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● 蒲田ゲーム会 2019年12月 ●

 2019年12月29日、年内最後のゲーム会は、予定を変更して 14:00 開始のまったりとした感じになりました。プレイしたゲームを中心に、レポートをお送りします。


●はっきよいゲーム [play:game]

 手始めは、スタートだけ 3人だったのでこちらをプレイしました。名作枠に入るでしょうか。手始めにはちょうどいいですね。

 製品版のプレイは初めてでしたが、「はっけよいゲーム」と「はっけよいとネコ」のいいところをとった作品です。1作目であった「はっけよいカード」は「みあってカード」になっており、立ち会いのカード枚数も1作目に合わせています。2作目の「ネコカード」は「ねこだましカード」となっています。

 そのほか、気になっていたポイント制は、単純に勝ち数性になりすっきりとしました。あとは、同数のカードが出せるようになったので、枚数も重要になってきます。3のこった、4のこったカードは強いですが、ねこだましカードも強いカードです。

 途中脱落にならないルールで、カード補充がどうしてもできない場合は、選択肢は少ないもののカードが1枚だけ補充できるようになっています。立ち会いが少し短く、取り組みが少し長くなった感じですが、元々が短時間ゲームなので、誤差の範囲内ですね。

 シンプルだけどピンポイントで考える要素があって、準備運動にちょうどいいゲームです。プレイ時間自体はかなり短く手軽に楽しめます。なお、リンクは 1作目の「はっけよいゲーム」です。

●テストプレイ その1

 今回の目的は、テストプレイをするということだったので、手始めに自分の作品を動かしてみることに。ここからは 4人です。

 何回かプレイして、バランスを取ってという感じになりました。自由度がそれなりにあるので、効果のバランスが難しいところではあります。少し調整を続けたいかと思っていたりとか。

●テストプレイ その2

 もう1つテストプレイ案件があったので、そちらもプレイすることに。全くの初プレイです。詳細は、出てからのお楽しみですが、ものすごく可能性を感じる作品だと思います。手軽ではあるのですが、悩ましいところもありますね。

●SCOUT! [play:game] [BGG]

 今回のプレイで、年間最多回数をマークすることになりました、こちらの作品です。play:game にゲーム情報が登録されたので、反映させました。

 このゲームの特徴はどこまで準備を整えて、どこで攻めるかでしょうか。手札が悪いときは動きにくい感じではありますが、手数を計算しながらという感じになるでしょうか。1枚スカウトした後で 2枚組を出すと、実質 2ターンで 1枚消費ですが、1枚スカウトした後で 3枚組が出せれば実質 2ターンで 2枚消費になります。このゲームの場合カードが出せないケースもあったりするので、出しにくいカードを出せるようにするのも重要です。

 とはいえ、バラバラの手札が来られると厳しい物があります。番号の離れた数字がバラバラになっていると、とっかかりがない感じで手数が非常にかかります。

●地下迷宮と5つの部族 [play:game] [BGG]

 残り時間と持ち込みゲームの関係で、こちらをプレイ。忘年会が控えているので、大箱の荷物は避けています。

 スタートプレイヤーをとって、いきなり切り札の10があったので、覚悟を決めての大技を 1ラウンド目から狙うことに。切り札の10はかならず 1点のプラスになるので、強いカードです。

 切り札を集めようとしていたのですが、流れで平札の 10 も出てきたので、グランドスラムまで狙おうとしました。切り札は早めに 3枚集めたので他のプレイヤーに手出しさせない形になりました。平札の 10が 3枚目まで集まりました。最後の1枚も当然狙っていたのですが、さすがに出てきませんでした。

 切り札 4枚と、平札が 10, 10, 10-5 の形、切り札は 1巡で切れるので、7ウィナーの手です。平札の 5 だけが負ける可能性のある手です。オープニングリードは、ボイドスートが出てきたので、早速切り札でラフ。切り札の 10でトランプ狩り、ここからは、グランドスラム狙いでディスカードさせるカードをうまく調整する必要があります。

 切り札を先に出して、ノーヒントでディスカードしてもらい、シングルトンの平札 2枚で、ダブルトンのスートのスクイーズを狙います。選択肢を減らしてからのダブルトンの10で9をドロップさせて、平札の 5が通り、8トリックのグランドスラムでした。最後の 10がとれていれば、25点ボーナスからのグランドスラムで 1ラウンド終了の 65点をたたき出せる可能性もありました。

 2ラウンド目は、調整が必要なラウンドですが、切り札はとらず、平札の 10で必要な数だけ勝つことに。結果 2〜3トリックを 2〜3ウィナーでとれる形になり、3トリックでの終了でした。

 さすがにひどいプレイになりましたが、カードのコントロールが効くだけにひどいことはできやすい感じになりそうです。

 切り札ですが、最強札は購入しても 1点は儲かります。それ以外は、1枚は飲まれる可能性があるので避け、ハイカード含む 2枚があれば活用しやすく、3枚以上の場合は、サイドスートを固め、トランプ狩りからリードをとり続ける感じでしょうか。

 このゲームでは、5スート 8枚なので、ボーナスの都合上、1巡はしそうですが 2巡はするかどうか怪しい感じです。平札の 10 も値段に見合った価値はあるでしょう。切り札もそんなに長くならないので、トランプ狩りされそうな場の場合は、ストッパーは気にしておいて損はなさそうです。8くらいまではストッパーになります。

 役作りですが、安いカードほど無料でカットされやすいので、6〜9 くらいで集めることになるでしょうか。単純妨害のカットは 25点が絡むときくらいで十分でしょう。それよりもトリックテイキングの手作りをした方がよさそうです。

 得点をオーバーしそうな場になったときは、低いカードを集めることになりますが、無料で拾われるのでリスクはあります。逆にオーバー狙いの場では、切り札を集めてのグランドスラム狙いは、手助けになってしまうので、勝利条件を見ながらでしょうか。

 変則的なカードゲームですが、昔プレイした時よりも、はるかにテクニカルなゲームだと思いました。とはいえ、出てこないカードもありますし、詰められるところと詰められないところの差はかなりあります。


 年末のゲーム会は、テストプレイができたのでよかったですね。春までの期間が短いので、早めに準備を進めようと思います。


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