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● JAGA 2019年11月 ●

 2019年11月16日、JAGAに参加してきました。今回はゲームマーケットの前の週ということで、作戦会議の資料を準備してからの参加となりました。途中からでしたが、色々とプレイできたのでレポートをお送りしましょう。


●センチュリー ニューワールド [ボドゲーマ] [BGG]

 手始めにプレイしたのは、新作のこちらから。ゲームマーケット前ですが、カタログと一緒に購入していました。Amazonでの購入ですが、アークライトの品物は Amazonにも下ろしているので。

 「センチュリー スパイスロード」「センチュリー イースタンワンダーズ」に続く第3弾で、こちらはワーカープレイスメントが主体です。エンジンビルド的な要素は薄めでした。

 センチュリーシリーズらしく、品物の交換もありますが、品物を獲得したり、目標を達成したり、ランクアップしたりするのにワーカーを使います。ワーカーは配置されたままになり、休息アクションですべて引き上げることになります。他のプレイヤーが入ると、余計にワーカーが必要になり、元のワーカーが戻ってきます。

 得点手段は、目標の達成とボーナスタイルによるセットコレクション、開拓によるボーナスがあります。開拓は、ものが直接もらえるものが強い印象があります。5ポイント分の生産になるので、単純に 3ワーカー以上の価値があります。

 やや右肩上がりではあるのですが、中盤の動きが山場で、逆転がやりにくいような印象はあります。配置済みの場所にワーカーが置かれると戻ってくるのですが、手数のアドバンテージは思ったよりもあるような気がします。

 このゲームは、説明書のうち 3枚は他のゲームとの組み合わせでプレイすることになります。アクションの種類が増えるので、バリエーションはありそうな感じです。3つのゲームの組み合わせなので、7通りで遊ぶことができます。オンオフだと8通りですが、全部なしだと「無」をプレイすることになるので。

●オフトゥンからの脱出 [ボドゲーマ]

 お次は、創作ゲームの持ち込みからです。アクションプロット系のゲームですが、体力と得点のマネージメントも大事になってきます。

 早く起きて授業に出るか、起きずに体力を回復するかのアクションの選択をします。起きた時間での早取りもありますが、体力が 0 になると強制的に休むことになります。効率よく出席して成績を稼ぐのがポイントになってきます。

 比較的シンプルな作品ではありますが、アクションを封印して得点を稼いだりすることもできますし、最後の残体力に応じて得点のチャンスもあります。減点されることもあります。

 ルール自体は補足が少し必要ところもあるようですが、創作ゲームらしい感じのゲームですね。

●ラマ [play:game] [BGG]

 今回は、フィラーを中心に持ってきたので、しばらくプレイしていなかったこちらの作品を。ゴーアウト系のカードゲームですが、途中抜けもあったりします。

 今回は、手札に恵まれず、偶数 2枚ずつとか、カードの種類数が多かったりで 10点台の失点が続きました。特に序盤は中途半端に失点するくらいなら、10点台に乗せたほうがいいのと、浮いている場合はあえてリスクを冒さずに抜けるのもありだったりします。

 久しぶりにプレイしましたが、不思議なプレイ感覚がいいですね。ここ最近の小箱でよかった作品の「愚かな牛」よりもさらに軽いゲームです。

●ブーレイ [play:game] [BGG]

 お次も、久しぶりにプレイしました。2017年9月が前回プレイのようです。

 1時間くらい時間があったので、5人でチップ 200枚持ち、アンティ1枚スタート、1枚ずつ加算のプログレッシブでプレイしています。

 ブーレイのルールについてですが、一般的なところでは、マストフォロー、マストウィン、マストトランプとプレイが強制されますが、こちらではマストフォローのみの緩いルールです。マストウィンは、勝てるカードがあればそれを出し、マストトランプはフォローできずに切り札が出せるときは切り札を出すというルールです。

 ゲーム自体は、出降りのあるギャンブルゲームのトリックテイキングゲームです。5枚の手札と、公開された1枚のカードで示される切り札を頼りに、ゲームに参加するかしないかを選びます。参加する場合は、手札を交換でき、単独トップの場合はポットを獲得しますが、0トリックの場合は獲得前のポットの総額を、次のアンティとして支払います。人数に応じた出折りの妙、カードチェンジの妙と、トリックテイキングのプレイングが要求されます。

 今回は、2人での勝負が多く、引き分けは2回程度、アンティは 16まで増えました。ポット獲得は 3回なので、平均的ではありましたが、3位での終了でした。

 今回の最高の手札は、切り札 AK と、平札の AQ8 を持っていた状態で、3人参加、1枚交換で切り札の 8 を持ってきました。対抗する手が切り札 QJ からの切り札 1枚引きと、切り札 T9 だったとのことで、悲惨な事故が起こりました。

 平札 A が回って、平札 Qを切られ、相手の平札を切り札の8で刈り取り、あとは確定 2ウィナーのクレームで、全員のハンドを開けたら、切り札の上から 6枚が出てきました。この展開は、相手の切り札をオーバートランプしない限り、1トリックはとられる形なので、2人ブーにはならない展開でした。

 最後の局面は、4人参加している場面での 5人目でしたが、切り札が Ax、他のスートの Aが2枚なので、2人や3人なら、ポット獲得が狙えた手でもあります(平札のAが2枚ともトランプされないか、1枚通り、切り札 x でトランプできれば 3トリックあります)。とはいえ、切り札 Aがある時点で、確定で参加ですし、Aを交換に出すのはもったいないので、1枚チェンジするしかなく、1トリックしかとれませんでした。

 この場合、2枚持っている平札の Ax を捨てて、切り札引きに期待するにしても、4人も出ているということは、切り札が 6枚以上は他のプレイヤーの手札にありそうなので、残りが 5枚で、2枚チェンジだと引かずに、さらに手が弱くなる可能性の方が高そうではあります。

 出降りのあるゲームですが、ハンドレンジも、悩ましいところではあります。すでに出たプレイヤー、残ったプレイヤー数、ポットの量によって態度は変わってきます。

 1ウィナー確定は、損しないので必ず参加します。分かりやすいところで、切り札の A、切り札の KQ などです。ハンドレンジは、どちらかといえばタイトに組んでいます。4枚交換の手が多いルーズアグレッシブでもそれなりにポットは稼げたりするので、どれが強いのかはよく分かりません。


 今回のアフターですが、場所はいつもの場所でしたが、翌週のゲームマーケットの作戦会議もおこないました。フルメンバーが集まったのは久しぶりで、資料もギリギリ間に合った感じになりました。

 次回は、12月2週目で、ゲームマーケットの戦利品も少し持ち込む予定です。


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