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2007年6月2日、横浜の開港記念ということで花火大会を見るついでのゲーム会をやりました。花火は夜の時間ですが 11:00 集合で、軽めのゲームをいろいろとプレイするという趣旨になりました。というわけで、プレイしたゲームのレポートをお送りしましょう。
オープニングは持ち込みゲームから。セレクタの子供向けのゲームです。2006年ドイツ子供ゲーム大賞のノミネート作品です。といっても、この場に持ち込まれたのにはわけがあったりとか。
タイトルにもあるとおり、レースゲームです。カードを使って馬を動かしてゴールを目指すというものです。が、移動のルールに一工夫がされていて、かなりえぐいことができたりするような感じになっています。
後で確認したところ、ルールが若干違っていたので参考記録ということにしますが、間違っていたルールでもかなりくるものがあるゲームですね。これは、子供だけでやったら喧嘩になるかもしれません。
いずれにせよ、プレイしてピンとくるものがあったので、翌日購入してしまいました。ルールはとてもシンプルなので、別の所でも試してみようと思います。
馬つながりで、次のゲームは競馬ゲームです。ゲームは大きく分けて2つのステップに分かれ、最初のステップでカードをつかって馬の強さとオッズを決めていき、平行してチップをかけていきます。2つめのステップで馬主となった馬を動かしてレースをし、お金を稼ぐというのが目的になります。
Teuberの作品ですが、それらしいちょっとひねったルールが特徴的でした。馬を強くすれば、それだけオッズも悪くなるのですが、あまりにもオッズが悪いと、勝利で2倍、それ以外は没収という残念な配当額になってしまうので、うまく調整することも大事になってきます。
あとは、カードは使いきりのため、出しどころを間違えるとうっかりしたところに差し込んでしまうということでしょうか。
レースのコースも面白くできていて、強い馬は弱いカードが有利に、弱い馬は強いカードが有利になるようなコースを走らされるのです。移動は基本的に通常移動とダイスを使った移動の組み合わせになりますが、このバランスも作者らしさを感じさせます。
綿密さというより、雰囲気の楽しさと、ゲーム的な作り込みを感じさせる本当に作者らしい作品でした。
こちらもTeuberの作品です。相場と投票のゲームではありますが、それほど経済ゲームという感じはしないのはハゼでしょうか? 船をうまく動かして、自分の持っている宝の資産価値を高めていこうというゲームです。
船の移動には馬蹄での投票になるのですが、基本的に使いきりで、回収できるチャンスは限られています。移動先により、1種類の宝がゴミになったりするので、移動の権利を取るのはとても大切です。権利が同点の場合は交渉でというのは、カタンやレーベンヘルツに通じるものがありますね。
すっきりしたルールというわけではないので、何ターンかは分からない状態が続きますが、中盤あたりでなるほどという感じになりました。
マネージメント系のゲームにはいるのかもしれませんが、宝の引きによってけっこうな差が出てしまうようなそんな感じのゲームなのかもしれません。作者らしさは健在ですね。
プレイしたことがない、という話になったので、「カタン」をプレイしました。これもまたまたTeuberの作品です。カタンは、このサイトのコーナーにもあるのでゲームの紹介は省略しましょう。
今回は、縁起物の 3D版を使用しています。こちらのセットでプレイするのはひさしぶりですね。
4番手スタートでうっかりした初期配置ができたので、そのまま手なりにカードを引きまくる作戦に出ました。中盤で、1点と発見と独占を立て続けに引いて、最大騎士力を一旦奪われるという自体もありましたが、騎士カードでの足止めが予想以上にうまくいって、最大騎士力奪回でカード引きのゲームらしい終わり方でした。
「カタン」自体は、ルールもシンプルではないですし、いろいろな要素がありますが、人気があるゲームなのもまた紛れもない事実です。プレイしたときの楽しさというのがこの作者の特徴なのかもしれません。
メンバーが増えるという話を聞いたので、到着するまで「ゲシェンク」ということになりました。ルールを知っていれば、あっさりとプレイしてすぐに終われるというとてもありがたいゲームです。
3回プレイしていますが、3回とも展開はかなり違いました。30番台を集めてプラス点になったり、24番がハズレカードになったり、諸事情に負けたりと、同じゲームは二つとしてない感じですね。人数によっても展開が変わりますが、カードの出方、取り方によって全然感覚が違ってきますね。
個人的にですが、ざっくりと終わるゲームの中では群を抜いた出来だと思います。
そして、ゲシェンク以前の定番は、このゲームでした。到着がまだだったので、こちらもプレイしてみました。タイトル欄にあるとおり旧版を使っています。
いきなり、20,19,18,4 と突拍子のない出方をしたため、競りがものすごく荒れました。というより、一線を越えたため誰も降りるプレイヤーが現れず、全員全額をビッドするといううっかりな展開に。これは、同額ビッドができる旧版ならではの光景といえるでしょう。
その後も、高い数字と低い数字が固まったため、かなり雰囲気の違うビッドになりました。こうなると、最後まで残ると損をする形になりますね。
後半戦も、意外と数字が荒れるようになりました。強いカードがある程度固まって出たこともあり、タイミング勝負になりました。最後は、同点でしたが、押しつけた分のチップ差で差しきっています。
新版、旧版とルールが若干違うため、プレイ感覚も若干違います。特に最初のビッドのようなことになったら、新版だと全く別の動きになっていることでしょう。
メンバーが増えて、コミュニケーションゲームの時間になりました。「中か外か」をプレイしました。
親プレイヤーは、1つお題を出してそれが「イケてる(in)」か「イケてない(out)」かを予想し、多数派に入ることが目的です。お題は自由につけてかまわないのですが、明らかに分かるようなものを避けて出すようにしていました。
お題に悩んでしまうこともありますが、やってみるとなるほどという感じのする楽しいコミュニケーションゲームでした。多数派に入るということで、「オストラコン」に近いかもしれませんが、ゲーム的な要素が少なくシンプルです。
最後は、「ライフスタイル」でした。写真の書かれた多数のカードを使って、親プレイヤーの意図を読んで得点を稼ぐゲームです。これも、淡々とプレイすると味気なくなるので、予想した理由と回答の理由をつけるのがポイントですね。
写真もジャンルごとにさまざまですが「衝突事故の実験現場」「パビリオン」「CD-ROM」「南極の景色」など、場面場面が絶妙です。そしてこのときの問題が、「理想のパートナーを探すならどこ?」という質問だったりします。
問題文が原語で書かれているため、対訳が必要にはなりますが、それを差し引いてもかなり面白いコミュニケーションゲームです。そして、大量の写真は「こんなものどんなもの」をフィーチャーするのにふさわしい作品でもあったりするのです。
アフターは花火でした。ちょうどベランダから、花火の様子がばっちりと見えたので、ここぞとばかりに写真を撮ったり、動画で撮ったりと堪能しました。ゲーム的な話題とか、ここではかけないような話題とかもいろいろとあって、盛り上がりましたね。
いつもとは違うゲーム会でしたが、レースゲーム、Teuber特集、準備運動の定番、コミュニケーションゲームという感じになりました。重いゲームもいいですが、軽いものもまたいいものです。
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