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2017年5月20日、2か月のブランクがありましたが、JAGAに参加してきました。今回は、久しぶりの参加でゲームマーケットの戦利品もあるので、早めに会場入りしています。プレイしたゲームをレポートしましょう。
手始めにテストプレイ案件があったので、先にプレイしています。ワンアイデアなので詳細は避けますが、スピーディーなリアルタイムアクションゲームですね。思ったよりも感覚が合っていたりとか。
グランディングの新作をプレイ。2枚の手札のうちどちらかをプレイして、カードを引き取らないようにするか、特定の枚数以上のカードを引き取るかのどちらかを目指す、パズルライクなカードゲームです。
このゲームのポイントは、カードを引き取った際に、重力に従いカードが落ちて連鎖する可能性があるところです。引き取りを避けると場にカードが貯まり、連鎖が大きくなるので、どこまで我慢して、どこで引き取るかがポイントになるでしょう。
手札が2枚しかないので、手詰まりになるパターンもあるのですが、短時間ゲームなのでそこまで気にはなりません。シンプルで、プレイ感のあるゲームですね。ゲームマーケットでは入手していなかったのですが、箱も小さいですし購入候補に入れておきましょうか。
お次は、ゲームマーケットの新作ではありませんが、気になるゲームで Blogに書いたら、持ってきてもらいました。RPGのキャラクター作成までを行い、目的に合った理想のキャラクターを作り、名声ポイントを稼ぐゲームです。
D&Dでおなじみの6つの能力値に対して、クラスに対応する目的の値に合わせることや、目的のアライメントに合わせること、装備品を整えること、特性を獲得することなどで、名声点を獲得します。
ゲームとしては、親プレイヤーから順にダイスを取っていき、ダイス目に応じて買い物の順番が決まり、アイテムや技能、特性を購入していきます。能力値のところにダイスを置くことで、ダイスを振り直したり、入れ替えたり、裏返したりと追加効果があります。ルールはシンプルですが、カードテキストがそれなりにボリュームがあり、若干重めのゲームですね。
これを書いている 2017年5月現在、キックスターター版のみで英語版のみですが、普通にプレイする分には、カードテキストは日本語化が必要なレベルでしょうか(素読みはできるレベルではありますが)。
3人でプレイしましたが、4人だとダウンタイムが少し長いかもしれません。新しいアプローチのゲームで、独特のおもしろさがありますね。エキスパンションも出ているようです。
お次は、この作品を手軽に1ラウンドだけプレイ。基本はマストフォロー、スペードが切り札のトリックテイキングですが、タイトルの通り、戦国武将を競りで獲得し、その能力を活用してトリックを取っていきます。獲得したカードに応じた石高を獲得していきます。
ポイントは、戦国武将の特殊能力にあります。「基本は」といっている部分が、武将に応じた能力で上書きされることがあります。切り札を変えられたり、特定のカードが最強札になったり、ジョーカーが手に入ったり、複数枚カードを出せるようになったり、マストフォローしなくてよくなったりと、効果は様々です。
武将同士の相性や、単純な強弱もあるので、複数ラウンドでプレイすると面白そうな感じです。「トリックマイスター」よりはルールが複雑にならないかと思いますが、独特のプレイ感覚がありますね。
トリックテイキング慣れしたプレイヤーで、100万石を目指す、複数ラウンドでもう一度プレイしたいです。通常は 76万石が各プレイヤーに分配されるので、4人プレイで、4〜6ラウンドくらいでしょうか。
その次は、話題に上がった作品から「箱庭鉄道」です。台湾の作品ですね。6つの鉄道会社の株式を獲得し、路線を敷設し、収益を上げるというゲームです。
ラウンドごとに、人数×2+1個の会社マーカーが並べられ、各プレイヤーは順にどの会社のアクションをするかを選ぶことができます。アクションは株式の獲得か、路線の敷設化のどちらかで、1つのラウンドでそれぞれ1回ずつしかできません。
この手の株式ゲームにありがちな、株構成が全く同じでも、獲得するタイミングによって、株価が変わってくるので、後はタイミング勝負という感じになります。各ラウンドで選ばれなかった会社は、別枠に置かれます。ここに置かれていないと、ゲーム終了時にその会社からの利益が獲得できません。
説明書を見る限り、アブストラクト色が強いと思ったので、購入対象から外したのですが、実際にプレイするとまさにその通りで、じりじりとした感じのゲームです。序盤は様子を見るプレイですが、利益が獲得できる会社がある程度で始め、ボード中央の都市にどの会社が入るかが一番のポイントでしょうか。最終ラウンドとその前は、比較的計算でどうにもならないことが分かってきたりもします。
じっくり考えるタイプのゲームですが、ゲームの山場は終盤ではなく、中盤にあるような気がしました。最後がキングメーカーになったりすることもあるので、そのあたりが改善されるといいように感じました。好みは分かれる作品ですね。
長時間になりそうでしたが、入りそうということでこちらをプレイ。Age of シリーズの新作です。ローマが舞台のゲームですが、略奪する側になって技術を発展させたりしていきます。
各ターン、1か所略奪をおこなうのですが、場所によっては不利な効果があったり、有利な効果があったりします。遠くにある場所へ略奪するためには戦士を消費し、プールされるため、このあたりでバランスが取られるということになります。
略奪先の資材を売却し、建設を進めるのですが、序盤はなかなかまとまった資金を貯めるのが難しいです。特殊能力である程度伸ばせるのですが、独特の成長曲線があります。
あとは、特殊アクションがこのゲームのポイントですね。隣接する2か所から略奪できたり、売却の際に2種類の材料を売却できたり、複数の建物を建設できたりします。建物カードが戦略とマッチしないこともままあるので、消費先として使えるのがワンポイントですね。
全体的なバランスは、シビアに取られています。略奪した場所から入手できる材料は、ターンごとに風化して失われますし、戦士の数も限られています。略奪先のマイナス効果も中には大きい物もあります。
最初は、高い資金を作るのがかなり難しく見えるのですが、特殊アクションや建物の効果で何とか飛び抜けることができるようになります。建物のコストによって3種類の山札に分かれており、どれを獲得するかは選べるので、ギアチェンジのタイミングもポイントですね。
最終版は、残りの資材で得点を獲得するため、一気にローギアに落とすこともあり、面白い感覚ですね。
プレイ時間はかなり長く、かなりのボリュームがあります。特に序盤の展開がシビアなのと、戦士の数がなくなると一気に行動の自由度が下がるので、そのあたりを気をつけながらのプレイでしょうか。箱のサイズよりもかなりボリュームのある作品ですね。
アフターはいつもの通り、2か月のブランクがあったのですが、たっぷりと堪能しました。次は 6/10 ですね。今回、5月に総会がありましたが、会場確保の関係で第2週になったり、第3週になったりします。
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