訳がついていますが、全体的に難度は若干高いような気がします。その中でどのくらい欲張れるかが勝負の分かれ目ですね。この手のゲームはお題がネタバレになるため書けないというのがゲーム紹介泣かせではあります。
もっと書けた、とか、そんなに書かなければよかったというのがこのゲームの醍醐味なのではと思います。ドイツ語から日本語の翻訳版(一部アレンジあり)ではありますが、日本語ベースに作り直したら世界が変わるかもしれないですね。
プレイ時間的に今回の目玉になりました。タイトルのとおりボートレースをテーマにしたゲームです。
規定のブイを指定された順番に回って、ゴールを目指すというレースゲームです。全3レースであとの方になればなるほど配点が上がっていきます。
このゲームのキモはなんといっても移動のルールにあります。移動数は変則的なサイコロで決めますが、加速、減速は限られていますし、1ターンに60度までしか回転できません。このためブイを回るときのコーナリングはなかなか難しいものがあります。
また、陸地にぶつかる場合できる限りダメージを受けないように移動しなければならないため、勝負に出てスピードを出しているとあらぬ方向にボートが進んでしまう場合もあります。速度を落とせばコーナーリングに強いのですが、再加速が聞きにくいという難点があります。このあたりの慣性の法則がよくできています。
移動のダイスは振り直しが任意なので、賭けに出ることもできますし、いい目であればそのまま残して計算尽くでプレイすることもある程度は可能です。回転制限が厳しいので、いいコースを取るのはそれなりに大変です。
3ラウンドは若干長い感じもしましたが、レースゲームとしてはよくできているのではと思いました。完全なダイス勝負でもなく、かといって、重要なポジションにつけるかどうかがダイスで決まる場合もあり、そのあたりのさじ加減がよくできていると思いましたが、これは人を選びそうな感じもします。
ダイスゲームなので、うっかり暴走してしまうのも、TV番組の衝撃映像で出てきそうな豪快な陸への乗り上げでリタイアしてしまうのも、このゲームの持ち味のひとつではと思っていたりします。
最後に若干時間が余ったので、プレイしてみました。ここ最近よくプレイしているので説明は省略と思ったのですが、この日まで間違ったルールでプレイしていたようでした。
後日正しいルールでもプレイしましたが、正しいルールの方は得点の伸びが加速度的に伸びていく(その分、低得点のゾーンを抜けるのに若干時間がかかる)という感じで、楽しめました。状況を引き継ぐことができるというのがこのゲームのキモですね。
アフターはいつものところで、今後の企画とか、記念事業的なこととか、それに関する大切な打ち合わせとかがありました。とりあえず方向性は決まったので、あとはちゃんと準備して申し込みたいと思います。
これから、ゲームマーケットの作業期間に入っていくわけですが、JAGAでの定期的なゲームとアフターの機会は大切にしたいと思っています。
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