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● JAGA 2013年5月 ●

 2013年5月18日、JAGAに参加してきました。4月分はレポートを残しませんでしたが、今月はいつも通りにいろいろとプレイしています。今回はちゃんとプレイしたゲームをレポートしましょう。


●ダンジョン オブ マンダム [play:game]

 手始めに2人でプレイしました。春のゲームマーケットで、途中から登場した作品とのことで、見逃された方も多いのではと思います。たまたま買い物に出かけたときにあったので購入しました。

 度胸試しのゲームで、モンスターを配置したり、装備品を減らしたりしながらギリギリでダンジョン攻略を目指すというものです。プレイヤーによって展開は大きく異なります。2人でも楽しめる作品だと思います。読み合いがなかなかにいいのです。

●ロストレガシー [play:game]

 お次は、プレイする機会がなかったのでやってみました。ルールを確認しながらの2人プレイです。2人の場合は、最後のレガシーの探索に行く前に脱落というのが多いようです。カードの効果でうまく脱落させることもできたりします。

●セイル トゥ インディア [play:game]

 テストプレイはいろいろとやってきましたが、実際にプレイしての感想で活版印刷が強いのではというのがあり、作者の twitterからルール変更を1つ試すことに。今回は「教会の建設費用が1金下がる」でプレイしています。

 最終手番だったので、工場を購入して収入を確保しての展開でしたが、中盤で資金に余裕ができて、拠点がなく先に進む展開になったので、地図か他の技術かで悩むことに。ここで活版印刷を導入しました。

 結果は、工場のとの組み合わせだとお金が余るくらい配置は楽になります。セットの海外布教を先に獲得して、最終的に教会を4つ押さえることに。定期的な得点源ではないので、ゲーム自体は停滞方向に動きます。

 プレイされている環境よりも、航海のボーナスを高く評価していることもあり、今回も単独航海で得点を稼いで、最後のインディアの手前で調整を行っての終了でした。1点足りなかったものの、教会4つで 24点まで伸びています。お金が1余ったので、おそらく換金のやり方を効率よくしていれば、もう1つコマが教会に配置できていることでしょう。

 個人的には、こちらでもバランスはとれていると思いましたが、ゲームが停滞する話が強くなるかもしれないと思ったりとか。

 テストプレイの経験上、単独での航海は得点効率がいいと感じているので、そのあたりの兼ね合いもあるのかもしれません。停滞する場だと当然、定期収入のある活版印刷は強くなりますから。貨幣経済や地図と違って得点獲得に資金が不要というのはポイントではありますが、教会は資金2とコマ1個を犠牲にしているので、それなりに展開が遅くなるのです。

●ロストレガシー [play:game]

 今度は4人でプレイしています。4人まで増えると、レガシーの探索まで進みますね。隠れている場所は意外と当たりやすく、順番は重要になってきます。勝負なしは1回だけ見ました。最後の詰めのところのポイントが「ラブレター」よりも後ろに来ているような感じはします。

●ダンジョン オブ マンダム [play:game]

 こちらも4人でプレイしました。こちらは生存率がそこそこありました。装備品がどのくらい外されるかはプレイヤーによるところが大きいのですが、珍しく、装備品1つまで減ったのを見ました。

 ダンジョンは 2枚、HP 6という悩ましい情報でしたが、大きなモンスターがおらずに、HP 2を残しての生還でした。装備品がほとんど残って残り 2枚というパターンは何回か見ましたが、こちらは対照的ですね。

●ウィー・ウィル・ウォック・ユー [play:game]

 お次は、競りゲームに近い感じでしょうか。食材を獲得し料理を作っていくカードゲームです。

 このゲームのポイントは、食材の獲得にあります。お金を取るか、食材を購入するか、レシピを獲得するかのどれかですが、お金を取ると購入価格が安くなり、食材を購入すると購入価格が跳ね上がるのが特徴です。パスができないこともあり、より悩ましくなっています。

 4人でプレイしていますが、レシピの条件が意外と厳しく、思ったよりも料理は完成しません。20点や12点のレシピは狙っていないと難しいですね。食材不要のレシピは安定していますし、余りの食材がかなりでるのでそれらのカードも得点源としては重要です。食材の枚数を見てなかなかそろわないと判断するのがいいようなそんな感じのゲームではあります。

 いい感じでシビアなゲームだと思いました。

●カタン [play:game]

 お次は、かなり久しぶりにプレイしました。5年くらいブランクが開いているのではと思ったのですが、実は前回プレイしたのは 2010年3月のJAGAで 3年ぶりでした。

 砂漠が中央に来る配置で、全体的にやや暖かい感じになりますが、狭い配置にとられたことと 2手目で都市に走りやすい形になりそうだったので、個人的にあまり好まない出目の集中する配置に。

 序盤こそ、一気に都市に変わったものの、そこから主生産地の 8 と 10 が全く出ずに、出口までふさがれてほぼシャットアウトの展開に。土地的には3軒目の開拓地が立つ形にはなったのですが、すでに 8と 10 は他のプレイヤーの主生産力になっていて追いつくのがかなり厳しい展開になりました。

 カードを引ける形にしたので、泥棒で止まる分にはすぐに対処できるのですが、出目自体が出てこないのではどうしようもありません。カードは1点、騎士、騎士、独占、街道建設をこの順番で引いてきてこちらもあまり効率がよくない感じでした。

 最終版は、カードでの盗賊の動かし合いを想定したら、泥棒が動かずにパワーバランスが崩れ、走りきったプレイヤーが出てのゲーム終了でした。

 交渉ができるゲームなので、マルチプレイヤー的な要素のあるゲームではあります。ただ、出目による部分はそれなりにあって、必要な材料がそろわないことや、ピンポイントで 7を振ったりするとすぐにたち後れますね。

●トランスアメリカ [play:game]

 こちらもかなり久しぶりだったかと思います。前回プレイしたのはアメ横杯の2回目、2008年ですね。

 4人なので全部の目的地が登場します。組み合わせの妙はありますが、多少の配置の悪さは、線を引くルートでどうにかカバーすることができるかもしれません。2ラウンド目までで、3ダメージでの折り返しでした。3ラウンド目勝利のあと、4ラウンド目に継続することに。

 目的地は、北部のダルース、東海岸のジャクソンビルが地図の端に位置しますが、西海岸がほぼ真ん中のメドフォード、あとは中央のいい位置だったので、真ん中からそれとなく協力するような体制でスタートしました。

 難所のダルースが、シカゴからの相乗りできれいに手数を使わずに行けたことと、途中の合流で中南部のダラスへの道が近くなり、早めに手を結んでの展開が功を奏しました。先に難度が高く、他のプレイヤーのアシストになりにくいジャクソンビルをつなげて、あとは誰も到達していないメドフォードを目指すルートに。

 ここがきれいに3人で伸ばす形になったのが大きく、2ターンくらい早く、山越えでメドフォードに到着しました。西海岸と東海岸はそれぞれ 1都市しか結ばれておらず、他のプレイヤーに大ダメージを与えての終了でした。このゲームでここまで全体攻撃が入るのは珍しいですね。


 アフターはいつものところで。人数は比較的少なかったのですが、いろいろとお話ししながらという感じでした。次回もまた参加したいと思います。


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