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12月29日、年末最後のゲーム会は何と2卓同時開催で実施されました。裏番組も気になるところですが自分がプレイしたゲームを中心にレポートします。
まず最初は、全体企画ということで9人でプレイしました。ちょうど年末ということで、今年1年を振り返ったり、年末年始にちなんだ問題が数多く出されました。プレイの環境によって出題傾向も変わるのが特徴的ですね。
数値のばらつきも問題によってかなり変わります。差が4桁くらい出る問題から、1の差で正解かどうかが決まる問題までさまざまですね。
多人数でプレイするのにはちょうどいいゲームですね。セットに含まれる用具は他のゲームでもいろいろと活用することができたりします。
裏番組は、長時間ゲームがプレイされていたので、こちらはそれなりの時間のものを数多くこなす感じになりました。手始めはEssenの新作で気になっていた「シカゴエクスプレス」から。
鉄道会社を経営していきお金を稼ぐゲームです。鉄道会社は、アメリカ東部の4社と、シカゴ近辺のWabashが登場します。4つの会社は別の鉄道ゲームでもよく登場しますね。
自分のターンになったら、路線の敷設か、都市の発展、株式の競りのどれかをおこないます。
会社の株式を競りで入手します。落札した金額が会社の資金になるため、値付けはかなり難しいです。また、会社の株式は複数人に発行されると価値が薄まってしまうので、そのあたりも考慮しつつ値段をつけなければなりません。
路線の敷設は、文字通り最終的にはシカゴを目指して運行していくことになりますが、配置コストや配置条件があってなかなか悩ましいです。草原は配置制限は緩いものの、何の収入もありません。山岳や森林は若干コストが高く、配置制限も厳しいですが、都市を造ることができ、会社の役に立つという感じです。
路線数も思ったより少なくできており、うっかりしているとシカゴに届かないということも出てきたりします。このあたりの兼ね合いが難しいところです。
都市の発展は、山岳や森林、都市を発展させ、会社の収益を上げたり、資金を調達したりすることができます。行動数には限りがあるため、どの行動も重要になっていきます。
決算で収入を得て、その資金を使って株式の競りなどをおこなうという感じです。シカゴは高収入な上に、追加で決算が発生するためかなり有力ですが、その道は険しく、早い者勝ちという感じになります。
プレイした感想ですが、序盤から最終的な会社の収益を描くことが難しいため、特にはじめのほうの競りでの金額は難しいものがあります。今回は株式枚数の少ないPAが比較的安く競り落とされていたのか、そのままPAの所有者が逃げ切った形になりました。株式枚数の兼ね合いも重要ですね。
特に最初は、相場観がつかめず、ふわふわとした感じでプレイすることになりますが、おおよそ中盤から終盤でこんな感じかと全貌がつかめるようなゲームだと思います。2度目の方がより楽しめそうなので、また機会があれば再戦したいですね。
こちらも、2008年の新作で協力型のゲームです。プレイヤー間で協力して病原菌から世界をすくうという感じのゲームです。協力型のゲームには「指輪物語」や「キャメロットの影」がありますが、こちらはもう少し要素が少なくシンプルな感じです。
都市カードの使われ方がうまくできており、ちょっと厳しめのバランスになっていると感じました。なので、心おきなく相談し、より効率のよい方法を模索する必要があります。今回のプレイでも、何回かタッチの差で間に合ったという場面もありました。
1地域の病原菌が完全に撲滅したこともあり、それなりに楽勝かと思ったのですが、カード枚数がなくギリギリでのゲーム終了となりました。「エッセンの病気は実はゲームだった」が今回のMVPでしょうか。
プレイ時間がそれほど長くないこともありますが、この手のゲームは折りを見てプレイするのがいいのではと思いました。プレイした感想としては、思ったよりも厳しくバランスが取られていることと、山札が引けなくなってゲームオーバーというのも気をつける必要があるということでしょうか?
お次は、新作のダイスゲームです。バースト系のダイスゲームで、ダイスを確保していき、確保できなくなったらアウトというタイプのゲームです。
ダイスを確保する条件が比較的厳しく、倍率がつくものの基本的には、ウサギの目の2つ組でベースの得点を上げるというのが攻略の近道でしょうか?
このゲームの面白いところは、バーストせず途中で止めて得点を獲得した場合、そのままの状態で続けられるということにあります。これによって、一度インフレが起こったら、その流れがしばらく続くということにもなります。
ルールを最初に見たときは、若干ですが条件が多く、1つの目に役割を振りすぎている感がありましたが、どの場合にどのようになるというのを一通り覚えたころに、状態引き継ぎのルールの面白さも見えてくるという感じになります。
得点の差が激しいため、流れに乗れるかどうかがポイントのゲームではありますが、なかなか楽しめました。
お次はカワサキファクトリーの創作ゲームをプレイしました。JAGAでもプレイしたことはありましたが、コンポーネントもルールも調整しながらという感じでした。簡単そうに見えて意外とできない、というのがポイントですね。
TGFで初お披露目されたものの、昼食休憩に出ていてプレイできなかったゲームです。ようやく機会があったのでプレイすることができました。
文字通りひもを使った路線敷設のゲームです。うまく路線を敷設して得点を稼ぐというのが目的になります。アナログゲームならではの何とも言えない雰囲気と、あれこれ試行錯誤する様が楽しいゲームですね。路線敷設は実際に手を動かす作業なのでギャラリーで見ていても楽しいゲームかもしれません。
作者がつけたわけではないのですが、「ゆる系鉄道ゲーム」とはうまい表現だと思いました。
ちょっとした時間があったので、試しにプレイしてみました。思ったよりも鉄分の知識を要求される創作ゲームではあります。ランダムな要素があり、普段使わないような条件になってきたときがこのゲームの醍醐味かもしれません。普段あまり使わない脳の部分を刺激されるような、そんな感じでした。
こちらもプレイしています。いろいろなところでプレイしているので詳細は省略しますが、けっこう時期によってもメンバーによっても回答の傾向が違ったりして面白いですね。
翌日のこともあり、途中でしたが会場をあとにしました。2卓での同時進行ということで裏番組も気になりましたが、気になっていた新作がいろいろとプレイできて充実していました。
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