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2011年4月16日、JAGAに参加してきました。4月と5月は作業期間中ということで、夕方くらいからの参加を考えていたのですが、節電のため会場が 17:00 までということと、カードデザインのお披露目もしておきたいということで、昼頃からの参加にしました。今回もプレイしたゲームをダイジェストでお送りしましょう。
ちょうど到着したときに広げていたのと、まだプレイしたことがないという話もあり、参加しました。テストプレイで輸送編は何回かプレイしていましたが、オリジナル版は久しぶりですね。といっても、テストプレイやリリース後にそれなりの回数をプレイしていますが。
OKAZU Blandの作品で、鉄道ゲームなのですが、タイトルの通り路線は「ひも」で引くという何ともアナログなゲームです。自分の本拠駅から、駅タイルを配置し路線で結んで得点を獲得していきます。みためは緩いですが、連続量のアブストラクト的な要素があります。
陣取りの要素が強いのですが、ポイントになるのはほかのプレイヤーが配置した駅も利用できることと、1本だけある 2倍の長さのひもです。温存するのが得策というわけでもなく、必要なときにうまく使うのがポイントになってきます。
序盤に、1人のプレイヤーの本拠付近に都市が集中しそうになったので、そちらを目指すように進めていくことになりました。駅が密集すると、ほかのプレイヤーも近づいてくるため、都市が発展していきます。この発展の様子が見た目でわかるのもこのゲームの特徴だと思います。
珍しく「ローカル駅」を活用しないというチョイスをしました。自分1人が利用可能な駅で、低得点ながらほかのプレイヤーのルートを制限させるのに使うのですが、今回のように密集した状況では使いにくい状態だったので。
勝負は最終ターン前の路線で、定員ぎりぎりの駅に 60cm のひもで一気に潜り込んだところでした。ゲーム中に獲得できる得点は限られるので、いかに効率よく得点を伸ばすかということになるのです。久しぶりにプレイしましたが、見た目よりもいろいろと悩ましいところがあるゲームですね。
カードデザインを作り直したりしたので、チェックがてらに出してみました。5人でプレイしています。3人と5人ではルールもプレイ感覚もあまり変わりませんが、人数が多いと狙ったカードが分散しやすいという特徴はあります。
序盤にスタジアムとか、交通局とか、テレビ塔とか、新香通システムとかの特殊施設が並び、全体的に重い展開になりました。こうなったときに、速攻で収入を稼いでゲームを終わらせるのが強くなるのですが、全体的に重い流れに落ち着いたようです。
あとは、5人での特徴として、必要そうなカードが分散するという傾向にあり、今回はコンボを完全完成させられたプレイヤーはいませんでした。となると、勝負は各種のボーナスポイントにかかってきます。
珍しい展開といえば、今回は全体でかなりの数の発電所が建設されました。遅い展開になると、建物のコストが上がり、電力を多く使うようになるのですが、全員が 2軒以上追加建設するのは珍しいですね。
最終的に、工業地+みなと+工場のコンボが優勢かと思われたのですが、5枚のボーナスカードがほぼ最低点の 16点までしか伸びず、数点差で届きませんでした。得点としては僅差で、キーカード 1枚かボーナスカードの得点差と思われます。
カードもゲームと関係ない部分で修正を入れたりしましたが、ほぼ大丈夫そうだとわかりました。といってもこれを書いている時点でアイコンのサイズなどを調整したりはしています。そろそろ発注の時期ですね。
こちらは、バランスを若干変えたので回してみることにしました。6人担ったので説明抜けで様子を見ることに。
ルール説明から始めたのですが、親権の使い方がかなり重要で、いろいろなことができてしまうゲームではあります。コンポーネントは少なくコンパクトですが重量級の重さはありますね。
お金の高騰の効果をほぼ倍くらいのインフレ仕様にしたのですが、ギルダー高騰カードが序盤に出て、作者の仕込んだトラップのような展開になりました。お金の高騰はそのお金が流通しないと得点が伸びないというのがあったりするのです。
5人だと入手できるものもそれほど多くならないので、いかに効率よくというのがポイントになってきます。毛織物は1人に集中、香辛料は2人、貴金属は単独で最高点が回ったため、ほぼ2種類という状態に。あとは、お金の高騰でひたすら資金を集めるというプレイヤーに分かれました。
ゲーム自体は最終盤で、流通量が多く、完全に集中していなかった「ダカット暴落」でギルダーの回収に成功したことで決まりました。この逆転劇はおそらく旧バージョンの相場では届いていなかったかと思います。
競りゲームはプレイヤー間でバランスをとるので意外とどうにかはなりますが、修正後のもので最終版にしようと思います。
最後はシンプルにということで、こちらをプレイしました。歴史のあるダイスゲームかと思ったのですが、1987年の作品ですね。といっても 20年以上前の作品になるのですが。バースト系のダイスゲームで、ダイスを振って役を作り、得点が獲得できる限り何度でも振り直しができるというものです。
1手目からいきなりバーストというのが見られたりしましたが、このゲームそれほど派手な展開になりにくく 300点〜500点を積み上げて、時々振り切りで 1000点程度が出るというのが多いようです。亜種のミリオンダイスは4つ組み以上も役があったりするのですが、こちらは見た目よりもインフレなルールが入っていなかったりします。
ポイントは 1/3 の勝負もありますが、5000点ぎりぎりでの駆け引きも出てきます。今回は 5000点を超えたらほかのプレイヤーが 1回ずつプレイなので、大きくリードをとっておく必要があるのです。4800点以上のプレイヤーが並んで長引くかと思ったのですが、いっきに 6250点まで伸びてそのまま逃げ切りでした。
今月は4月でいつもなら総会があるのですが、時間変更に伴い来月に移動、13:30 頃からのとのことです。しばらくは時間帯の変更があったりとかで変則的になるのと、6月の投扇興大会と、その後のカルカソンヌの大会イベントの予行としてのカルカソンヌ大会が予定されているとのことです。
早い時間帯でしたが、アフターはいつもの場所で、今後の話とか近況とか、生産計画とかそんな感じでした。
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