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2008年7月13日、しばらくテストプレイをしていなかったこともあり、テストプレイ会をやってみたいということで、集まってみました。一部ゲームは、まだお見せできる段階にないのですが、簡単にレポートしようと思います。
タイトルだけではピンと来ないかもしれません。日本国有鉄道いわゆる国鉄の英語名称です。東京横断鉄道ゲーム選手権の候補ゲームのひとつです。作者から情報公開の許可はもらっているので、簡単にですが紹介していきましょう。
元になった作品は Alan R. Moonの1999年の作品「ユニオンパシフィック」です。さらに元をたどると 1990年の「エアラインズ」のリメイクになるでしょうか。この作者は「乗車券」「サンタフェレイルズ」など鉄道ゲームを多く作っています。
カードを引いて、路線を拡張するか、株式を公開するかの行動を取ってターン終了というとてもシンプルなルールです。ゲーム中のランダムなタイミングで決算が発生し、そのときの株式状況によって配当金が支払われ、最も多くお金を稼いだプレイヤーが勝者となります。決算配当系のゲームです。
この作品は、マップを東京近郊に変更し、特別な会社である「Union Pacific」は「日本国有鉄道」になっています。それ以外の私鉄各社が路線を延ばしていくという形になります。
元のゲームでも路線の配置制限はありましたが、このゲームでも健在です。おおよそですが、各会社が走っている路線の所しか建設できないようになっています。
また、アレンジとして、特定の都市にたくさん路線を敷設した会社に、ボーナスがつくようになっています。これによって、路線争いの要素が出てきてより、それらしい感じになっています。
まだテストプレイの段階なので、いろいろと変わるところが出てくるかと思いますが、とりあえず最初にプレイした感じは、おもしろいし、ロマンがあると思いました。
本来はここで「東京鉄道網」をプレイしようと思っていたのですが、別の作品を作ってしまったのでそちらの方をテストプレイすることになりました。まだ、お届けできるような状態になっていないので、詳細な情報は伏せておくことにしましょう。
これも今回のゲーム会のテーマに沿った作品です。ことの始まりは非常に単純であのゲームをあのゲーム風にアレンジしたものをプレイしてみたいと思ったので、それぞれの要素を抽出しそれらしくまとめてみました。
現在進行中の「東京鉄道網」があるので、お目見えは早くても2年後でしょう。どちらかというと私家版として持っておきたい作品と思っています。
プレイしてみた感想ですが、アレンジ対象のゲームが相当練り込まれているというのがよく分かりました。根幹の数値バランスは、ざっくりと比例計算で変えられるようなものでもないと思いました。元の作品は頑丈な作りをしているので、そのあたりはそれらしく動いたような感じがしました。
いろいろと意見ももらいましたし、予想していたとおりの感じになってはいるので、じっくりと熟成させていこうと思っています。「東京鉄道網」がメインでこちらはどちらかといえば時間があるときにという感じですね。
というわけで、期せずして鉄道ゲーム会になってしまいました。JNRはこれからどのようになっていくのかが楽しみですね。謎プロジェクトの方はじっくりと進めていくことになりそうです。
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