トップ > アナログボードゲーム > 雑記

● 横浜ゲーム会2009年11月(1回目+2回目) ●

 11月3日と11月7日に立て続けに開催された横浜ゲーム会です。TGF前ということでいろいろと準備を進めつつという感じですが、いつも通り創作ゲームあり、新作ありというラインナップで進めていきました。今回もプレイしたゲームを中心にお送りしましょう。2回分をまとめたのでそれぞれは簡単に。


- 1回目(11/3) -

 この日はピンポイントの祝日でしたが、いつもより多い人数でプレイしています。

●サバンナトリック

 サバンナを舞台にしたトリックテイキング創作ゲームです。今回からイラストつきになりました。得点計算が若干独特で、トリックを取りすぎてもいけないという悩ましいゲームになっています。

 上級ルールでは、ボーナス点が取れるかどうかを予想するというものですが、これがなかなか難しいです。きれいに2トリック回ることは珍しいですし、うっかりトリックを獲得しすぎると失敗になるあたりもあったりします。ミゼールでは簡単にトップが取れないのも特徴ですね。

●ショッピングパニック

 絶賛テストプレイ中の作品です。おおよそのバランスが取れたのですが、思うところがあって移動コストを下げたバージョンでプレイしています。今回はカードの兼ね合いもあり思ったよりも得点差がついたゲームになりました。移動コストについてはあまりはっきりわかるような場面に遭遇しなかったので、しばらく様子見ということで。

●Railways of the World [BGG]

 到着したばかりの大箱のゲームですが、ここでしかプレイできないだろうということでやってみました。「レイルロードタイクーン」の続編的な位置づけでしょうか。なので「蒸気の時代」「スチーム」と近いゲームになっていますがこちらの方がもうちょっと緩やかです。

 3時間以上の長時間ゲームですが、こちらでは簡単に。このゲームの大きな要素は、目的地を結ぶと収入が大幅に上がることと、強力な特殊カード、そしてミッションになるかと思います。ただ、基本は蒸気の時代と同じなので、いい都市の周りを独占させないというパワーバランスも重要になります。いろいろとできるだけにいかに無駄をなくすかが重要なゲームかもしれません。

 マップがかなり大きいですし、時間がかかるゲームではありますが、いいタイミングでプレイできたと思います。借金は「蒸気の時代」ほどシビアではありませんが、それでも最終スコアにかなり響いてきます。

●創作ゲーム(名称未決定)

 最後は、前回プレイした競りゲームをプレイしています。こちらもカードにイラストがつきましたが、かなり強力ですね。シビアな争いになりやすいゲームだと思ったのですが、5人ではかなりシビアです。メインの得点が伸びなかったもののそれ以外でパーフェクト近いものを取ってさしきりました。実は1チップ差で全然変わっていたというのもあります。


- 2回目(11/7) -

 急遽決まったゲーム会ですが、3人→4人となっていつも通りの感じですね。

●創作ゲーム

 TGFに向けた作品ということで、対戦カードゲームをプレイしています。私の作品ではありません。歴史的な味付けはありますが、うまくカードを獲得してボーナスを稼いでいくというタイプのゲームです。手番が大事なゲームだけにかなり悩ましい作りになっています。最終ターンにうまく順番調整がきいて、最後のボーナス点で逆転という感じになりました。

●カードカソンヌ [BGG]

 お次は、「カルカソンヌ」ファミリーのカードゲームです。タイトルは似ていますが得点獲得の要素がカルカソンヌになっているだけでゲームシステムは全くの別物です。カードをプレイしていきちょうどいいと思ったタイミングで獲得していくというゲームですね。

 雰囲気としては、「テネキー」に似ていると思いました。こちらの方が得点の入る要素が多く、入り方もバリエーションがあるのでさらに悩ましさはアップしています。おそらく原語からルールが若干わかりにくく書かれているような気がしますが、それを差し引いても悩ましくていいゲームだと思いました。一般売りはまだですが、入手したいと思いました。

●アルビオン [BGG]

 イギリスを舞台にした、建設系のゲームです。いち早く開拓させたプレイヤーが勝利というゲームですね。

 このゲームのポイントは、早く土地に参入するとあとで建築材料を獲得することができるということにあります。ある程度材料が流れていくのは不可抗力ではありますが、うまくコントロールしてプレイしていくということになるかと思います。

 ちょっと足りないというアクション数がゲームの肝ではと思いますが、攻撃的な行動や、材料の渡し方など見た目よりもインタラクションが強いゲームのようです。先行参入にボーナスがあることから、いったん走り出すと止めきれなくなるのではと思っていたりもします。ターニングポイントはいくつかあるようではあるのですが。Amigo社の作品ですが、あまりらしくない重いゲームに仕上がっています。

●ダイスタウン [play:game]

 ダイスゲームということで、西部を舞台にした「ダイスタウン」をプレイしました。ポーカーダイスを使って役を作っていき、特権を獲得していくというものです。サイコロのふり直しや、一括公開などのルールが効いています。安定して得点が獲得できるのは強いポーカーハンドを作ったときに得られる土地ですが、それ以外もダイス目の特長を生かしたいろいろな効果があります。

 特殊なカードがアメリカ(のゲーム)らしいですし、直接攻撃ができる要素も多く、若干日本語訳があった方がいいのですが、人気があるのもわかるようなそんな作品だと思います。

●創作ゲーム

 この日最初にプレイしたゲームを数値バランスを変えてプレイ。こちらの方が得点計算などが若干楽になりました。まだ数値バランスなどはこれからという感じでしょうか。


 2日ともアフターは同じ場所でということになりました。まさかの品切れとか、ベースキャンプ作戦とか、当社比1.5倍とかそんな感じの話でした。TGFの準備もありますが、新作もできたので充実した2日間になりました。


トップ > アナログボードゲーム > 雑記