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● JAGA 2011年3月 ●

 2011年3月26日、1月ぶりのJAGAですね。地震の影響があるかと思われたのですが、会場自体はそのまま使えました。エレベーターが1台節電で停止していたりもしましたが、とりあえずいつも通りでお送りしましょう。


●ファイブシー [play:game]

 2人ということで簡単に対戦できるゲームをプレイしました。久しぶりなのでルールを読んでからのプレイですね。ストップ系のゲームですが、2人対戦に特化した感じにはなっています。すべての攻撃に返し技があるのが特徴です。

 このゲームは普通に手札をなくしてもあまり得点にならず、うまくスナイプ上がりで得点を稼ぐというのがポイントになってきます。となるとカードプレイの時にうっかり危険札を出さないようにすることも重要ですね。

 手札が3枚以上でないとスナイプできないので、そのあたりを見つつ、中途半端な数字の出さないようにすることや、スナイプしやすい手札を作ることも重要になってきます。5ラウンド中 3ラウンドをとり、2ラウンドをスナイプしたため、かなりの点差で勝負がつきました。独特の味がありますね。

●シティープラン デルタ

 3人でもプレイできるゲームということで、持ち込みました。テストプレイを進めておきたかったのもあったりします。3人の場合は比較的狙った特殊施設がくる確率が高いので、そのあたりもうまく意識しながらプレイするといいでしょう。カード交換が有効に働くことが多いです。

 初期の手札ではあまり方向性が固まらなかったのですが、2ターン目の頭の交換で住宅地のコンボが完成したためそちらを目指すことに。2回目の単色作戦は、その後 2回の交換で大型展示場を引いてコンボ完成まで行きました。

 全体的に遅い展開ではあったのですが、そうなると長期戦に向いた戦術が強くなるので、早めにどうにかしたいものの電力不足の展開になりました。発電所を作ったとたんにもっといい物を引くというのは例の法則でしょうか。

 補助金を獲得しつつも、補助金後に 3ターンあったため、結局全員が 10軒完成になりました。1コストの建物を引ければ 1ターン早く終わっていたとのことです。最終得点は、ボーナスカードの得点が伸びず 3点差でぎりぎりでした。3枚で16点と、5枚で18点という極端な別れ方でした。1ターン少ないと逃げ切れなかったはずです。

 カードバランスはこんな感じであとはデザインなどをまとめておきたいところですね。

●郵便馬車 [play:game]

 お次は、4人で60分強ということでかなり久しぶりにプレイしました。ドイツとその周辺の各地に郵便網を完成させるゲームです。当初から新しい要素はないものの、うまくまとまっているゲームだと思っていました。プレイ感覚は若干重いですね。

 中西部と南西部を早めに押さえて、全地域制覇を目指す形にしたところで、カード交換の影響でキーとなるLodzを引き込んであとはタイミングの勝負という感じでした。4人中1人だけ序盤の動きが違っていたのが大きかったかもしれません。

 カードのつながりも大きな事故はなく、終盤も東部のボーナスを一番乗りで抑えて、早く終了させる戦略に移行し、早々にクローズさせました。

 結果は大きく逃げ切る展開に。とれるべきものがとれたのと大きな事故がなかったのが一番大きいですね。久しぶりでしたが、対象作品らしいまとまった作品だと思いました。

●3分将棋

 見学のみでしたが、3分切れ負けの将棋を観戦したりとか。対局時計をつかうと本当に雰囲気が変わりますね。結果は、時間切れになる前に詰みで決着がついています。

●しりとり将棋

 そして、しりとり将棋の名人戦の様子を見ることができました。将棋とはあまり関係ないものの、こちらも3分切れ負けのしりとり勝負です。36枚のワードバスケットという感じですが、一つひねりのきいたルールが入っています。

 自陣の横列を埋めると、相手は 2つ回答しなければいけないという横一文字があります。これが勝負の分かれ目で、うまく文字を残していくという戦略もあります。

 文字数が少なくなったときの対策と、横一文字に絡む戦略がポイントですね。名人戦ということで、いろいろな言葉が飛び出す好勝負でした。

●コラージュクッキング

 そして、今回出したかった創作ゲームです。アイデアは2週間くらい前に出ていたのですが、ざっくりとまとめてモノを作って出してみました。

 文字通り、料理をテーマとしたゲームです。親のプレイヤーはシェフとなって、メニューの中から料理を1つ選びます。その料理をほかのプレイヤーにあててもらうというゲームです。

 料理はというと、長方形の色紙があるのでそれで表現します。色紙は切ったり破いたり折ったりしてはいけません。皿は何種類かあるので料理に適したものを選び、そこにうまく盛りつけていきます。上下に重ねてうまく表現させるというのもありそのあたりがテクニックになります。

 料理は、わかりやすいものから難しいものまでレベルがつけられており、難しいものほど得点が高くなります。

 また、ヒントをいくつか与えることができます。1つははし、スプーンといった道具です。これを添えることで料理のジャンルがわかるようになります。2つめは、調味料です。調味料や薬味を書くことでヒントを与えることができます。3つめはレシピです。レシピの一部をヒントとして出すことができます。

 これらのヒントは減点されるのですが、難しい料理をうまくヒントで正解に導くというのもポイントになってきます。

 ゲームになるかという観点でやってみたのですが、ゲーマーは怖いもので、簡単な料理には誰も手を出さず、救急の料理がどんどんできあがります。ヒントも調味料や用具がほとんどで本当に色合いだけで表現しています。

 そして、正解もほぼちゃんと出るということがわかりました。ある程度は補完がきくのですが、長方形の紙の表現能力には限界がありますし、色は白黒含めて10色もないくらいです。写真に撮ることをおすすめしたいですね。

 とりあえず、料理を作ってそれが表現できるということがわかったので、第一段階は突破といったところでしょうか。

 難度の調整、レシピの充実、ヒントの出し方などはこれから考えていけばいいですね。根底のゲーム部分では、パーティーゲーム色が高いので、得点をどうつけるかを考えていく必要がありますね。

 あとは、親の料理作成中にほかのプレイヤーが何もすることがないといったところでしょうか。これについては1つ考えがあるので、まとまったら試してみようと思います。

 速報で写真をあげてくださったものに対して反応がよかったので、これはうまく作品としてまとめたいと思っています。といっても次のシーズン以降になるかと思います。


 早めだったのですが、アフターへ。いつもの場所でいつもよりも長くいろいろとお話をしていました。過去の話とか、先週の話とか、これからの話とか。ゲーム分もそうでしたが、2週間くらい集まれていなかったのでちょうどよかったですね。

 来月は総会と、開催時間の変更が予想されますが、作業の合間を縫って参加したいですね。


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