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● JAGA 2011年10月 ●

 2011年10月15日 JAGAに参加してきました。今回は作業期間中ではありましたが、余裕があるので普通に参加です。開始前は神田須田町で昼食を食べてからの参加ですね。プレイしたゲームをレポートしましょう。

●スローイング トレーダーズ

 手始めは簡単に終わるゲームということで、こちらをプレイしました。今年秋のゲームマーケットの出展作品です。すでにカードの生産を始めたので、お披露目ですね。

 簡易版、通常版の両方でプレイしています。通常版の方は相場チャートを使うのですが、集計の方が時間がかかりやすいですね。簡易版は出方をよく見るとある程度わかるようになるというのもあるのですが。ゲームマーケットの時は体験プレイも可能にする予定です。

●シティー ビジョン(仮)

 お次は、来年春向けの作品です。バランスとりの必要はありそうですが、バリエーションを見るためにそのままのバランスでプレイしています。というより、この時期は制作が落ち着くまでは別のことをしない方がいいと思っているので。

 プレイするたびごとに展開がいろいろと違うのですが、速攻があまり効かないという「シティー プラン」初代のような感じになっています。発展ボーナス相当の物を値上げするかもしれません。固定収入も大事ではあるのですが、ダイスを使い切るのはもっと大事なのでそのあたりを生かしたバランスにしたいところだったり。

 ゲームマーケットの時は、このバージョンか時間に余裕があればバランス調整をしたバージョンが出てくるものと思われます。実際にプレイした感じでフィードバックを入れたいと思っています。

●なんてったって さいたま [play:game]

 発売されたばかりの「アメージングテーブルゲーム Vol.2」の付録です。こちらも発売されたばかりの「なってったって ホノルル」の日本版で、地理感覚を試されるトリビア系ゲームです。

 基準となる都市から東西、もしくは南北の位置関係を正しく回答するというゲームです。ウソだと思ったらチャレンジをして成功すれば得点、失敗すれば失点という感じになります。なので、勝利のためにはきわどいところをつく必要があります。

 日本は東西南北に分かれているので簡単だろうと思っていると、そうでもなかったりします。ホノルルは 15問で休憩ですが、こちらは 20問もあるので、きわどい問題が出やすくなっていたりするのです。

 東日本の南北関係や、西日本の東西関係はわかりやすいのですが、逆はかなりきわどかったりします。房総半島の張り出しかた、瀬戸内海の位置関係、九州、四国と本州のつながりあたりがポイントになりそうです。

 地元問題にはチャレンジしない方がいいというのが鉄則だったりします。住んでいる地域の近くは正確ですね。逆に、行ったことがある場所だけだと意外と間違えたりもします。公共交通手段や道路が東西にきれいに延びているとは限らないですからね。

 トリビア系の常としてゲームの様子をあまり書けないのがもどかしいですが、いきなり最初に自信たっぷりにおいたのが実は不正解だったりするのが、このゲームのおもしろいところではあります。好き嫌いは分かれそうですが、個人的にはいいと思いました。

●ダンジョンレイダース [play:game]

 最後に、気になっていたもののプレイできなかったこのゲームをプレイしています。ダンジョンに潜ってお宝を多く持ち帰ったプレイヤーが勝利するのですが、一番ダメージを負っているプレイヤーは帰してもらえません。

 このゲームのポイントは、行動プロットにあります。どのくらいの力を入れるかをカードプレイで示すのですが、順番に1枚ずつ出していくので足下を見ることができるのです。常に全力は出せないものの、うまく出し抜いてというのが必要になってきます。

 ダンジョンの一部がいってみないとわからない状態になっており、これも戦略を分けることになります。部屋によって使いたいカードが変わってきたりもしますから。あとは、モンスターを倒してもいいことは何ももらえません。倒せないとペナルティーはあるのですが。

 かなり計算できるゲームですし、プレイヤーはかなり選ぶゲームだと思いますが、じりじりとした駆け引きという意味ではなかなかの作品だと思いました。

 ファンタジー物ですが、イラストがあまり味気ない感じになっているのがちょっと残念だったりします。ゲーマーにしか押しにくいようになっていますね。


 アフターはいつものところで。大盤解説だとか、ゲーム環境だとかそのあたりの話とか。いつもはここで終わるのですが、今回はうっかり延長戦がありました。

●スコットランドヤードDS

 英語版のソフトですね。TGFで取りこぼして拾えなかったソフトだったりします。ラベンスバーガーの「スコットランドヤード」のDS版です。ルールはそのままですね。DSのダウンロードプレイでロンドンマップをプレイすることができます。

 プレイした感じは、そのままスコットランドヤードですが、画面スクロールを同評価するかによりそうですね。時間は若干かかりますがプレイした感じは十分だとおもいました。デジタルのいいところとしては、移動ミスがないのが大きいでしょうか。

 1回切断が発生したため、再戦。警官5人とプレイヤーだとダブルチケットの切れ目が勝負になりました。3回目の公開で詰め将棋モードに入り、確保されました。テムズ川と地下鉄の防衛線が突破できなかったのが大きかったようです。

●なってったって さいたま

 再戦でプレイしています。この回は特に地元効果が大きかったようです。同じ関東でも南北関係はかなり怪しいですね。あとは、房総半島の張り出し方も勝負を分けやすいポイントかと思ったりとか。20枚もあると、きわどい場面が何度か出てきてしまうものです。

 休憩時間の 2ポイントも大きく、リードを保っていると後半戦が楽になります。勝負をしなくてもいいのは強みになりますからね。


 というわけで、アフターも含めてたっぷりと楽しみました。


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