トップ > アナログボードゲーム > 雑記

● 横浜鉄道の日テストプレイ会2010年10月 ●

 2010年10月11日、3連休最終日は久しぶりにメンバーが集まったのでテストプレイ会をしました。人数が6人になったので調整を入れながらという感じです。作っていることを公開した方がいいということで、とりあえずレポートします。

 なお、今回のレポートは開発中のもので実際の作品とは異なる場合があります。という注意書きを入れてゲームスタートです。


●18TM(仮)

 2008年くらいから構想はありました。もちろん18TKよりはあとです。今回はテストプレイの内容もありますが、コンセプトのあたりでも書きながらと思ってみたりとか。

 大元は 1846くらいのスケールで、東京首都圏版をという狙いがありました。1846ルールをそのまま載せてテストプレイをしたこともありました。いろいろと問題点も出てきたりしながら、ちょこちょことデザインをかえて調整したりとか。テストプレイをやったのは 2回くらいだったと思います。

 当初は人数ごとに会社数が変わったりもしたのですが、舞台が舞台だけに全社出てこないのは不自然なことがあったり、1次元株式チャートはよいものの、資金を買われた株式分だけにするとプレイヤーの動向で大きく妨害が可能になってしまうということもあったりというわけで、会社に初期から全額入れたりと変更点はいろいろとありました。

 ここからは、テストプレイもできず、ちょこちょことアイデアを入れてはセルフテストを回すものの、最後まで回すのにはかなり時間がかかるので、時間があるときにしか進められませんでした。そして、2年ほど。とりあえずアイデアがまとまったので、再度お披露目となったわけです。

 初期株式ラウンドは、競りは入れない予定です。小規模会社と個人会社を正順→逆順→正順で購入していくという感じになっていますが、買い方は変わる可能性が十分にあります。どうも、順番によって有利不利が出そうな気がしているので。

 個人会社は、使用すると特殊能力が得られるタイプです。1846や18TKと同じです。このあたりは好みの問題もありますが、会社運営は比較的緩くする予定です。

 小規模会社は、大規模会社の前身のような感じです。初期ラウンドでは小規模会社からの転換しかできません。当初は本当に小規模会社を入れる予定でしたが、登場しない会社の回りが全く発展しないという難点があったため今のような形にしています。もうちょっと発展させるための工夫も入れています。小規模会社は常に半額配当です。列車の売買もできなくしています。

 序盤ですが、人数のバランスを取るのも大変なので、2ラウンド目くらいまではあまりバリエーションは多くないです。購入できる列車は1ラウンド1両の制限があるため、まったりした展開になりやすいです。

 今回は6人でプレイしたので、そのあたりの余裕は全くありません。3列車はすぐに出るのですが、そこでタイルがつきるという事態が発生して、ここからの展開がかなり重くなりました。人数が若干少ないとトークンも余裕があって参入がしやすいのですが。4ラウンド目でプレイ時間は 2時間くらいになっていました。

 山の手6駅の Cタイルの争いは、18TKと同じような感じですが、こちらのメインテーマは地下鉄乗り入れです。Cタイル同士は若干空きがあり、トンネルを掘って道をつなげていくことになります。東京地下鉄がいるので、そのあたりの使い方も効いてきます。

 6人プレイなので、個人会社の効果なしではトークンを置ききるプレイヤーも出ず、緑タイルがないためかなり重い展開になりました。枚数のあたりは調整が入るかと思います。3〜4ラウンド目は個人会社と地下鉄建設がメインでしょうか。

 時代的に黄色タイルが設立当初〜戦前、緑の時代が戦後〜1980年代前半くらいというイメージです。なので、1800年代はほんのちょっとしかないですね。5列車が登場すると茶色の時代に入ります。

 このあたりで大きな動きがあります。そう、国鉄民営化で JR東日本が登場します。ターン数が少ないものの 1988年〜2000年くらいが茶色の時代ですね。茶色タイルが使えるのと、Cタイルが3社参入可能になること、あとは収益が爆発的に上がります。

 ここからは、盤外都市→Cタイル→Cタイル→盤外都市という乗り入れがメインルートになります。今回は列車の数の都合があり、このあたりは参考記録ですね。とりあえず、現状のマップでパーマネント2両はとても計算しきれないというのが分かりました。18TKも相当数プレイしたメンバーですぐにルートが出ない状態だったので、明らかに計算量が多すぎると判断しました。

 ルート自体は想定通りですが、本拠にちょっとした工夫があるので、会社ごとに若干ルートが変わってくるようになりました。このあたりもやりたかったところではあります。

 最終的に、ストックラウンド4回、8ラウンドで終了でした。ラウンド数が少ないのは仕様ですが、2ラウンド少ないですね。JR東日本が走りすぎたりしましたが、急遽調整で入れたものと序盤の列車構成で差がついたものと思われます。

 おそらくパーマネント1両の構成に変更させて、タイルも変更してということになるかと思うので、これから大手術が始まりそうです。18TKとはまた違った感じのやや短時間の路線を目指そうと思っています。といいつつも、今回のテストプレイは 6人で6時間かかりました。

 会社数は10社あるので6人でも動きはするのですが、最適人数ではなさそうですね。オプションルールとして残す方向では行きますが、基本は 3〜5人でしょうか。

 メインのコンセプトは、ゆるめの会社運営で路線引きを楽しむということと、仕手戦はなく株の入れ替え戦でうまくやっていくこと、パーマネント2両体制(ではなくなりますが)で、終盤の収益と爆発的な株価の伸びを楽しむという感じになるでしょうか。大手私鉄を全部入れたいわゆる全部入りですが、18TKでいうところの後期小規模会社は今のところいません。


 そんなこんなで、物作りはしていたものの微妙にプレイできなかったところとかがあったりで、ようやくお披露目できたのでした。また大手術が必要ですし、今期はすでに出すものがあるので来期以降、ひょっとしたら私家版で止めるかもという気持ちですが、じっくりと作り込んでいきたいと思っています。


トップ > アナログボードゲーム > 雑記