トップ > アナログボードゲーム > 雑記

● 駒込ゲーム会 2018年1月 ●

 2018年1月6日、新年1回目のゲーム会は、いたストオフ前日のクローズドの駒込ゲーム会でした。8:30 集合、21:30 までの長丁場で昼食休憩と夕食休憩を挟みます。プレイしたゲームを一気にレポートしましょう。


●アニマランブル

 最初は4人だったので、4人専用のこちらの作品をプレイ。プロット系の対戦格闘ゲームですね。

 動物の特性に合ったカード構成で、移動や攻撃をプロットして対戦相手のHPを0にすることを狙います。1ラウンド目でまさかのカウンターでいきなり、本日の10割が出ました。バランス的に 2回攻撃を受けると HPがなくなるくらいだと思っていたのですが。

 移動が思ったよりもくせ者で、うっかりしていると後ろを取られたりします。先読みも大事ですが、相手の攻撃レンジにいかに入らないかがポイントでしょうか。

 最終的には残りHP1で先手を取られている状態で、体当たりでのゲームセットでした。回避不能な唯一のパターンですが、このあたりはルールで調整があってもいいのかと思ったりとか。基本的にイーブンな状態が続くので、いったん負け出すと逆転が狙いにくくはなりますが、独特のプロットがいいですね。

●名迷探偵

 その次は、軽めのところから。ジジヌキと推理系の要素を合わせたゲームです。場所、人物、凶器といった推理ゲームによくある要素を1つずつ抜き出して、抜けたものを当てていくのですが、絞り込みがジジヌキの要領になっています。

 初期配置の情報料が結構ばらつきますが、どのカテゴリーのカードを抜くべきかが悩ましいです。うっかり、全種類のカードがそろってしまい、自分以外の全員に情報が行き渡ったりもしました。1枚だけ入っているカードが抜かれているのか、それ以外のカードが抜かれているのかといったばらつきもあります。

 最後は、確定情報まで待っていると手数が足りないことがあるので、勝負に出ることが必要になってきます。そうなると外れたことでさらに情報量が増えるのでということにもなります。ゲームとしては2回目のコールで終了でした。

●テストプレイ

 お次は、前日にカードの差し替えが間に合ったので 5人でプレイしています。カード枚数は増やせませんでしたが、5人でも枚数自体は足りたようでした。想定していないパターンでの勝ち筋が見えたのですが、少し検証要という感じですね。テストプレイは 2月いっぱいまで続くと思われます。

●MIRADIS

 お次は、バッティング系のカードゲームですが。セットコレクションの要素もあります。5人でプレイしています。

 スタート時点でキャラクターを2枚に打ちから1枚選び、その特殊能力をベースにカードを集めていくという感じになります。相手のカードを捨てさせたり、特定のカードの得点が増えたり、枚数が少ないとボーナスになったりと様々です。

 セットコレクションの部分は、数字カードを使ったバッティングですが、出た順での並びなので両端のカードが狙いやすいという特徴があります。真ん中の数字はブレが大きい代わりにバッティングしにくいですね。バッティングは何ももらえず、次ラウンドにカードが貯まります。

 プレイした感じは、能力で集めるカードの方向性が変わるところ自体は、面白さがあるのですが、能力が強すぎる感はあります。強いキャラクター同士のメタゲームで決まった感があるので、このあたりはもう少しやりようがあるのかもしれません。ブレが大きいバッティングでカードが取れないと、ほとんどのキャラクターでは勝ち目がなくなるのも少し気になるところですね。

●ハーフパイント ヒーローズ [play:game]

 ここからは 6人でこちらをプレイ。ゲームマーケット前に出た市販の作品ですね。たまにこういうタイトルも入れたりします。トリックテイキングとテキサスホールデムのあいのこのような感じです。

 10ペアの場から、手札3枚が11で、フルハウスの大役が出たりとか。1トリックしかとれないのと、誰も巻き込めなかったので、得点的にはあまりおいしくありませんが、見せ場にはなったでしょうか。

 6人の場合は、6連勝のサドンデスをいかに避けるかがポイントですが、今回も 2人がチャレンジになりました。場札と手札でのワンペアと、手札にペアが2つあったので勝負に出ることに。結果は 3連勝でけんか勝ちで最終ゲームまで継続することが確定しました。

 後半戦はいかに予想を当てるかと、いかにハズレプレイヤーを当てるかですが、そこまで得点が伸びませんでした。人数が多いと 0トリック正解と、1トリック正解の得点が同じで、2トリックを取るのが難しいので、いかにハズレプレイヤーを当てるかに終始しやすいですね。


 お昼の時間は餃子のお店に。牡蠣餃子がよかったですね。近くで昼食をとれる場所が多いのもいいですね。


●キングドミノ [play:game]

 お次は2択に分かれて、こちらの名作をプレイ。3人でプレイしています。クイーンも持って行きましたが、キングのみです。

 今回は、中央と完成のボーナスを入れましたが、高得点はカットされやすく、思ったよりも海タイルが出なかったりと、3人ならではの偏りがありますね。

 そして蓋を開けると全員が 45点で並びました。この場合、最も広い領土を作ったプレイヤーのタイブレーカーで勝負がつきました。ばらつきがある割には差がつきにくい感じでした。

●勇ヒノ!

 そして、その次は、こちらの作品をプレイ。長時間ゲームでこのタイミングでという感じに。3人でプレイしています。プロット系とワーカープレイスメントの作品ですね。勇者のリクエストにあった装備品を材料を集めて作っていくという感じです。

 序盤から、少し重い手になりましたが、中盤以降スタートプレイヤー的に長期政権を組むことに。注文カードのアイテムが少し重かったこともあり1手遅れでのゲームセットを覚悟していたのですが、終盤戦で思わぬ展開に。

 最後の装備品1つをどう作るかですが、手番的に全員が作れないことが判明。待ち受けを広げて次ターンに確実に作れる体制をつくったのですが、これが勝負を分けることになりました。

 最終ターンは 2番手でしたが、他のプレイヤーに作らせても大丈夫なことが判明し、アクションを節約しての装備品完成、先着のボーナス点が入りました。最終的に装備品が間に合ったのと、ボーナスカード争いが逆転したので直接で 16点差がつく展開に。これで差しきりました。

 90〜120分クラスの長時間ゲームですが、ダイステイク、ワーカープレイスメント、プロット系の今風の要素を入れてよくまとめた感じがあります。ボリュームはたっぷりです。

 右肩上がりのゲームなので、早々に 3階層目のボーナスを獲得してのアクション圧縮が必要なのと、勇者の注文は完全達成がほぼ前提の得点配分になっているようです。このあたりで脱落者が出るのが少し気になりましたが、同じ場所の装備は2つは作れない制約があるので、そこから地道に狙うこともできそうです。

●ムッジーナ [play:game]

 その次は、こちらの作品をプレイ。早取りのカルタ系のゲームですね。今回のゲームマーケットではこの系統の作品も多かったとか。

 ポイントは、お題のカードが白黒、取り札のタイルがカラーになっているところで、色で判断すると間違えやすいというところですね。どの動物に化けているかは、タイルの裏に書かれています。

 性質上お手つきは発生しやすいのですが、ペナルティはそれほど重くないので、思い切った攻めもありかもしれません。難点があるとすれば、若干判別がしにくく間違ったタイルを取ったのに気づかずにゲームが進んでしまったことですね。あとで、正解のタイルがないことに気づきました。

●航海の時代 the DICE

 その次は、こちらの作品をプレイ。5人でプレイしています。「航海の時代」のダイスゲーム版で、ダイス目に従い資源を獲得したり、獲得した資源を使って航路の権利を獲得したりします。今回は 7/4点のエリアマジョリティ的にかなり大きな航路が出ました。

 右肩上がりのゲームなので、序盤の動きが重要ですが、ダイスゲームなのでばらつきが大きいです。中盤以降振り直しが不発になるシーンも何度も見ました。資金を0にするのはかなりリスキーですが、資源1個の差で1手差が出るのも確かなので、そのあたりが悩ましいです。

 今回は、最終ターンに一気に2か所の権利を獲得してのゲーム終了でした。このバージョンは一気に2か所の権利がとれるのと、同じラウンドをプレイしてゲームセットなので後手番有利のような気がします。エリアマジョリティ以外の得点要素が若干少ないことも影響しているかもしれません。

 同時プレイのルールもありますが、今回は初プレイの方もいらっしゃったので採用しませんでした。同時プレイだと後手有利がタイミング次第になるのと、3つめの権利の関係でごくまれにアクションの計画がずれるので、若干緩和されるかもしれません。ダイスは必要になりますが。


 夕食は定食やで、肉料理が多くなりそうなので、魚料理にしました。たまにはいいですね。


●秘湯魔王城の湯

 夕食後の1ゲームはこちらをプレイ、軽い感じのカード配置とセットコレクションのゲームでしょうか。

 カード3枚を手札に、温泉としてプロットするか、オトモを集めて得点を稼ぐかという感じですが、最後の優先権があるオトモ集めが強い印象があります。一部カードが非常に強力なのでその場所を知っているのは情報量として有利ではあるのですが。

 5人の場合は、特にカードが1巡するので、終盤のハズレカードの多さが少し気になりました。カードをのぞき見するなどのアクションが運次第になるのと捨て札が多くカウンティングどころではないのが影響しているでしょうか。

 最終的には数の暴力でのゲームセットになりました。カードがちょうど一巡するくらいの 3〜4人がいいかもしれません。いずれにせよ軽くプレイする感じですね。

●ミチトリ

 最後はこちらをプレイ。4人でプレイしました。4色オセロではあるのですが、道をつなぐ必要があるのがポイントです。

 道がつながっていないとコマが置けないのと、挟めない場所にも配置自体は可能なのでそのあたりをうまく使って、自分のコマを減らさないようにうまく仕向けるのがポイントでしょうか。終盤になると角が作れる展開になったりもするので、いかに自分のコマを活かして挟みやすくするかがポイントでしょうか。

 アブストラクトではあるのと、多人数プレイなのでキングメーカー問題はあるものの、うまく落とし込んだ感がありました。


 というわけで、21:00過ぎまでたっぷりとプレイしました。次回は春のゲームマーケットの後でしょうか。


トップ > アナログボードゲーム > 雑記