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● JAGA 2018年6月 ●

 2018年6月16日、今月もJAGAに参加してきました。今月はカルカソンヌ大会の月でしたが、参加せずにまったりとプレイしていました。今回もプレイしたゲームをレポートしましょう。


●Space Base [BGG]

 手始めは、気になっていたこちらの作品から。

 「宇宙街コロ」とはいわれていますが、ダイスを振って出た目に応じたリソースを獲得し、買い物をして勝利点を稼ぐタイプのゲームです。ダイスは2つ振りますが、1つずつ分けて適用する方法と、2つの合計を適用する方法の2つがあります。

 基本のアクションは、特殊効果の適用、ダイスを振る、出目の効果の適用、購入という感じです。最初は自分の手番にしかアクションができませんが、宇宙船を購入すると、出た目に応じた効果が強化され、他のプレイヤーのターンに効果が出てくることになります。

 特別な効果もだんだん出てくるようになりますが、出やすい出目のゾーンは効果がおとなしめ、大きな出目のゾーンは効果が派手になっています。購入するとお金はなくなってしまうので、どこで購入するかがポイントでしょうか。

 コンボをどこで組むかですが、低い目に強い効果を固めて、安定感をとる方法や、ゾーンの入れ替えで低い目に強い効果を持ってくる方法、隣のゾーンを参照させて出目の範囲を広げる方法、出目を固定させて狙ったものを出しやすくする方法などもあります。

 あとは、勝利点の返還のタイミングが悩ましいところです。一気に得点を獲得する方法はそう多くないのと、コロニーを購入するとそれ以上の購入ができないので、そのあたりがポイントになります。楽しいと思っていると終わってしまうタイミングはありますね。

 一部効果の解釈が必要なものと、タイミングがらみが少しわかりにくい効果があること、あとは若干ですが原語依存性があります。人数が多くなるとプレイ時間はかかりますが、パッシブの能力が増えるので終盤は特に楽しい感じになりますね。

 もう少し洗練されるとさらによくなりそうな気もしますが、要チェックの作品ですね。AEGなので日本語版が出ないかも気になるところです。

●テストプレイ その1

 お次はテストプレイ案件を。前回に引き続きという感じですね。独特の悩ましさがあります。バランス調整がされましたが、もう少し分かりやすい感じになりそうですね。公開できるタイミングになったら、情報を公開しようと思います。

●テストプレイ その2

 そして、アイデアは前からあったものの、なかなか形にならなかったものが、水曜日くらいに思いついたので、コンポーネントを作ってみました。秋向けの作品です。

 出落ち感はあるので、詳細はまだ書きませんが、数値せり上げ系のライトな感じなゲームです。「ファブフィブ」に近いタイプではありますが、コールした数値以上があればOKです。数値の扱いがこのゲームの大きなポイントで、出落ち感のあるポイントにもなります。

 カードを交換する/しないのバランスを取ろうとすると、行動が複雑になるのでその当たりのアイデアを少し聞いてみることに。ある程度すっきりとできそうな感じなのと、ゴーサインも出たのでそのまま進めようと思います。秋なので、負担が軽いゲームがいいですね。

●グリード [play:game]

 最後は 7人だったので、久しぶりにこちらの作品をプレイしています。JAGAにあるのは Avalon Hill の 1984年のものですね。ダイスもかなり欠けてきています。

 多人数なので、負け抜けグリードのルールを採用しています。やめるときに500点以上の条件もなく、後手番が若干有利なので、最初のプレイ時に先手はボーナス点がつきます。累積の得点が最も低いプレイヤーが脱落し、最後の1人になるまで繰り返します。

 大きな役がほとんどできずに、得点は積み上げましたが、下位からの追い上げで脱落しました。序盤からグリードが出たり、シルバーがそろったりで、大きな点差ができたのですが、1100点差の最終ラウンドで、1500点近いところからの逆転劇が見られました。

 2回振り切りを出さないと追いつけない場面ですが、やめられない状態はある意味強さになりますね。


 アフターはいつものところで。秋の出展の話とか、これからの話とか、夏の企画とかその当たりでしょうか。来月は、いつも通りになるかと思います。


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