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2005年4月9日にねーぽんさんの引っ越し記念と言うことで、ゲームマーケットで惨敗したゲームをプレイするという感じのおそばの日に参加してきました。今回は、この様子をレポートします。
住んでいる場所の関係で、私のところから常磐線の始発駅の上野まで行くのにかなり時間がかかります。集合時間は 11:00 ということでしたが、出発したのは 7:30 くらいでしたでしょうか。この時間に出て上野には 8:50 くらいに到着です。
途中、新宿で特急券をと思っていたのですが、券売機では買えず、みどりの窓口は混んでいて買えそうにないことが判明したため、いったん上野まで移動し、急いで特急券を購入という感じになりました。ホームに入ったのが発車 4分前でしたね。
スーパーひたちにのって、一路日立方面へ向かいました。特急券の必要な特急に乗るのは 2度目ですが、席が比較的ゆったりしているのが特徴ですね。
せっかく車内で時間があるので、シグマリオンで文章を打っていたのですが、シグマリオンの表示の文字が小さく感じました。これは、テーブルと座席の間に距離があるからですね。少なくとも東北新幹線(やまびこ、はやて)よりはひろいことが判明しました。
なんだかんだで、1時間ほど文章書きに費やして、あとは「携帯脳力トレーナー」などをちょこちょことやっているうちに到着していました。
日立に訪れたのは 2度目ですが、この時期の気候としては首都圏と東北の間くらいですね。近くに郊外店がいろいろとあるのが印象的ですね。車があると便利なのがよく分かります。
というわけで、車内ではすでにエルミートさんと合流はしていましたが、駅でねーぽんさんとすめさんと合流して、フルメンバーが集まり、ねーぽん亭に移動となりました。
最初は準備運動ということで爆弾系のゲームを2つやってみました。まずは、新版の「カウントダウン2005」です。ダイスを振って、爆弾を爆発させないようにする、非常に軽いダイスゲームです。ルールの変更で、プレイ時間がさらに短くなりました。
事件はすでにここから起こっていました。1ラウンド目、私が1ターン目にサイコロを振ったとき、いきなり「4」を 4つ振ってしまいました。新旧あわせて 2回目のフォーカード自爆です。今回は、即座に敗北確定と言うことで、なんとプレイ時間 1分で終了してしまいました。
さすがに、気を取り直してもう一度ということになりました。火力が最大になると爆発するというルールも、なかなか爆発しそうで爆発しないというのが面白いですね。話によると、かなりの回数の爆破実験(シミュレーション)をおこなったとのことで、十分活かされていると思いました。
3ラウンドで、10ダメージ、12ダメージ、無傷、無傷という状態で、最終ラウンドに。15ダメージまで行けば一発で敗北というところで、なんと火力が増えないまま爆発という、ある意味レアなものを見ました。
予想通りではありますが、このメンバーでダイスを振らせると、とんでもないことが起こるものですね。「カウントダウン」は初期のころから好きなゲームではあるのですが、より安心して出せるパーティーゲームになったと思います。
お次は、奇跡屋さんのゲームから「ぼむ!」をプレイしました。こちらも、ダイスと爆弾というテーマではありますが、微妙な読みあいの要素が含まれます。
各プレイヤーは、手札から 1枚カードを出して、一番弱いカードを出したプレイヤーが爆弾処理をおこなうというものです。一番弱いカード以外は、使い切りなので、どこかで弱いカードを出す必要があります。また、強いカードには落とし穴があったりします。
爆弾を処理する時は、ダイスを振って「爆弾」と「炎」の目がセットで出ているとダメージを受けます。逆に何も出なければ、セーフになります。ダイスには「カード」の目もあり、セーフの時にはカードを引くことができるわけです。
プレイの方ですが、やはり事件は何回か起こりました。全員「0」は、まあよく見る話ですが、一番強いはずの「7」が「0」「1」「2」という組み合わせで爆弾処理になったり、危険なレッドダイスを送り込む「2」を出したら、他の3人がダイスを増やす「3」ということがあったりしました。
最後は、3ライフ対 1ライフでの一騎打ちになりましたが、この状態から逆転が起こりました。2人になると、「0」の使いどころと、「6」「7」の使いどころが難しいですね。爆弾処理を回避する「セーフ」もそんなにためられるほどの枚数がないのがいいところかもしれません。
こちらは、読みあいと、ダイスのドキドキ感をより自分の手の近くで感じることができるゲームですね。爆弾もののゲームとしてはかなりおすすめできる作品だと思います。
ゲームマーケットで落札したゲームです。基本的にはスゴロクですが、動かすコマを選ぶことができるのと、遅く到着したほうが高得点というのがポイントです。
今回は、かなり明暗が分かれた展開になりました。私が最初にコマを穴に落としてしまうと、ねーぽんさんが強制ゴールの憂き目にあったりしていました。
結局ねーぽんさんのコマが 3つゴールして終了。私はというと、4つとも穴に落ちてしまい 0点で終了。エルミートさんは、なんとか3つコマをゴールに送り込み、残りは 4つともコマが残ったすめさんの動向次第になりました。
状況としてはほぼ勝利は安泰だったはずですが、ゴールをできない目を立て続けに振ってコマが無駄に前に出てしまう展開に。一時はどうなるかと思ったのですが、2つゴールさせて勝利ラインに届きました。
というわけで、ゲーム終了のコマ状況はこんな感じになりました。3人分しかゴールしていませんが、4人プレイなのであしからず。
昼食は、恒例のおそばとなりました。今回はやまいもそばを使用しました。腕に覚えがある4人ということで、瞬殺に近いものはありましたね。いろいろと面白い出来事があったりしましたが、ここでは割愛ということで。おそばはおいしかったですね。
午後の部最初のゲームは、私の作品から「シティー・プラン」でした。今回はマスター版を投入しています。ゲーム内容の説明は、省略ということで。
今回は、スタジアムが序盤に作られたこともあって、自分だけが早い展開、そのほかは全員遅い展開になりました。こうなってくると「補助金」が勝負を分けるところですが、1ターン耐えきれなくなり、3人にカードが渡るようになりました。
結局、おそらくこの 1ターンの差で勝敗が分かれた感じですね。本当に速攻を狙うのであれば、補助金のカード4枚よりも、1ターンのほうが大きいのかもしれません。
せっかくなのでということで「いろんなもの」を持ってきた「フルーツゲーム」でやってみました。頭の文字の行がお題で与えられて、それにあうような絵の描いてあるカードを取っていくゲームです。これは、言葉で書くよりも実際にやってみたほうが早いですね。
今回は、細部まで写されている写真も、抽象的な絵もなく、比較的はっきりと1つの「もの」が書かれているカードなので難度は高かったようです。
思ったよりもボリュームのあるゲームになりましたが、普段は使っていない頭の部分を使うような、そんな感じのゲームです。写真や絵の描いてあるカードが大量に入っているゲームがあれば、プレイすることができたりします。
午後の部のメインディッシュでしょうか。ゲームマーケット出展作品から料理もののゲームです。料理を作って、ダイスを割り振って、審査員の人気を獲得していくゲームです。
なんといっても、このゲームの盛り上がるところは、料理名決定でしょう。カードにはどの系統の審査員に向いているかの他に、料理の名前の一部が書かれています。これを使って、出展する料理の名前を作るのです。
ゲームの勝敗とは関係ありませんが、一番面白い名前の料理を作ると「視聴者人気ナンバー1」という名誉ある称号がもらえます。とりあえず、料理名は一番最後にお知らせすることにして、ゲームの内容から。
基本的に、作った料理名の固定加算分と、振ったダイスの割り振りで、審査員の人気を獲得していきます。料理名で他のプレイヤーと重ならないようにするとか、ダイスの振り直し、割り振りでうまく調整するとかで、人気ナンバー1をいかにとるかがポイントになるでしょう。ナンバー2のボーナスは微々たるものです。
とかく、料理名決定に目が映りやすいですが、勝負の決め手は、振り直し、割り振りの読みあいということになります。あとは、ざらざらと振ったダイス目でどのくらいの人気になるかが決まります。ゲームとしてのポイントはしっかりと押さえてありますね。
今回は、私が、2ラウンド目と 3ラウンド目に人気ナンバー1をそれぞれ 2つ獲得して、そのまま勝利となりました。とは言ってもやはり、料理名が気になるところです。今回、視聴者人気ナンバー1を取った料理と気になる料理名をピックアップしましょう。
視聴者人気ナンバーワンは、「キム皇鍋」「弁当風」「ねば液ドリンク」になりました。前者 2つは私の作品ですが、1番目はまさかこれができるとは思いませんでした。2つ目はカードを裏返しにしています。3つ目の作品は、飛び道具が炸裂しました。
そのほかの作品として「コスうどん」「野菜とサンドイッチ」「メロンスパゲティ定食」「甘〜いすっぱい中華」「ポケモンのプリン」(←私の作品、まさかこんな組み合わせで来るとは思いませんでした) などがありました。
これは、そんなに重いゲームではないので、料理名作成まで十分楽しんでもらえるかと思います。料理名を公開するときも、ダイスの割り振りをするときもついたてがあるとうれしいゲームですね。
創造性をかき立てられるゲームが続いたので、まったりとプレイできるカウントアップ系のもので「スーパーファイブ」を出してみました。規定の数字を超えたら負けのカウントアップ系のゲームです。
カウントアップ系のゲームは本当に数多くあるのですが、21カウントと限界値が小さいのと、なんと言っても 10枚ずつ手札を配って、手札を減らしていくのが一番のポイントです。
当然、普通の数字カードは大きな順に処理されていくのですが、一部の特殊カードはどれを先に使ったらいいか、迷う場面があります。手札をすべて使い切ったら、自分以外の全員にダメージを与えることができるわけですが、手札が減るとそれだけ防御力が下がっていきます。
似たようなゲームは数あれど、これは個性を放っている作品ですね。軽いゲームではあるので、好き嫌いは分かれるかもしれませんが、なかなか面白い作品でした。
1つくらいは、本格的なものをということで「王と枢機卿」のリメイクである「チャイナ」をやってみました。カードを使って中国全土に家を建てたり、公使を派遣したりして権力をポイントを稼ぐ、決算系のゲームです。
リメイクものなので、リメイク元からの差分ですが、マップが中国ということで形もつながり具合も違います。外交は地図上の隣接関係通りに結ばれ、以前のフランスのような 5か所と隣接しているところはありません。今回は4〜5人用マップでプレイしましたが、3〜4人用マップのつながり具合はかなりトリッキーですね。
また、今回は表向きのカードが4枚です(ゲームにあまり大きな違いはありません)。あとは、中間決算がないくらいでしょうか。でも、今回は外交官もそれなりに使いにくくなっているので、ゲーム的に大きな違いはないですね。
私以外は全員初プレイということでしたが、シンプルで悩ましいゲームだというのはすぐに分かっていただけた感じです。家を並べるプレイヤーと、外交に走るプレイヤーにきれいに別れた感じでしたが、1色2か所の領土が全く手つかずになってしまったため、家のポイントのほうが上になりました。
こちらもリメイク元同様、シンプルなものの、いろいろと戦略的なものがあり、考える要素、悩む要素の多いゲームになっています。この手のゲームにしてはプレイ時間が 45分程度と短いので個人的に、かなりおすすめのゲームです。なお、3人でも十分に楽しめるという意味でもいいゲームです。
重いゲームのあとは、軽いゲームをということで新作「とらぶるスクール」をプレイ。できるだけカードを引き取らないようにするという感じのゲームです。
基本ルールは、本当に単純です。1ゲームも10分程度で終わりますから、ちょっとした時間にプレイできるかと思います。2ゲーム目は「代理カード」のルールを入れてプレイしましたが、このくらいの要素があったほうが面白いですね。
私はあまり詳しくないのですが、今回はイラストレーターに力が入っているとのことでした。イラストで背中を押される方も多いのではと思います。ゲーム自体はとても軽く、雰囲気(とカードイラスト)を楽しむといった趣になりますね。
ここからは、夕食の時間にしました。おすすめといわれたとんかつ屋「とん」に行ってきました。「わらじ」や「すごいですねえ」などの大型のとんかつもありますが、私はおすすめのものを頼んでみました。
これは、おすすめされただけのことはあって本当においしかったです。TVの取材も来るほどの有名店ということはあります。茨城のことばの影響もあるのでしょうか、暖かい感じのするお店でした。ちなみに、茨城のことばは、地元福島のことばともまた違った感じですね。
食後、ゲーセン後は、3人でまったりとという感じですね。
2人で遊べるゲームということで、プレイしました。風船さんからの紹介で一度だけプレイしたことがありますが、ずいぶん久しぶりになりますね。指定された料理を残さず食べるというゲームです。
相手に食べ切れなさそうな食べ物を押しつけるのが基本ですが、今回は難しいレシピが多かったことと、場札の妙があったこともあり、成功率は低めではありました。レアな食材の肉と魚はどちらか一人が全く見ることなくゲームが終わったという感じでした。
ゲームは、ぎりぎりまでもつれてマッチポイントで迎えた最後の料理を、手札がちょうどばらけていたこともあり、3枚目の時点で完食確定となりゲームセットでした。
2人専用のゲームではありますが、駆け引きと、カードの引きの楽しさを味わうことができるゲームですね。これもおすすめ度は高いゲームです。
まったりと対戦モードを 20戦ほどやっていました。対戦クラスの場合 4文字の言葉をいかにつくることができるかがポイントかもしれません。「あいのて」を作りましたが「クロノア」を作られました。
大きめのマップの場合「使っちゃった」が意外と痛いです。くっつきに使いやすい「お」とか「る」とかは大切に取っておきたいところです。外来語より「やまとことば」のほうが防御力は高いようですね。
24:30 に終了で早めに就寝とあいなりました。翌朝もまったりとしたスタートに。
3人専用ということで、プレイしてみました。お笑い芸人を番組に登用して、目標の視聴率を達成するのが目的のダイスゲームですね。わずか 3ラウンドのゲームということですが、どこにどう攻め込むかの判断がなかなかシビアですね。
最終ラウンド、比較的低い視聴率に納まり目標 8% のゴールデン枠に3人が挑む展開になりました。勝者には 5万円ということで、ゲームを大きく左右する場面です。ところが、ここで全員 7% という恥ずかしい幕切れになりました。
タイブレークの処理がルールに出ていないようで、ゲーム中断になってしまいましたが、ゲームとしては手軽でいいゲームだと思います。
ルールは簡単だけど、悩ましいと各所で評判のゲームですが、なかなかプレイする機会に恵まれませんでした。3人でも遊べるとのことで実際に出してみました。
実際にやってみると、かなり悩ましいゲームです。「ムガル」のようにどこかでチップを取らないと息切れしてしまうのですが、そのタイミングが難しいのです。
一時期手持ちのチップが 2枚まで減ってしまい、そのままでは悲しい数字を取らされるということで、泣く泣く最大数の 35 を大量のチップとともに取ったのですが、大きな失点はそれくらいに納まったため、勝利はしました。
ある種の競りのゲームではありますが、ルールが簡単、プレイ時間も短い、それでいて悩ましいと 3拍子がそろったゲームですね。
ゲームマーケットでの一番のネタとなったゲームです。井出洋介監修のマージャン入門編という位置づけのゲームですね。
マージャンでいうところの、2色 + 三元牌で構成された 84枚のカードで、8枚上がりのマージャンをやるという感じです。入門編ということで、難しいとされる 1幡縛り、フリテンから、リーチや鳴きまでなくなっています。また、役も8枚ということで調整されています。
見た目はかなりうっかりしたゲームで、鳴きもないので淡々と最前手をついていくゲームかと思いきや、東風戦、クイタンあり、赤4枚という、速攻の喰い仕掛け中心のマージャンが多い昨今、忘れがちな手役作りの楽しさを再確認することができました。
役満も狙う気になればいいところまで行くのがまた面白いですね。10巡程度で決着がつくので、プレイ時間も比較的短いですし、別のゲームと思って楽しむといいかもしれません。意外な発見のある作品なので、マージャン経験者も、そうでない方にも楽しめるかと思います。
というわけで、昼前に解散ということになりました。今回は、短時間の作品を中心に数をこなす感じになりましたが、たまにはそういうのもいいものです。また機会がありましたら、カツも含めていろいろと楽しみたいと思います。
主催のねーぽんさんを始め、プレイしてくださったみなさまに感謝です。
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