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2014年11月22日、ゲームマーケット明けのJAGAに参加してきました。先週購入したものが中心でしたが、層でないものもいくつか含まれています。今回もプレイしたゲームをレポートしましょうか。
手始めは軽い作品から。1桁の足し算ができればプレイは可能なバースト系のゲームです。3つの山のどれかからカードをめくり、合計数10を目指すゲームです。
要素はかなりシンプルですが、おともだちカードでバーストしたカードを一気に獲得できるのがポイントです。プレイ人数鳥羽の状況次第でどこまで粘るかが決まってくるかと思います。とはいえ、ちょうど10をうまいタイミングで出せると強いですし、オオカミカードを引かないことも重要です。
ファミリー向けの作品としては、少し考えるところがあってとっかかりにいいですね。
お次もバースト系のゲームです。ぐんまちゃんを使ったカードゲームで、公式の公認をとっています。カード枚数は少ないですが、イラストが書き下ろしです。こちらは、合計200万を目指します。
先ほどの「ひつじ算」より少し、難度は上がり、特殊なカードがいくつか入っています。手札からカードプレイするのですが、ちょうど 200万人になるか、次のプレイヤーをバーストさせると得点になるので、安い方から切っていくという感じにもならないですね。ボーナス得点になる上毛ワードは少なめの人数で効果を発揮しそうです。
「ノイ」にも少し似ていますが、ボーダーラインが低いのと、ジャスト200万人での獲得もあるので、プレイ感覚は違ってきます。手軽な感じでよかったですね。
フィラーゲームが続きますが、こちらはカード20枚のミニマルなゴーアウト系のゲームです。手札をすべてなくす事が目的で、大富豪のようにより強いカードを出していきますが、カードの特殊効果がどれも特徴的です。
このラウンドで禁止カードを作ったり、直前のカードを他のプレイヤーに引き取らせたり、カードの強弱が逆転したりという感じです。最強カードの制限が強いので早めに切るのがポイントかもしれません。
手札が少なめなのでどうしようもないときもありますが、カウンティングも含めて考える要素もあるゲームです。説明書とカードテキストでは若干説明不足のところもあるかもしれませんが、作者のBlogまで確認すれば大丈夫でしょうか。それなりにテストプレイはされていてしっかりとしている感はありました。取り置きで購入して正解でした。
お次は、クラウドファンディングで資金調達に成功した、協力型の選挙ゲームです。一騎打ちの市長選に自陣営の候補者を当選させるのが目的です。
各地から人員を動員して、アクションをプロットして支持率を上げていったり、アクシデントに備えたりしていきます。キャラクターごとの特殊能力で選挙戦を有利に進めていくのがポイントでしょうか。
高難度のシナリオでプレイしましたが、イベントがうまく回って支持率低下の影響を受けずにゲームが進行しました。高難度だと基盤がほとんどない状態からのスタートで、アクションが少なく、どこかを切り捨てて勝負に挑むことになります。
人口の少ない村落の支持率を上げるのは簡単ではあるのですが、大票田のベッドタウンの支持率が上げきらないのと、他の地域は支持率の上げやすさが変わっており、どこでどの能力を使うかがポイントになってきます。
最初に一気に村落の支持率を高めたところで、イベントによる選挙活動停止がはいったり、支持率ダウンがことごとく未着手のところに流れたりで、スタートの状況は悪かったものの世論が見方をした感じに。
最終開票も手を入れなかったところの投票率が低く、重点的に活動したところの候補率が高く、65%の得票率を稼いでの勝利でした。とはいえ、支持率0%の地域の得票率が高いと危ないことになっていたかもしれません。
要素が多いのと、リアルタイムの要素も少しあるので、じっくり考えるタイプのゲームですね。
その次は、新作以外のテストプレイを。先日 twitter で、押しつけ型のクイズがトリックテイキングゲームにならないかというネタに対して、1時間20分でアイデアが投稿された作品です。各ジャンルの能力を割り振って、カードが獲得できるかどうかをチェックするタイプのマストフォローのトリックテイキングですね。
スートが多いことと、能力値のチェックがあるのでプレイ時間はかかりましたが、実際に作るときにはクイズ問題を載せるようで、どのような問題になるかを想像しながら楽しんでいました。能力値はクローズではあるのですが、正解不正解で分かるので、正体隠匿系のゲームではありますね。トリックをとれると選択権が多くなるので強いことには間違いありません。
フレーバーも含めてどのようになるか楽しみではあります。
お次は、持ち込みの作品から。バッティング系のカードゲームです。ヒーローをうまく派遣して問題を解決するバッティング系のゲームです。プロットできるのと、前回使ったカードは使えない制限があるので、数値がある程度推測できるようになっています。
今回、5人でプレイしましたが、少し人数が多くバッティングが発生しやすいのと、状況によって詰みが発生することが多いようです。確率でバッティングにたいして拾えるような布陣が強いようです。スーパーヒーローである程度回避できるのですが、人数が多いとそこもバッティングしやすいですね。
タイブレークのルールを少し加えると、機能しやすいかもしれません。単体の「3」や「2+1」と「1+1」の強弱関係をつけてみてはという話も出てきました。
テストプレイや、他の作品でも見ましたが、「前回使ったカードが使えない」と「バッティングゲーム」が組み合わさると、流れが悪いと抜け出せなくなる状態を生み出すようです。
もう1つ、こちらから、プロトタイプを作っていたものが間に合ったのでお披露目しました。本当は、秋のゲームマーケットで出したかったのですが、期間が短くバランス調整とカードイラストが間に合わない可能性が高いため、後回しにしてアイデアを練ることにしました。
久しぶりにまちづくりゲームです。6個のダイスも使います。「シティー ビジョン」の流れはくんでいますが、ファンタジックな世界観でのまちづくりです。土地を開拓して、人を雇い、品物を生産したり建物を建てたりして得点を稼ぐという、ワンクッション入った感じにしています。
金曜日の夜にセルフテストを回して、大まかなバランス調整をしてという感じで、今年の「ご当地グルメ漫遊記」と同じくらいでお披露目しています。プレイ時間は 60分程度かかりましたが、少し改善されるかもしれません。
カードバランスはこれからですが、おおよそ想定していた得点の稼ぎ方に収束したので、方向性としてはよさそうです。カードバランスを考えたり、面白い効果のカードを入れたりというのはこれからですね。しばらくテストプレイを続けていく方向で。仮タイトルも早めにつけようと思います。
アフターはいつものところでしたが、今回は3連休初日ということでかなり混んでいました。年末のお話とか、翌日の予定とかそのあたりを中心にという感じで。次回は年末なのでパーティーゲーム特集でしょうか。
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