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2007年5月26日〜27日にかけて、日立へいってきました。もともとはゲームマーケット直後に惨敗ゲーム会として開催する予定だったのですが、諸事情により1か月半くらい遅れてしまいました。
4人で2日間たっぷりと、それなりにボリュームのあるゲームを中心に楽しみました。今回もプレイしたゲームを中心にレポートしていきます。
日立へは常磐線に乗って移動するわけですが、2005年以来 2年ぶりになりますね。自宅から上野駅までの距離も結構あるので、そこまで行くのに小旅行という感じになります。
今回は示し合わせて、特急ホームの前で待ち合わせて、2人で移動することにしました。道中は、ネタを出したりとか、ゲームの話とかお仕事の話とかそんな感じでした。
到着直後、メンバーがそろうまでに若干の時間がかかるということで、3人でプレイできるものをやってみました。学研から出た「テンプラス」のひとつ「サムズテン」です。
ルールにしたがってコマを取っていき、10を作っていくゲームです。10をオーバーすると即敗北というルールもあり、うっかりはできません。
プレイした感じ、同じ学研から出ている「マティックス」に近い感覚のゲームだと思いました。ただし、コマによって妨害の要素がありますし、あからさまなマイナス点はないので、より悩ましくなっているのではと思います。山場も終盤というより、中盤に来ることが多いのではと思いました。
最後は、詰みの状態にして判定勝ちでした。短時間で終わりますが、プレイ感覚も「マティックス」に似ているので、連続プレイをすると消耗が激しいゲームではと思われます(マティックスは、連続で5回プレイが限界という通説があります)。
ここで、全員が到着し、オープニングゲームということに。手始めにさっくりと終わるものということで「トリック&トリート」が選ばれました。
親のプレイヤーがトリック(お題)を選び、規定の方法でカードをプレイしていきます。トリックを達成したら得点を獲得し、合計得点を競います。タイトルを見るとトリックテイキングのように見えますが、「ミューラ」あたりに近い変則的なゲームです。なお、このゲームよくタイトルを間違えられるものと思われます。
序盤から、高得点のトリックを別のものを選ぶことでつぶしにかかる作戦に出られて、比較的出入りの小さな展開になりました。唯一マストフォローとなるシングルカラーは、タイミング悪く出るとかなり頭の痛いことになりますね。
中盤で非常にうっかりした事件が起こりました。「バッティング」のトリックが選ばれ、4人がカードを公開したところ、全員同じ色のカードが出てきました。バッティングは同じ色のカードを出さないというもので、みんなできるだけよけていこうという動きになるはずなのですが。
最終盤は、スリーカードが2回通り、3シーケンスが通らずという感じで終了しました。ゲームのポイントは高得点のトリックが達成されるかどうかにもかかってきますね。
お次は、「シティープラン2.0」をプレイ。おそらくリリース後に最も多くプレイしているゲームだと思います。
今回は、2ターン目からスタジアムが登場する展開ではありましたが、全体的に手が重く、高得点が期待できそうな形に。特殊施設はキーカードがかなりばらけた感じになって、決定打のない状態になっていました。
中盤から終盤にかけても、手が重くなり補助金がほとんど出ない展開でした。そんなこんなで、90点まで伸びる異例の展開になりました。初代では、高得点のカードも限られているので 80点くらいが見られる範囲の限界だったのですが、2.0の効果はこんな所にもあるかもしれません。
昼食休憩の後、ルール説明の必要がないゲームをはさむということで、「いたスト」をプレイしました。ここで出てきたのは、「いたスト2」です。SFCとマルチタップがそろうというのも今のご時世では珍しいかもしれません。
プレイしたのは、2でしかできないアレフガルド(2)ではなく、左半球(2)でした。なんだかんだで「いたスト2」のマップが一番なじむような気がするのは、気のせいでしょうか。全体的にお店価格が高めで、エリア数がやや多く、初期資金もそれなりに多いというのが、2の特徴ですね。
いたストの経験が長いプレイヤーがそろったということもあり、かなり白熱した展開になりました。いきなり独占という事故もありませんでしたし、300株近くため込んで一気に増資を試みるも、微妙に目標金額に届かなかったりとか、交渉が入ったりとかと一進一退の展開でした。
今回は、DVDレコーダーに録画してあったのですが、非常に見ごたえのある展開になったのではと思います。左半球は、シリーズ最多の登場マップということもあり、初代からにしてひとつの形を作ったのではないのでしょうか。
休憩の後「アクワイア」をプレイしました。今月2回目のプレイということですが、全体的なプレイ回数はそう多くないですね。
4人ということもあり、株の押さえ合いが厳しく、所持金の少ないじりついた展開になっていました。最初の合併には絡めなかったものの、2番目の合併で所持金を獲得し、ようやく株の買える展開になりました。このあたりで、Cの列のタイルを間に1マスはさんだ5枚という持ち方をしていたので、いつ破綻するか怖いところではありました。
終盤は、比較的にさくさくと進み気がついたら、Safeが3社という珍しい展開になりました。しかもサイズが 20軒、20軒、22軒で、ぎりぎり株価アップのラインに届いていない会社が2つほどあったりとか。
そんな展開だったので、かなり僅差の勝負になりました。取り残されるプレイヤーが出やすいゲームと思うだけに珍しい結果でした。
夕食は、とんかつ「とん」でひさしぶりにカツを堪能しました。ここは、ものすごい量のとんかつもあるのですが今回は、セーブぎみにしてみました。また行きたいですね。
その後、ゲーセンで全脳トレーニングの店内対戦など。滅多にできないだけに価値のあるゲームになりました。これも、DSで出て欲しいタイトルのひとつですね。
そして、スーパー銭湯でまったりとすることになりました。土曜の夜ということもあり、若干混雑していましたし、温泉ではないのですが、こういうのもなかなかいいものですね。風呂上がりのコーヒー牛乳を堪能したりとか。
参加者が全員早く起きたということで、若干まったりした後早めの就寝となりました。
早めの就寝だったので、早めに起き出して「いたストDS」の途中経過からプレイしたりとか。偶然、飛空挺(SP)だったわけですが、COM戦ではゾーンでおびき寄せるのが有効なようです。南京自転車風と東南アジア風でそのまま勝利しました。
朝食は、近くで麺類などを。食べる場所が近くに多いといろいろと楽しめますね。
本日の1ゲーム目は、比較的すぐに終わるものということで「オーナーズチョイス」をチョイスしました。発売当初に数回プレイし、その後いたストオフを中心に何回かプレイしていますが、ひさしぶりになりますね。
4つの会社の株式を購入して、お金を儲けるというゲームです。どの会社が活動するかは、プレイヤーの行動次第で変わってきますし、結果もダイス目にある程度ゆだねられています。見た目に反してプレイ時間が短いゲームですね。
優良株のはずのYELLOWがいきなり暴落したり、GREENが現状維持だったりと、デフレ気味の展開に。さらに、1ターン目から他の株を下げるBLUEが浮き出したため、中盤までかなり動きの少ない展開になりました。
このゲームの見所は、終盤にさしかかるところ。YELLOWがイベントカードで株価を下げられ 60まで落ちて、配当金狙いにはいい感じの相場になりました。ここで、6株、2株と大量所有者がでてきて、自分のターンに。ちょうどBLUEの社長兼を持っており、活動できるチャンスだったのでサイコロを振ったら、株価-2が。
60からの2段階ダウンは倒産まで落ち込むわけで、株数の状況から倒産を選びました。結局BLUE株のアドバンテージでそのまま逃げ切りました。60からの倒産は比較的珍しいのではと思います。
午前中にして、メインイベントのゲームが登場です。今回は、初プレイの方も混ざっていたのでドイツマップで、端っこを使わないようにしてみました。
電力会社を経営するゲームで、発電所の競り、燃料の購入、支社の設立、発電を繰り返し、自分の電力網を広げていきます。最終的に、終了条件に達成した時点で最も発電量の多いプレイヤーの勝利という感じです。
本格的な作品で、プレイ時間は 2時間を超えますが、得られるものは多いゲームなのではと思います。エキスパンションもいろいろと出ており、愛好家の多いゲーマーズゲームですね。
今回は、序盤からいい発電所が出たため軽めの展開になりました。が、それは中盤あたりまでの話で、場に安い発電所が残り、終了条件までの発電量を確保するのが難しい展開になりました。
発電所の関係で、1人だけ発電量の多いプレイヤーがいましたが、2の時代までは比較的コストのかかる石油発電で、なおかつ、ゴミ発電と原子力発電が場に出てこない展開だったこともあり、燃料代が高騰していたのも影響して、思ったよりもアドバンテージがなかったり。
勝負は、終盤のターン順で決まった感じでした。燃料で安値をキープしていた 30のゴミ発電所が最後の1人に行き渡り、これがゲームを決める感じなりました。発電量が安定しコストも比較的安く済んでいたので、資金が貯まり勝負所の 37のゴミ発電所を 50を超える値段で落札し、1人だけ発電量を目標突破。そのまま逃げ切りました。
発電所の駆け引きは、このゲームのキモのひとつですがこれがなかなか難しいですね。最終手番を取ることは有利ではありますが、支社の設立が遅れるわけで、下手をすればものすごいコストを払って外に出る必要が出てきたりと兼ね合いが難しいのです。
13:00を回ったので、昼食休憩とか。ひさしぶりにローリング寿司に行ってきました。まったりした感じだったこともありますが、クイズ番組話とかで盛り上がったのでした。
帰りがけに、ゲーセンでQMAを見たりとか。新作になってまた楽しい要素が増えていますね。帰宅直後、うっかり日本ダービーをやっていたので、見てみたりとか。ものすごいシーンが見られたわけですが、競馬場の混み具合もひどいものです。このために、脱出しているということもあるのですが。
企画ということで、うっかり2セットを集めて4人のチーム戦をやってみました。タイトルにあるとおりアニメ「犬夜叉」を題材にしたダイスゲームです。が、このゲームは Knizia の作品ということでなかなか悩ましいことになっています。
妖怪退治をしてポイントを稼ぐという感じのゲームではあるのですが、さまざまな形のダイスを使って出た目で攻撃が成功するかどうかが決まるのがこのゲームの見所です。ダイスは使い切りで、まるまる1ターン使えば全部回復させることができます。
チーム戦の場合、パートナーが回復行動を取ると、一緒に前回できるということもあり攻めどころが難しい感じになっています。1セットの場合は、半分のダイスしかないため頻繁な回復が必要な繊細な感じですが、2セットあると2人の対戦のように派手にどんどん攻めることができるのです。
実際にやってみると、ダイスの出方でかなり攻め込める感じはしましたが、やはり「0*」があることが大きく、一気に攻めきれるまでの戦力がないのが面白いところです。1セットでも2セットでも別の趣がありどちらもゲームとして成り立っていると思いました。
最後の妖怪のラッシュに失敗して、得点を取られたので逆転されはしましたが、意外と接戦だったのではと思う展開でした。
2セットが集まる機会は滅多にないかと思います。ゲームは見た目にだまされてはいけないといういい例なのではと思いました。
最後は、1時間ちょっとということでリベンジ企画でのリクエストでこのゲームが選ばれました。
今度は、優良企業が順当に伸びて、優良企業に乗れなかった分で取り残された感になりました。やはり、落ち込む株が1社くらいは出るもので、大量購入で大量配当を狙い成功しましたが、最後のイベントで落とされてそれほどの利益もなく終了になりました。
2回プレイしてみましたが、展開の多彩さはありますね。30分程度で終わるゲームなので、ざっくりと楽しむのがいいのかもしれません。このゲームの可能性を感じた日になりました。
難をいえば終盤のマスの関係で、逆転方法が撤収して、イベントダイスを振って他の株価を落とすという地味な方法になっているのが気になりますね。指定配当だと強すぎるので、別途考える必要がありますが、うまい仕組みができれば爽快感のあるゲームになるのではと思いました。
電車の時間も近づいたので、ゲーム自体は終了し、帰途につくことにしました。帰りも、電車ゲームの話題などで盛り上がりました。話題に上げるとやってみたくなるものですね。
2日間のゲーム合宿という感じになりましたが、十分に楽しむことができました。また折りを見てこういう機会も作りたいものですね。
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