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● 横浜作業ゲーム会2010年10月 ●

 2010年10月3日、この日はゲーム会ではなく作業の日だったのですが、一通り終わったあとでゲームもやったということで、ゲーム会のレポートとして残しておきます。短時間だったのでゲーム数も少なめに。


●タージマハル [play:game]

 かなり久しぶりですね。少なくともプレイ記録をつけ始めた 2005年以降の記録はありませんし、プレイレポートにも記録が全く残っていないくらいです。2000年の作品ですが、出始めた頃は相当数プレイしていました。

 インドを舞台にした勢力争いのゲームです。カードプレイで勢力を競い、単独トップであれば特権を獲得できるという内容です。特権を手に入れることで直接の得点源になったり、以降の勢力獲得に有利になったりという感じです。手札の補充はラウンドを抜けた順番なので、そのあたりもポイントになってきます。最終得点には手札も含まれるのです。

 5人でプレイするのはあまりありませんでしたし、当初は4人がいいバランスという認識だったのですが、今回は人数の関係上 5人でプレイしました。ネットワークをつなげるという要素もありますし、そもそも獲得できる要素が 6個なので5人の場合はちょっと手狭でぶつかり合うことが多かったりするのです。

 序盤はこのあたりのバランスが取れていましたが、中盤あたりからどうしてもバッティングが発生してカードを消費するという場面が見られました。同じ戦略をとった方が累積的な得点が入りやすいようになっているのですが、それを維持するためにはカードプレイのタイミングも必要ですし、手札の補充も重要になってきます。

 中盤あたりで、戦力をうまく寄せることができたので、手札の調整に入り、12ラウンド中の 7〜8ラウンドと、11〜12ラウンドを勝負所に持ってくることにしました。独走態勢が取れる形を組んでいたのですが、さすがに 7ラウンド目あたりで警戒が入り、8ラウンド目はカード温存のところからの競り合いで取れずという形でした。

 手を抜くところはある程度手を抜く必要もあり、10ラウンド目で必要な戦力を整えて 11ラウンド目に勝負に。ここは手札を全力で使ったものの競り負けて撤収。12ラウンド目も同じような勝負になりましたが、4ラウンド目あたりから蓄えていた分で逃げ切って目標のものをゲット。このラウンドが取れたので得点としては届くことになりました。

 4人の場合はある程度棲み分けができるのですが、5人になると棲み分けが難しいですね。特産品は2人で分けるのがベターで、このあたりの得点バランスは 4人の場合のネットワークのつながりやすさと違ってくるところだったりします。

 当時のKniziaらしい、かなり切れ味のあるゲームです。要素はそれなりに多いのと直接攻撃がある程度できるゲームだったりするので、好みが出そうな感じですね。間違いなくゲーマーズゲームの部類に入るかと思います。

●ダイヤモンド [play:game]

 ここからは、6人で簡単にプレイできるものということで。プレイするの自体は久しぶりかもしれません。遭難しないようにうまくダイヤモンドを獲得して無事に帰ってくるのが目的のゲームです。

 6人でしたが、1ラウンド目は全員同じタイミングで逃げ帰ったり、比較的安全なうちにダイヤモンドが大量に出たりで、待ったりとした展開でした。3ラウンド目は 2人でうまくダイヤモンドを取り合ったり、4ラウンド目は単独行で若干もうけが出たりというのがありましたが、遭難なしでの5ラウンド目は珍しいかもしれません。

 5ラウンド目も残り3人、手元にダイヤ 10個という状態にはなったのですが、ここから 3連続アクシデントでこのゲーム初の遭難が出ました。単独で抜ければ勝負になっていたりと悩ましいタイミングではありました。

 シンプルなルールですが、読みあいの要素があったり、盛り上がりどころがあったりしますし、8人までの広い人数に対応しているのがいいですね。このタイトルは絶版ですが、リメイク版の「インカの黄金」は入手可能です。広くお勧めできる作品だと思います。

●あいだの数 [play:game]

 リクエストもあったので、ざっくりとプレイしています。文字通りあいだの数を出していきカードを引き取らないようにするというゲームです。手札の運の要素はありますが、その中でうまく工夫していくという感じでしょうか。

 このゲームのポイントは、プレイするカードの調整と、特殊カードにあります。ピンチな状態に陥ると復旧が難しいので、プレイ順逆転のカードはかなり強力です。というよりこのあたりがこのゲームの盛り上がりどころですね。

 大量失点は避けたいのですが、下手に粘るなら先にとって不要な手札を出した方がよかったりと、このあたりの選択が悩ましいです。出た端から、カードの選択肢を広げるように切っていけばよいというわけにもいきません。

 プレイ感覚が結構軽いのもあり、高評価がつきにくいたぐいのゲームかとは思いますが、こういうゲームも大事にしていきたいと思っていたりとか。箱が小さければよかったと思うゲームのひとつですね。


 そんなこんなで、ゲームはできないだろうと思っていたところから、いろいろと遊ぶことができました。今回プレイしたゲームはどれも個人的にはおすすめできる作品ですね。


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