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● JAGA 2009年12月 ●

 2009年12月19日、今年最後のJAGAに参加してきました。今回は、いつものメンバーがいろいろと会って参加できなかったりということで、会場にあるゲームを中心にプレイしています。いつも通りですがレポートを。


●テストプレイ

 手始めに、ゲームマーケット向けの企画ゲームということで作ったものをプレイしました。3〜4人用でバランスをとったつもりでいますが、2人でもバリエーションを加えることでプレイ可能そうだったので実際に2人でやってみました。

 ダイスゲーム+決算配当系の軽いゲームです。基本はダイスゲームなので、プレイ時間もちょっと短く設定しています。2人の場合はある程度タイミングなどの考える要素も入れていたりします。

 初お披露目だったのですが、ゲームとして成り立ちそうな感じではありました。3〜4人でもう一度試してみてうまく動くようなら採用の方向でいこうと思います。企画の都合上ものづくりの難度はそれほど上がらないはずです。

●ドミニオン [play:game]

 お次はリクエストがあったので、ドミニオンの基本セットをプレイしました。日本語版でプレイするのは初めてに近いかもしれません。ルール説明からだったのですが、MAGICの知識があるとかなり説明が楽ですね。

 基本的にインタラクションの少ないゲームで、なれてくるとサクサクとプレイできるのですが、経験者と初心者が入ったときにどうするかというのが難しいゲームではあります。序盤中盤終盤とタイミングを見ながら適切なカードを購入していくゲームではあるのですが、カードの組み合わせとか、ちょうどいい圧縮率とかそのあたりはプレイし手慣れてもらった方がいいゲームですからね。

 方向性の違うデッキができあがったのですが、圧縮率が若干足らず、数点分足りませんでした。

●乗車券ヨーロッパ1912 [play:game]

 お次は「乗車券ヨーロッパ」がプレイされるということで、エキスパンションを持ち込んで試してみることにしました。1912の追加カードを使いつつ、オプションルールも入れてのプレイになっています。

 チケットの方は長距離も入れ替わりになっており、バリエーションができたと思います。

 オプションルールの車庫/倉庫ですが、プレイヤーを惑わす感じのものになっています。カードを引く行動ごとにカードが貯まっていき、既定の条件を満たすと獲得できるのですが、タイミングがなかなか悩ましいことになっています。使わない場合のメリットは、もっとも使わなかったプレイヤー全員に10点のボーナスが入ることです。

 中盤までのカード不足の状態を回避するために使うのがいいのですが、何枚たまったら使うかが難しいですね。そして、鳥がーを引くタイミングと場所もかなり難しいです。一番厳しいのは車庫のカードを使ってカードを補充しながらのプレイヤーとかぶる路線を持っているときですね。

 プレイした結果としては、車庫は直接的な得点に結びつかないので、やるのであれば直接的な得点と結びつくような形にする必要があります。ゲームが若干早く終わるので長距離路線は有効ですし、早めにチケットを達成させる必要もあります。チケットの枚数勝負には若干不利かもしれません。

 戦略性はいろいろとありそうですがわかりにくい要素でもあるので、経験者向けのセットではあります。ほかのセットと組み合わせが可能ですが、プレイ感覚はそんなに変わらないものと思っています。

●犬の生活 [play:game]

 お次はJAGAでよくプレイされているのを見るのに、一度もプレイしていなかったゲームをやってみました。

 プレイヤーは自分の犬を操って、どんな手段でもいいので骨を4本自分のスタート地点に埋めることを目指します。アクションポイント性のゲームでできること自体はいろいろとありますが、作りはシンプルではあります。

 自分の犬種によって得意不得意があるのも特徴です。逃げ足が早かったり、ゴミあさりが得意だったり、喧嘩に強かったりと特長を生かした戦略が軸になってきますが、行動の成功は運によるところも大いにあります。

 行動の種類は多いのですが、基本的に1行動1アクションポイントと分かりやすいです。アクションの成否は運だよりですがそれ以外は、ある程度まで計算できるようになっています。リードし出すとブロックされるのでそのあたりはスキを見ながらという感じになります。

 終盤に入って、ほぼ全員がリーチに近い状態になってからがこのゲームの難しいところになります。勝利条件となる骨をとったら全員からもうマークされるからです。

 2手詰めの状態に持ち込んだところで、逆に1手詰めの状態にされてこのままではゲーム終了確定というシーンが。ここで、縄張りをうまく使い迂回を余儀なくさせて時間を稼いでいるうちにゴールでした。

 見た目は動物ゲームですが、要素もいろいろとありプレイ時間もそれなりにかかることから経験者向けの作品ではないかと思います。じっくりとプレイしたいときに向いているかもしれません。


 アフターは少人数だったので、いつものところではなくラーメンになりました。今後の作戦などを簡単にまとめてという感じでした。新年は1月3週目になりますね。


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