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2019年3月16日、JAGAに参加してきました。今月は、会場がかなり混雑していました。プレイしたゲームを中心にレポートします。今回から、春のゲームマーケットの情報公開に伴い、テストプレイのタイトルも公開します。
3月はテストプレイ期間ということもあり、春の新作をテストプレイしました。1つ要素が追加されましたが、難易度が高いことが判明したりとか。網1つの追加要素はうまく動きそうな感じなので、採用されるのではと思います。
お次も、春の新作のテストプレイから。4人はスタンダードな感じですね。途中までマイナス点がほとんど出てこない場ですが、重ならないようにするタイミングをはかりましたが、よけられない手札の場合もあります。
その次は、4人でプレイできるもので、こちらをプレイしました。英語版をそのままプレイしています。
初版は、レポートも上がっていると思うので、第2版での差分ですが、地区がボードからカードに変わり、貧困キューブの増減が大きく変わりました。一時的な貧困の減少にしかつながらないので、プレイ感覚は大きく変わってきます。一部の強力なカードの効果が調整され、特殊な効果のカード効果の一部が地区のカードの効果に移されました。あとは、都市の運営の時に、借金があると貧困が加算されます。
プレイした感覚ですが、地区がカード化されたのは少し善し悪しがあります。選択肢が狭くなったことと、初版の Aデッキに含まれ、柔軟性を高める School が効果に移動したことにより、事故率が上がった感はあります。
あとは、初期の都市に、初版の Cデッキの Parliament の効果が追加されたことの影響も大きいです。場札から 2枚取りをされると、次のプレイヤーの選択肢が大きく減ることになります。このカードは、所有者の 2〜3人先が一番有利になるという印象があるので。
プレイ自体は、茶色の商業系カードがあまり来ず、強力なカードを 1枚も見なかったので、とにかく厳しい展開でした。Huguenots、Wren、Coffee House、East India Company、Hospital といった、序盤のキーカードが 1枚もなく、収入カードも 2枚で 11ポンドと1貧困までしかなかった感じです。
借金をして、地区を購入して、カードを引きつつ貧困を返済というプレイができないので、特に収入が極端に少ない場合、中盤以降でどうしようもなくなります。初期資金は 5、Cデッキになると、無料でプレイできるカードがほぼないので、そこまでにいかに資金を作れるかがポイントになってきます。
逆に言うと、資金繰りがよくなると、貧困は上がりやすくなるものの、得点カードがプレイしやすくなるため、通常のゲームの範囲では、貧困ポイントのペナルティを十分にカバーできる感じになっているかと思います。
資金を使わずに、カードを3枚引き、序盤の展開を早くする、パスも戦略の1つになるかもしれません。特に 1回目の運営では、貧困を減らす効果はほとんど意味がないので、いかに収入を稼ぐかがポイントになるかと思います。
初版ではゲーム終了時まで意識する必要がなかったため、借金返済のタイミングが抜けていました。自分のターンの開始時に、15ポンドを支払って、10ポンドの借金を返済することができるとのことです。都市の運営をしたときに、借金はそのまま貧困につながるので、ポイントになるかと思います。返済して再借金すると、利息を再度払う必要があるため、借金したままで続ける方が有効なこともあるかと思います。返済は運営で余剰金が出る直前がいいでしょうか。
なお、本文中のリンクは、play:gameは初版、BGGは第2版に入れています。
お次は、こちらの作品を 5人でプレイしました。1刷では限定 500個の生産で、入手難ではありましたが、再販されたため入手性が格段に上がりました。バネストのみの流通かと思われたのですが、ここ最近で少し入手性がよくなりました。
鉄道と株式のゲームで、株式の購入、会社の運営、配当を繰り返し、所持金を稼ぐゲームです。株式の購入は既定のルールで購入するのですが、競りの要素があります。購入金額により会社の資金が積まれていき、運営の際に使われ、配当が出るようになります。
収益が株数で分割されるようになっているため、株発行が多くなると、収益が薄まるのがポイントです。このあたりは「シカゴエクスプレス」などと共通になります。ラウンドごとの配当金ですが、株数が出ると株式数×100ドル程度、1株目でうまくいけば 300ドルくらいという感じしょうか。最終配当のボーナスも重要になってきます。
配当金は、会社の運営の時に、会社の資金を使って通過する都市を購入するのですが、同じ価格でも配当額と最終ボーナスに性能差があります。株を最も多く持ったプレイヤーが社長になりますが、同株に並んだときに、社長権が移ります。社長は、株式配当の時に少しだけ得することがあるのと、株発行の時に、競られた額で購入する権利が与えられます。
プレイした感じですが、「シカゴ エクスプレス」と異なり、株式の発行の値付けでバランスを取るタイプですが、あまりに安く値をつけると、社長に株式が多くいってしまうのと、配当がそこまで大きくならない感じなので、株式の選択で大きくバランスを崩す感じではなさそうでした。
そこまで大きく利益が出ないのと、プレイ時間が思ったよりも短いのが特徴でした。
思ったよりもラウンド数が少なく、5人の場合は、28株発行、24株購入の時点で最終ラウンドになるため、4ラウンドしか持ちませんでした。スタートプレイヤーが時計回りの順に回ってくるのと、最初に動ける権利が、株式購入、運営どちらにも絡むので、場を支配します。ラウンド数の兼ね合いもあり、5人は少し多すぎるような印象はありました。
アフターはいつもの場所で、先月はスキップしたので、久しぶりという感じでした。来月は 4/13 ですが、制作時期とぶつかるため遅くからの参加になりそうです、総会もあるので、アフターだけになるかもしれません。
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