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2019年12月21日、今シーズンは少し早めの駒込ゲーム会でした。ゲームマーケット終了後に購入したゲームを中心にプレイするクローズドの回です。食事休憩2回はありますが、13時間の長丁場です。今回も色々とプレイしたので、レポートをお送りしましょう。
手始めにプレイしたのは、こちらの作品から。秋の新作で「ボブジテン」のコラボ作品とのことです。「ボブジテン」は英語を日本語で説明するのですが、こちらは日本語を英語で説明して当ててもらうゲームです。当然ながら直訳はNGなので、工夫して伝える必要があります。
この手のゲームの難点は、カードにより難度が大きくぶれることがあるのですが、このゲームも難しいお題があります。直訳の単語を使ってはいけない制限で、相当回りくどい表現をしなければならないこともあります。
正しい表現よりも伝わる表現が重要になるので、一概に語彙力だけでは片付かないこともあります。お題を当てる方は、いかにポイントをつかむかがポイントでしょうか。好き嫌いはかなり分かれるかと思いますが、英会話は意外と度胸というところもあったりします。マニュアルの「使いやすい質問集」は必見です。
その次は、こちらの作品をプレイ。秋の新作で、別のジャンルからの参入だったので、作品を購入してみました。軽い物から順にプレイしています。
限定じゃんけん+ゲーマーじゃんけんにたいして、勝ち負けを予想するという感じのゲームです。スタート時点では情報はありませんが、何ラウンドかプレイすると状況が見えてきて、読み愛の様相が少し出てきます。ゲーマーじゃんけんを内包しているためではありますが、少し分かりにくいゲーマーじゃんけんの概念のつかむのにいいかもしれません。
その次にプレイしたのは、こちらです。こちらも秋の新作ですね。正体隠匿+推理系のゲームで、自分の正体に応じて指定した役割を指名することを目指します。
3ラウンドで、情報を入手していくのですが、情報量が多くなればなるほど、最後の指名が遅くなってしまい、先にとられてしまうこともあります。とはいえ、少ない情報ではなかなか絞り込めないという点もあります。
プレイ感としては、少しですが「ロストレガシー」に近いでしょうか。推理的な要素は少し強めですが、絞りきれなくても、順番が早ければ勝てる可能性があるのもポイントです。推理系のゲームが好きな方で、手軽に楽しみたい方向けでしょうか。
その次は、こちらをプレイしています。秋の新作です。ビッディングとバースト系のダイスゲームです。
ラウンドごとにお題が出されており、どのような条件でバーストするかが書かれています。この情報を元に、プレイヤーはいくつサイコロを振るかを決めます。少ない順に実際にサイコロを振り、バーストしなければ振った個数分の得点、バーストした場合は1回だけ回避のチャンスがあります。
個数がバッティングした場合は、同時判定になるので、より事故が起こりやすくなります。バーストが回避できないと打ち切りになるので、多く振ろうとしてチャンス自体が回ってこないこともあります。
お題の妙もあり、悩ましいところはあります。この手のゲームの特徴として、負け始めると勝負し続けなければならなくなるのですが、プレイ時間は少し短めなので、ざっくりとプレイする感じでしょうか。
その次にプレイしたのは、こちらです。作品としては初版は 2016年秋、第2版は 2017年秋とのことです。消去法で犯人を当てていく、推理系のゲームです。基本的に、容疑度の高いプレイヤーが犯人になるのですが、例外が入ったりするので、一筋縄ではいきません。3ラウンドでの得点合計を競います。
3巡で情報を出していくのですが、情報量が少ないカードが、早めに出やすいという作りになっています。犯人の特定も 100% の特定ができにくいような作りになっている要です。逆に、情報が少ない段階での予想も得点に反映されるのと、早取りの要素はあったりします。
効果を打ち消すカード以外のすべてのカードに優先して犯人になる「自首」が入っているのですが、今回は 2ラウンド目に自首が出ました。これをケアするかしないかも得点にかかってきます。
特に 3ラウンド目に得点の重みはないので、いったん得点が離されると逆転しにくい感じにはなります。こちらも比較的軽めの推理系のゲームです。
その次は、秋の新作から。新規参入の 3作品の 2つめです。制限付きのカード交換でセットを集めることを目指すゲームです。
このゲームのポイントは、なんといっても 36枚のユニークカードにあります。ゲーム自体は比較的シンプルですが、集める要素が 2次元になっているのがポイントです。ゲーム自体は 5〜6人ですが、自己責任で 4人でプレイしました。ルールを読んだところプレイ自体はできそうな感じではあるので。
結果として、4人でも十分に楽しめました。半分以下のカード枚数になってしまうのは、惜しい部分はありますが、早くそろいすぎるということもありませんでした。逆に 6人だと少し長引くかもしれません。一発終了なので、そのくらいの長さがちょうどいいのかもしれません。
ここで昼休みをとることに、会場近くの定食屋に行ったりとか。和の定食もたまにはいいですね。
休み明けは、秋の新作から。新規参入の 3作品目です。一番プレイ時間がかかりそうなので、後にしました。バッティングを避けつつ、酔い潰れないようにうまくお酒を獲得していく、バーストとセットコレクションのゲームです。
3ラウンドで少し長く、お酒の数もかなり並ぶことになるので、セットコレクションのボーナスをいかに獲得できるかが重要になってきます。オールマイティは少し強い印象はあります。バッティングの失点は数をプレイすると平準化されそうですし、素点も平準化されるので、セットコレクションのボーナスと、うまく切り上げたときのボーナス、酔い潰れたときのペナルティが勝負の分かれ目になる感じでしょうか。
雰囲気としては、お酒について詳しいほうがいいような気がします。セットコレクション自体は分かりやすい物が多いですが、一部の特殊役は名前しか参照するものがないので、アイコンなどがあると、もっとわかりやすくなるかもしれません。
状況によりますが、後のラウンドになるととりやすい弱いお酒が少なくなっていくのが、面白い動きだと思いました。
その次は、秋の新作から、こちらの作品を。通貨の売買をテーマにした、相場変動の経済ゲームです。5つの通貨について、それぞれ時価が定められていますが、勝利条件は、得点化される信仰と、対象の通貨の枚数にかかってきます。
相場変動は、売買した通貨の枚数に応じてという感じになります。信仰の得点条件にバリエーションがあり、それっぽい相場の動きをするのがポイントです。詳細を書くと各所から怒られそうな気がするので、そのあたりは創作ゲームならではでしょう。
古き良き相場系のゲームですし、最低額がかなり低く切られており、投機的な相場になったりもするので、序盤は動きがかなり地味で、投機的な相場になってから、ゲームが大きく動くことになります。
オープンされている情報が多いのと、相場はそれなりに動かせるので、かなりインタラクションが高い感じのゲームになっています。ゲーム終了までに通貨の組み合わせが 1枚しか変わっていない状況になったりしました。時価総額で競わないゲームだからこそというのはあります。
その次は、こちらも秋の新作をプレイ。カードの購入によるセットコレクションと、クローズでのカードプレイでの得点化の 2段階に分かれています。
このゲームの特徴は、なんといっても序盤のセットコレクションの部分です。購入するためには「硬貨5枚」をおつりとしてもらうか、「硬貨5枚」を使って購入するかのどちらかです。1,2,5,10,20 の 5種類があるのでいろいろな組み合わせを作れて、これをうまく利用するのがポイントになります。下手をすると 4枚、普通は 5枚、うまくいけば 6枚購入できるという計算です。
セットコレクションの要素は、同種 3枚の特殊通貨をいかに獲得できるかがポイントでしょうか。通貨のワイルドカードになるので 6枚を購入するのにほぼ必須です。
序盤はかなり悩ましいゲームですが、終盤の幕切れがかなりあっさりとしていて、購入したカードをプロットして同時公開、順番に応じて得点を獲得できるという形になっています。序盤の斬新さ、悩ましさと比べると、終盤のアンバランスさが気になるところですが、可能性を感じる作品だと思いました。
その次にプレイしたのは、こちらの作品です。秋の新作でダイス100個を使ったゲームです。こちらも 2部構成に分かれていて、前半戦はモンスターの育成、後半戦は戦というという感じになります。
前半戦は「ロールプレイヤー」よりもかなりシンプルな感じで、プレイ順に応じて資金を支払いダイスをピックすることになります。戦闘は相対的なところが重要になってくるのと、キャラクターによって初期値と使えるお金が大きく違うので、そのあたりが悩ましいところです。
後半戦は、人数によって組み合わせを変えるといいということで、今回は 4人でトーナメント戦で順位は決めるようにしました。攻撃防御に関係しない、器用さはカード枚数に影響するのですが、ここを上げていなかったばかりに、有効なカードが引けなかったパターンを見ました。ブレは大きいのですが、3ラウンドで判定勝負にした思いっきりの良さが好印象でした。
後半の戦闘の組み合わせ等は、プレイヤー間に委ねられており、そのあたりが創作ゲームらしいところもありますが、10色×10個のダイスを使ってやってみたいことをやってみたという情熱を感じる作品でした。
その次にプレイしたのも、秋の新作です。神経衰弱、記憶系のゲームですが、表と裏で別の絵柄が描かれているカードを使います。なので覚えるのが相当大変です。
セットの種類は 8種類で、7枚ずつ存在することになるのですが、2枚組を当てた後も継続できて、大量得点のチャンスがやってきます。とはいえ、目星をつけたカードをめくられてしまうこともあるので、そのあたりが悩ましいところです。
裏表の関係もあるので、相当覚えにくくなっています。かなり記憶難度は高めになっています。ジャンル上、好き嫌いが大きく分かれそうな感じの作品です。
夕食は、インドカレーのお店で。ケバブも入ったボウル系のカレーは初めてかもしれません。豆サラダもスパイシーでよかったですね。
お次は、初お披露目となるテストプレイ案件でした。詳細は省略しますが、動かせそうな感じではあるので、継続して様子を見ることにしましょうか。
最後は、持ち込み作品でリクエストがあったのでプレイしました。秋の新作ですが、現時点では入手難になりました。カードの上下の概念のある並び替え不可のゴーアウト系のゲームです。スカウトにより手札を整えることで逆転を狙いやすくなります。
独特のプレイ感と、大技の応酬が面白いですね。10が 8枚中 6枚きていたりとか、7連番が作れたりもしました。7連番はダブルアクションで返されましたが。
ポイント制の善し悪しは少しあり、大技の打ち出しにそこまでメリットがないのが少し気になりました。打ち出しからの応酬になったときに、場のカードの得点がとれないのはあります。あとは、複数枚の組を潰し、カードを減らすのが得点行動としては強い感じで、ゴーアウトとのずれは少しあります。上がりボーナスがつかない(手札が 0枚になるので、実質 1点はつくのですが)ためかもしれません。
というわけで、今回は 11作品をプレイしました。今回は 4人で卓分けがなかったため、通しでプレイしています。次回は年度末あたりとのことですが、その前に、まだプレイしていないゲームもあるので、年明けに何かあるかもしれません。
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