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● 横浜ゲーム会2010年9月 ●

 2010年9月12日、ほぼ1か月ぶりの横浜ゲーム会です。新作も一段落し、テストプレイもかねてという感じになりました。今回もいつも通りレポートを。


●ひも電 [play:game]

 手始めにプレイしたのは、ひも電の5人版です。確か5人でプレイしたのは2回目ですね。新しいコンポーネントといっても、ひもを使うことには変わらず、駅タイルのイラストが書き下ろしです。5人でも基本的なルールは変わりません。

 今回は、手番の関係もあり、中央駅が 3つ川を挟んで並ぶようになり、都心と郊外がきれいに分かれた感じになりました。観光地駅も終盤まで出てこなかったり、逆側が郊外駅が立ち並んだりというのはあるのですが。

 5人プレイの場合、ターン数が1ターン少なくなるので、60cmのひもの使い道がより重要になってきます。ターミナル駅を取るのに使ったのですが、他にも攻めどころがあったかもしれません。

 最終ターンほぼ同点という状況で、3点のタイルを引かれて1点差の逆転ゲームでした。4人が1点の範囲にそろうのはかなり珍しいかもしれません。

●Auction-H(仮)

 お次は横浜では初プレイのAuction-Hです。テストプレイ自体は3回目でしょうか。5人でプレイしています。

 プレイしたことのないメンバーが入っているということで様子を見ながらでしたが、親権の使い方とかはおおよそ想定通りというところでしょうか。5人の場合安く競り落としたときに収益が上がらないプレイヤーが出たりするのでこのあたりは調整が必要かもしれません。

 今回は、銅山が比較的安い値段で転がり込んできて、資金を集めてかつ、資源を集めて勝利という形になりました。黙っていても資金は増えていくゲームですが、どこかで攻めないといけないというのがポイントだったりするのです。といっても5人の場合はまったりしやすいですね。

 数値がそろっていなかったり、お金の単位に流されやすかったりと、数値上、デザイン上いろいろと気になる点も見えてきたので、そのあたりをまずは直していこうと思います。初プレイでわかりやすいというのは、競りゲームの宿命からなかなか難しい(明確すぎると、競り値が固定されて面白みが薄れる)のですが。

 いろいろと意見をもらったので、それを元に作りかえていこうと思います。

●ビッグディール [play:game]

 今回のメインでしょうか。6人でできるゲームということで久しぶりにプレイしました。会社経営でお金を儲けていくゲームです。基本は、設立に必要な資源を購入し、カードを集めて会社を設立し、設立した会社から収益を上げていくことになります。

 と、ここまでは普通の経済ゲームですが、他にできる行動が、会社の株式カードを使った買収や、キャッシュカードを使った他プレイヤーからの資金調達、組み合わせて資金を刈り取りながら、会社を買収するということまでできたりします。

 また、ゲーム終了のタイミングはランダムなのと、最後に残った会社や資源は最安値に近い値段に市価ならないので終盤の撤収のタイミングも重要になってきます。そんなこんなで、かなりえぐいゲームですね。

 序盤の会社設立はかなり運だよりになってきます。少ないターン数で建つ会社は限られていますし、そもそも設立条件の同じカード2枚を満たす必要があるからです。すべての会社は建てられないので必要に応じて場に売却し、という感じになります。これで会社設立がやりやすくなるようにはなっています。

 ポイントはキャッシュカードで、余ったりソースがそのまま支出になるのが一番厳しいですね。リソースが余るのは会社が建てられないときが多いのと、早いうちにリソースを押さえておかないと高騰して手が出なくなってしまうというのがあったりします。タイミングがよければ 600くらいまで稼ぐことができたりします。

 何だかんだで、中盤で比較的ゲームオーバーが早くなってから、このゲームのもう一つの山場、撤収合戦が始まります。会社を解散させるとちょっとしたボーナスはありますし、なによりも高騰したリソースを売却するのも大きな利益になるからです。

 会社を残しておけば、その分毎ターン収入があり、そのあたりの兼ね合いが難しかったりします。今回は思ったよりも長引き、ほぼ全員撤収という状態でゲームセットでした。

 最終結果はというと、キャッシュカードが勝負を分けていた感じでした。直接攻撃上等のえぐいゲームですが、久しぶりにやると独特の味がありますね。

●擬人化総選挙(仮)

 お次は、擬人化総選挙を。今回は選択ルールをちょっと変えてやっています。これまで以上に、少ない選択肢でも紛れが起こりやすいようになりました。

 回答の選択肢については、まだ厳選する段階には入っていないのですが、これももうちょっと数を用意したいところだったりとか。普通一般に思い浮かぶところで、共通性があって、それなりの選択肢を出すというのは意外と難しそうですね。

●すしゾック [play:game]

 締めということで、ダイスゲームからヘックメックではなくこちらを。うまくお寿司を取ってポイントを稼いでいくというゲームですが、マイナスを取らないとプラスを維持できないというのが特徴です。

 このゲームのもう一つのポイントは収束が早いことです。ほしいお寿司はあっという間になくなりますし、何も取れるのがないとマイナスポイントの一番高いものを強制的に取らされてしまうというのもあります。

 ヘックメックよりも収束が早く、そして、直接攻撃がしやすいタイプのゲームなのでそのあたりは好みが分かれるところと思います。


 というわけで、今回はオリジナルを中心にいろいろと楽しみました。また機会を見ていろいろと遊んでおきたいと思います。


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