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2014年3月15日、ゲームマーケット大阪の翌週ということで、いろいろと持ち込んでみたりしましたが、作業の都合でスタートが少し遅れました。ゲーム数は少なめですが、いつも通りレポートをお送りします。
久しぶりにプレイしたでしょうか。ダイスゲームの定番のひとつですね。2011年4月のJAGAでプレイしていたようです。現在は小箱版も購入可能ですが、常備されているのはフェルトのマットがある Avalon Hill 版で、ダイスがぼろぼろになるくらいの年季が入っています。
途中からの参加でしたが、グリードや高めのセットの役ができず、途中参加の特典が埋められないままの終了でした。4桁得点なしで、750点が最高だとそのくらいになりますね。最終ラウンドの都合で足を止めての勝負になりやすいのですが、今回も 4950点での刻みが見られました。
5950点で最終ラウンド、6000点で逆転という展開も見られたりとか。このあたり、足を止めすぎるとライバルが増えてしまうのですが、500点くらいだと簡単に抜かれるので悩ましいところではあります。最初の 500点条件が意外と厳しいですね。
JAGAの時点では仮のタイトルでしたが、ゲームマーケットのカタログ原稿の都合で、これを書いている時点で正式タイトルになりました。春の新作です。
今回は久しぶりに、1ラウンド、日本マップでプレイしています。マップのデザインを書き起こしましたが、目が痛い色合いなので少し抑え気味の色合いに変更しています。今回は 6人集まったので、5人プレイで説明抜け。1ラウンドルールは所持金が少し増えます。
日本マップは、特定の料理が食べにくいという場面もあり、マップ上の移動も大事になってきます。目的地に近づかないとゴールしにくいのも悩ましいですね。
資金が多いので、少しカードを購入する必要が出てきます。といっても買いすぎるとご当地グルメに資金を使えなくなるので、バランスが難しいところですね。
5人で資金が多めのため、カード購入に走るプレイヤーがいると、料理のパーフェクトが出ると思っていたら、その通りになりました。ただ、目的地が遠かったため、最後に2ターン何もない行動が発生していました。序盤に有料路線でお金を消費したのも効いています。
カードゲームでも手数勝負でもなく、お気に入りのコンボでの早上がりが勝る展開になりました。5人の場合着順のボーナスも大きいので、資金を使い切るタイミングも大事になってきます。
初期資金は増やしたバランスでもよさそうなので、今のまま進める予定です。5人でじっくり悩むと 1ラウンドでも、1時間弱かかりますね。
お次は、大阪の戦利品から。新作ではありませんが、何かと話題になっていたので購入しました。人数が多く時間もありそうだったので、試してみることに。
ボックスを開けるといきなり「ルールはない」というカードが出てくるのが特徴的ですね。カード構成が同じ 6枚×6スートのカードを使ったゲームです。カードを配り、一部を公開し、ゲームスタートです。
ここから先は、タイトルの通り、全員の協議の元ルールを作っていきます。なので、初期状態では勝利条件すら決まっていません。ルールの提案の機会は平等に与えられ、提案されたルールは多数決で可決/否決が決まります。同数の場合は可決します。
今回は 6人なので、自分以外の 2人の同意が得られればルールが通ることもあり、攻めにいったルールが多いですね。勝利条件を決めるもの、カードの交換をするもの、カードのスートや数字の解釈に関するものなどさまざまな議案が出てきました。
通ったルールは半分以上ということで、最終勝負は複雑になりましたが、結局勝者は 2人で終了でした。タイブレーカーなどのルールもこっそりと仕込むことはできたかもしれません。
どんなルールでも提案はできますが、当然、自分の利益にしかならないと、提案が通らないのでさじ加減を判断するのがこのゲームのポイントと思います。
勝負に関するルールの解釈などもあるので、ゲーム慣れした方向けでしょうか、かなり人を選ぶゲームだと思いますが、これまでにないタイプの作品ですね。話題に上がるのも分かる気がしました。
お次は、6人と多めだったので、読み合いとビットのゲームを。ゲームに登場するカードで、どれだけ大きな数字を作れるかをビットし、競り落としたプレイヤーが実際にチャレンジするという感じです。
プレイヤーは、配られたカードから、どのカードを登場させるかを選ぶことができます。各自が選んだら競りを行います。ここまではカウントアップの競りのパターンですが、チャレンジのところがひとひねりしています。
カードをめくっていき数字を計算していくのと、自分のカードをすべてめくれば、途中でやめてもかまわないというところにあります。めくる順番自体は選べるのと、順番によって計算結果が変わってくるので、そのあたりの駆け引きもあります。
あまりに高く競ると、正解がなかったりもしますが、めくり順で正解があったり、強気にビットして、マイナスカードや数字の低いカードをめくらせるというのもありますね。
高いビットになったときの、カード分布の判断もありますが、このカードがあるだろうと思っていたらブラフだったというのもあったりで、駆け引きの要素はあります。
単発勝負だとあっさりしているので、2本先取、2回失敗で脱落のルールにしました。時間はかかりましたが、勝負の妙も見られていいですね。
名古屋ボードゲームフリーマーケットの作品で、大阪で再販されましたが、いい作品に巡り会えたと思います。
今回も早めにアフターを。6人と最近にしては多めだったので、電王戦を見ながら今後の話などをという感じでした。次回は、制作期間に入るので、途中参加になりそうですね。
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