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● 横浜ゲーム会2009年10月(2回目) ●

 10月25日今月2回目の横浜ゲーム会でした。翌週が予定ありのためここでボードゲーム分の補充と思っていたところでちょうどよかったですね。いつも通りプレイしたゲームをレポートします。


●Merchant Guild

 手始めに、先週そぞろ歩きのときに購入したゲームリンクの付属ゲームから「Merchant Guild」をプレイしました。カワサキファクトリーの作品で、ワーカープレースメント系のゲームですね。

 アクションポイントを使って、マップ上にコマを配置し、配置したコマを使って建物を建てていくという流れになります。建物には得点が多めに入るものと、特殊な効果があるものの2つに分かれており、後者はゲームの方向性を決める要因になっています。

 「市場」のコストはルールとカードで記載が違っていたのでルールを確認しましたが、カードに書かれているものが正解とのことです。プレイされる際にはご注意を。

 ゲーム終了条件を見た瞬間に、これは思ったよりも短いゲームだと思ったのですが、まさにその通りでした。アクションポイントは、特殊な建物以外では増えませんが、アクションをショートカットできるようになっていたりします。

 細かい要素の組み合わせのゲームではありますが、特殊建物の建て方によってプレイスタイルが決まっていく感じがいいですね。道筋もいくつかあり、それぞれそれなりに戦えそうな感じになっています。プレイ時間も長くはないので、ざっとプレイするのによさそうなゲームですね。

●ショッピングパニック

 お次はテストプレイを試してみました。カード構成を変更させたものを持ってくるつもりが反映されていなく、前回とほぼ同じ内容のプレイになりました。4人プレイのときの品物の出方はとりあえず今くらいでいいような気がしました。中盤でエレベーター混雑と待合室混雑が同時に出て大変な場になりました。

 前回のテストプレイから、イベントカードは比較的読めるようにしたので、まだこのカードが出ていないからという戦略も立てられるようになっています。トップボーナスは今のバランスでいいでしょうか。

 気になったのが、長距離移動のデメリットがちょっと大きすぎるかもしれないということです。今だと限定品を無理矢理拾うときくらいと最後のゴール時にしか使えないので、少々制限を緩くしようと思っています。

 イベントがないときは、エスカレーターでの1フロア移動は0分、2フロア移動は5分、エレベーターの移動は5分、混雑イベントがあったときはそれぞれ5分を加算という緩いバランスに変えようかと思っています。エスカレーター混雑が単なるマイナスではなく作戦変更のタイミングになったりするのを期待したり、限定品の飛び込み購入ももうちょっとあってもいいかということで。

●エンデバー [play:game]

 次は、以前プレイしようとしてまさかの諸事情発生でプレイできなかったゲームです。今度は無事にプレイ可能なようになっています。

 大航海時代を舞台にした、コマ配置系のゲームです。これも建物の効果が効いてくるゲームですね。ヨーロッパから船を出して見つけた新大陸に移住して得点を稼いでいくゲームです。各プレイヤーには4つの能力値があり、能力が高ければ高いほど有利に進めることができます。これがプレイスタイルを決める要素になります。

 建物を建設するとアクションを取ることができますが、アクションを取るには人員が必要、アクションを回すには資金が必要とそれぞれの要素が絡み合っています。すべてを回すことはできないので、方向性を決めてプレイするということになるのです。

 こちらは、7ラウンドしかありませんし、最初のラウンドはアクションもほとんど取れませんが、ゲーム終盤に行くにつれて加速度的に行動数が増えていきます。中盤まで本当にボードが埋まるのかと不安になりますが、最終ラウンドでちょうどいいくらいになりますね。

 こちらは、加速度的にアクションが増えていくということもあり、序盤の動きも大切になってきます。そのあたりは若干シビアなゲームかもしれません。あれもこれもとは行きませんし、得点を稼ぐ手段は意外と限られています。

 航海して提督になりポイントを稼ぐプレイと、移住して得点を稼ぐプレイとに分かれた感じでしたが、最終的な点差が2点くらいとかなりの僅差になりました。若干見通しがつけにくい、経験者向けの作品ではありますが、ラウンド数などはうまくまとまっていると思いました。

●サバンナトリック

 ここからは、創作ゲームの時間ということで、テストプレイをしています。これは以前もテストプレイしたことのあるトリックテイキングゲームです。上級ルールでプレイしています。

 トリックを取りすぎてもアウトという悩ましいゲームですが、上級ルールではさらに予想の要素まで入っています。手札が比較的バランスハンドだったので、予想しにくくパスをしたのですが、きれいにカードが分かれていたようでトランプがなかなか出ずにそのままあっさりと終了したという感じになりました。

 専用のカードや、ボードを使うとわかりやすくなりそうな感じがするので、そのあたりを作り込んでもよさそうなころだと思ったりとか。

●創作ゲーム(タイトル未決定)

 最後も、創作ゲームでこちらは初公開の作品です。料理をテーマにした競りゲームです。こちらも私の作品ではありません。

 割り込みアクションでひとひねり加えた競りのゲームになっています。ほしいものとそうでないものが比較的はっきり分かれるようなので、そのあたりを考えつつというのが悩ましいですね。1回プレイして気になった点をいろいろと出して、2度目のプレイはうまく回りそうな感じがしました。テーマがうまくマッチしているゲームでイメージしやすいですね。

 競りゲームはプレイヤー依存が大きいのでいろいろなメンバーでプレイしてみるのがよさそうな気がします。現状だと公開要素で計算できてしまう点があったりするので(負け確定が判明することがある)、そのあたりをどうするかも必要かもしれません。


 というわけで、プレイできなかった作品も含め気になる新作とテストプレイと充実したゲーム会になりました。また定期的にいろいろとできればと思います。


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